無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

Azumino自給農スクール畑コース(夏の種まき・植え付け)

2012-05-30 06:16:56 | 自然菜園スクール
本日、


先週の日曜日、Azumino自給農スクールの畑コースが行われました。

畑コースでは、菜園区画を持って実践的に学ぶ本科生と、自分の畑から通う聴講生、そして単発体験参加が出来ます。


講座で必要な一部の農具は貸出しています。

農具は手足の延長なので、正しく使う方法を学ぶことで、
栽培を手助けしてくれ、なおかつ身体を楽にしてくれます。

ところが、間違って使うと、事故やけがの元になったり、無理やり使うと、農具も身体も傷めてしまうものです。


そこで今回は、農具の取り扱い方も学びました。

歯ものの場合は、研石を使い研ぎながら使うことで、労力が半分位になりますし、
農具も長く使うことができます。


次にいよいよ夏に向けて、夏野菜の苗の定植です。

無農薬栽培しやすい苗の特徴やここの品種の違いなどを知ってもらいます。


植え方も大切なポイントがたくさんあります。

無農薬栽培するには、根性のある根が育ってもらいたいものです。

そこで、苗を植えてから水やりをせず、強くたくましい野菜に育つコツをお伝えました。


植える時のポイントの一つは、先に支柱を立てておきそれから植えることです。

前もって支柱を立てておくことで、支柱もしっかりさせますし、
苗の根を傷める心配もなく、

しかも、ネズミ・モグラなどが野菜の下を通る被害も軽減します。



定植後、支柱が挿してあるので、すぐに麻ひもなどで誘引をおこないます。


こうすることで、ナス(写真「在来青ナス」)が風でゆられたりすることがなく、
根張りがよくなります。


本場九州の鹿児島の無農薬栽培の久木田農園さんのスペシャルなサツマイモ苗です。

植え方によって、収穫量や収穫の仕方が変わってきます。


カボチャもネギとエダマメなどとコンパニオンプランツで栽培します。


前回蒔いたコマツナ「新戒青菜」も立派になってきたので、間引きをしました。
来月には収穫できることでしょう。


「松本一本ネギ」にも土寄せと補い、そして草マルチをたっぷり行います。


キャベツやレタスも生育に合わせてボカシなどで追肥をし、草マルチをし生長をサポートします。


ランチタイムは、安曇野地球宿さんに移動して、ワンデイカフェをいただきます。

5~7月は、被災地福島の支援活動「安曇野夢プロジェクト」があり、今回は津村寿美さんによる「うすらうめ」カフェランチ(写真)や、手作りお菓子や飲み物がいただけます。

この活動での売り上げは、福島の子供を安曇野に招待し、外でのびのび遊んでもらったりするツアーや、その他の支援活動に生かされます。

来月は、豆料理とインド料理を得意とする大浜悦子さんの「ビスターリ」カフェランチ。
あのサモサがまた食べられるのは楽しみです。

来月の自給農スクールAzumoinoは、6月24日(日)です。

夏野菜の整枝、支柱への誘引、土寄せ・中耕除草・草マルチ、春野菜の収穫、
ダイズ播種、雑穀の定植



Azumino自給農スクール
育苗コース、田畑コース、畑コース、田んぼコースを選べます。

「無農薬・ずくなし家庭菜園講座」
カルチャーセンターをはじめ3つの講座。
メルパルクカルチャー、城山教室(長野市)は、6月6日(月)、
NHKカルチャーは、6月13日(水)です。

*********************************
無料メルマガ
信州自給自足Life通信はこちら

クリック応援も宜しくお願いいたします。
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自給自足生活へ今何位?にほんブログ村
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Azumino自給農スクール田んぼコース5月(田植え・稲&マコモ植え編)

2012-05-29 05:09:07 | 自然菜園スクール
本日、時々の予報。

おはようございます。
先週末の土・日は、Azumino自給農スクールの田んぼコースでは、田植え、畑コースでは夏野菜の定植など、
霜の心配もなくなってきたので、いよいよ本格的に田畑の植え付けを行いました。


26日(土)の早朝、田植えの直前に苗代で苗の取りを行い、




立派に育った苗を


軽トラに載せて田んぼに直行して準備しておきます。


当スクールの田んぼコースでは、自分たちで種から育てた苗を無農薬でのイネ栽培を学び、

出来たお米を分かち合う教室です。

苗箱から苗の取り方を学び、


新しい根がしっかり出るように植えることを学びます。


朝9時~お茶休憩しながら、1.5反(1500㎡)の田植えが始まりました。


今年は、亀之尾・白毛モチ・イセヒカリ・農林48号という4品種のお米を田植えしました。


だんだん田植えがスピーディーになり、1500㎡もの大きな田んぼが、16人の生徒さんの手植えによってどんどん植えられていきます。


時間内に無事全面田植えが終了しました。


田んぼの奥では、水が脇出る場所(去年の合鴨の池)が合鴨の糞や餌などが腐って腐敗臭がしていたので、

マコモダケを植えました。


「マコモダケ」は、池や沼などに茂生するイネ科の水生植物。

「マコモ」の花芽に黒穂菌が寄生し、根元が筍状に肥大したものです。

2メートル以上に伸びた草丈の根元の直径が3~5センチに肥大した部分を食用とします。

原産地は中国~東南アジア、その歴史は古く、お釈迦様がその葉でムシロを編み、
その上に病人を寝かせて治療したという伝説が残っています。

また、日本最古の書物「古事記」「日本書紀」、歌集「万葉集」にも記載されており、
出雲大社や氷川神社などの神事で使われる霊草としても有名なそうです。

浄化能力が高く、水質を取り戻すために植えてみました。


田植えが終わったら、除草対策1弾「米ぬか除草」を行いました。

米ぬかとモミガラ、そして田んぼの水、前もって発酵させ造っておいたボカシなどを混ぜ込み、


団子にして全面にみんなで投げ込みます。

次回6月3日(日)の草対策までに生えてくる草を大人しくさせ、今回植えた稲が健やかに育つように投げました。


生まれて初めて田植えする方も、何回か田植えしたことのある方も、
みんなで協力しながら1枚の田んぼに稲を植えていきます。

今年も実りの季節が楽しみです。


Azumino自給農スクール
育苗コース、田畑コース、畑コース、田んぼコースを選べます。

「無農薬・ずくなし家庭菜園講座」
カルチャーセンターをはじめ3つの講座。
メルパルクカルチャー、城山教室(長野市)は、6月6日(月)、
NHKカルチャーは、6月13日(水)です。

*********************************
無料メルマガ
信州自給自足Life通信はこちら

クリック応援も宜しくお願いいたします。
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自給自足生活へ今何位?にほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏野菜の定植始まる。(ズッキーニとネギの混植)

2012-05-25 13:01:28 | 日々の自然菜園
本日、のち

今日は一日降ったりやんだりでした。
明日、明後日Azumino自給農スクールですので、その準備に余念がありません。


ズッキーニやカボチャを最初に定植していきます。


ズッキーニの定植の穴に、九条ネギを2本先にセットしておきます。


その上にズッキーニの苗を植えます。

こうすることで、ネギの根とウリ科のズッキーニの根がからみ、
ツル割れ病などの病気予防になります。

いわゆるコンパニオンプランツを利用した混植です。


こちらはカボチャのネギとの混植です。

株元には草マルチをたっぷりしました。


うちの畑では、ハクサイ(下)、空豆(中)、キャベツ(上)の混植に、


ハクサイ(左)、赤サニーレタス(中央)、キャベツ(右)の混植、


かつお菜(左)、リアスカラシナ(中央)、ダイコン(右)の混植など

相性の良いコンパニオンプランツの組み合わせで混植が至る所で行われています。

その他には、

先日植えたトマト、


やっと芽を出したジャガイモ


松本一本ネギなど

温かくなり、自給野菜が充実してきました。


ソラマメも開花し、収穫が楽しみです。

明日は自給農スクールAzuminoの田んぼコースでの田植えです。

今年最初の田植えなので緊張します。

今年も実りある年になりそうな予感がします。


Azumino自給農スクール
育苗コース、田畑コース、畑コース、田んぼコースを選べます。

「無農薬・ずくなし家庭菜園講座」
カルチャーセンターをはじめ3つの講座。
メルパルクカルチャー、城山教室(長野市)は、6月6日(月)、
NHKカルチャーは、6月13日(水)です。

*********************************
無料メルマガ
信州自給自足Life通信はこちら

クリック応援も宜しくお願いいたします。
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自給自足生活へ今何位?にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

土づくりについての質問

2012-05-22 05:59:44 | コメントの公開
本日、時々
週末は、シャロムヒュッテであずみの自然農塾でした。
今週末は、Azumino自給農スクールです。


先日、Azumio自給農スクールの生徒さんから以下のような質問が寄せられました。

Q.「土づくりついて質問があります。
現在、農薬・肥料たっぷりで野菜を作っている畑で、
話を聞いていたら、ねずみ対策に「ねずみ殺し」をまいたり、
雑草とりが大変なので、畑の端は雑草取りが大変なので除草剤をまいたりしているという、とても悲しい状態でした。

畑を見に行きましたが、雑草はほとんど生えておらず、スギナがちらほらあるだけ。
野菜自体は、畝を作って、今はじゃがいも・里芋・さつまいも・ねぎが植えられてました。
昔からの農家さんで、おばあさんが一人で耕してます。

このような大変な状態の畑から有機栽培や自然農を目指すには、どんな方法で、何年くらい努力して行えば、
なんとか思ったような土に再生する事が可能でしょうか?」


無農薬栽培を志す方からの質問です。
今までの昔ながらの有機農業が戦後崩壊し、現在のいわゆる慣行農業の農薬・化学肥料・除草剤漬けになって50年以上経ちました。
ご質問いただいたような畑は、日本の至る所にあり、日本の伝統の農業は失われつつあります。

戦後の食糧難に伴なって、食料生産のために、農薬・化学肥料が導入され、
酸性が強く、ミネラル不足の日本の農地に、石灰や苦土石灰、リン酸肥料の多用が推進されいまだに、
その時の指導が基本的にそのまま推進され現在に至っています。

私は科学者ではないので、完全な答えはいえませんし、
残留農薬についてもどの程度残留し、何年で回復するなどはっきりとはわかりません。
しかし、私ならそのような農地をお借りできたなら、以下のように取り組み、現在自然農・自然農を行っています。
参考にしてみてください。

A.私の場合、大きく分けて3つの道を選びます。
1)現状で育てやすいものを育てながら、土づくりを兼ねて草を生やし草マルチをたっぷりし、ゆっくり土を回復させる方法。
2)土壌分析などをし、過不足を有機資材で調整し、緑肥作物を併用させ、はじめの1年は土の回復に専念する方法。
3)土壌分析などをし、過不足を有機資材で調整し、最初の年は、ネギや麦や大豆など穀類を育て土の回復をはかり、
2年目からは、緑肥作物と野菜を同時に育て、緑肥作物を草マルチしていく方法。

3つの方法はお好みです。

いずれにせよ、今まで戦後の続けられてきた農薬・化学肥料・除草剤で土は疲弊しています。
生き物も単純化したり、激減していることでしょう。
そこで、現状で育てやすいものや、土を回復してくれる作物を優先的に育て、緑を増やします。
緑を増やし、草マルチすることで、生き物も増え、土が回復してきます。
農地の状況によってもことなり、1)~3)のやり方によっても異なりますが、
やり始めて2~3年以上経つと、生えてくる草が変わってきます。野菜の育ちも変わってきます。
火を起こすのに似て、最初は火がつかず、広がるまでに時間がかかりますが、変わり始めてくると一気に変わる時がきます。



以下は、その参考にしてみてください。

1.まずは、養分(化学性)がどの程度偏っているのか、現状を調べます。
ホームセンター・農協などで、簡易でいいので土壌分析をします。
その結果の数値を観て、土の化学性の現状を知ります。

見どころは、野菜が育ちやすいEC(水分に溶けた窒素養分の目安)が1.0~2.0かどうか、
PHが、5.5~6.5かどうか。
などです。

足りなければ、有機肥料を足したり、
過剰であれば、むやみに資材を投入せず、ライムギやネギなど植えて引き算をしたり調整します。

2.次に、土のタイプ(物理性)を活かします。
土には、砂地、火山灰土、粘土土など様々な土質があります。

手でこよりを練ってみて、長く細く伸ばせるようであれば、粘土が強く、肥料や水の持ちが良い重い土の傾向がありますが、
余りに粘土が強いと、水はけが悪く、乾燥するとひび割れるような土かもしれません。

こよりができないようであれば、水はけがよく、肥料分を保持できにくい、砂や火山灰土など軽い土の傾向があり、
農作業はしやすいのですが、肥料切れや乾燥しやすいかもしれません。

いずれにせよ。土に腐植が増え、生き物が増え、土が「団粒構造」と呼ばれるミミズのコロコロしたフンのような土になれば、
水持ちがよく、水はけがよく、肥料保持能力がよくなります。

そのために、堆肥など投入する方法もありますが、草をある程度生やし、根を抜かず、刈った草を野菜の根元に敷く「草マルチ」
をすることで、根は自然と分解され土を柔らかくし、
草マルチはいずれ自然堆肥になり、その下にミミズなどが集まり、土の腐植が富み、団粒化してきます。

3.とにかく、単一の野菜だけを育てようとすると、どうしてもバランスが崩れやすいので、
色々な野菜や緑肥作物など相性を考えながら混植栽培し、草マルチを重ねていけば、生き物が多様化し、
害虫だけでなく、害虫を食べてくれる益虫や、ただの虫などがバランスを自然と整えてくれます。

「土は1日にならず」です。
土づくりというより、野菜が育ちやすい「野良」を畑に再現、復活できるように野菜が育つ環境を育ててみてください。

自然は雄大です。ゆっくりですが、確実に回復します。
その回復を妨げず、促進するような配慮が、「野良仕事」(野を良くする事に仕えること)です。

自然力が回復した畑は、気持ちがよく、野菜も美味しく、育てるのも楽になります。

このブログはその参考になればと思って書いております。
少しでもお役にたてば幸いです。


Azumino自給農スクール
育苗コース、田畑コース、畑コース、田んぼコースを選べます。

「無農薬・ずくなし家庭菜園講座」
カルチャーセンターをはじめ3つの講座。
メルパルクカルチャー、城山教室(長野市)は、5月7日(月)、
NHKカルチャーは、5月9日(水)です。

*********************************
無料メルマガ
信州自給自足Life通信はこちら

クリック応援も宜しくお願いいたします。
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自給自足生活へ今何位?にほんブログ村
コメント (23)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏野菜の定植を準備

2012-05-19 06:24:07 | 日々の自然菜園
本日、


今日から夏野菜の苗の定植が始まります。

といってもうちの畑の定植は一部で、シャロムヒュッテさんで行っているあずみの自然農塾の生徒さんの苗です。

もともとは、自分の自家採種した野菜を育てたくて
ナスやトマトなど苗を育てる必要性から育苗を始めました。

最初のうちは、苗など育てず、全部直蒔きしていた時もあるくらいですが、
徐々に育苗の本数が増え、今では千本以上の苗を育てています。

というのも、昔から「苗半作」という言葉があるように、
苗の出来で、野菜の栽培の半分が決まってしまうからです
実際に、あの小さなトマトの苗の状態で、今後の3段目の実の着き方が苗で決まってしまうからです。

特に自然農・自然農法の場合、市販されている種子・苗からでは栽培が難しくなるばかり。

いまだに、菜園教室の卒業生からも苗のご注文が入るのは、
実際に市販の農薬・化学肥料育成の苗よりも、自然菜園用に無農薬で育てた苗の方が育てやすいからだと思います。


そんなわけで、毎年苗の数は増えていまして、
今日の午後からのあずみの自然農塾
の生徒さんの苗を前日から移動の準備をしております。

そして、野菜の苗には嫁さんが苗札(苗の品種名や野菜の種類を明記した)を立てて協力くれました。


ほとんど自家採種した種から、3月から育苗はじめ1~2カ月かけてここまで大きく無事育ってくれました。

自然農・自然農法では、農薬はもちろんのこと、肥料もほぼ使いませんので、
苗がとても大切になってきます。

無農薬・自然菜園用の苗の特徴は、
1)出来るだけ、自家採種した無農薬種子や自然菜園に向いた品種の種子を選びます。
2)苗の土もできるだけ低肥料で、畑の土も混ぜて使います。
3)畑の土も混ぜることで、苗のうちから草と共に育ちます。
4)できるだけ根張りの良くなるように、たっぷりの太陽を浴び、
5)水を出来るだけ節水しゆっくり育てます。
6)老化苗にならないように、若苗で定植できるように準備します。


苗は育てる人柄がどうしても出てしまうので、できるだけ苗にとって自然に育つように、
野菜苗の表情を観ながら、野菜の性格別に育てます。

いよいよこれから定植がはじまり、嫁を送り出す心境に近いものを感じています。
自然育苗を心がけて、早10年。
まだまだ突き詰めていきたいところが多々ありますが、今年は今までにない良い苗に育ちました。
どこに出しても恥ずかしくない苗たちが、畑で本来の生長をしてくれることを願ってやみません。


繰り返し使える無農薬・エコ菜園プランター講座(夏)
エコ菜園プランターは、自宅の生ごみをミミズコンポストによって完熟堆肥にさせ、くり返し育てることができる循環栽培です。無農薬栽培がご家庭で簡単にできます。
■エコ菜園プランターの作り方(①ニガウリ・インゲン、②トマト・バジル・エダマメ)
■コンパニオンプランツで混植
■家庭の生ゴミをコンポストミミズで循環させる方法


Azumino自給農スクール
育苗コース、田畑コース、畑コース、田んぼコースを選べます。

「無農薬・ずくなし家庭菜園講座」
カルチャーセンターをはじめ3つの講座。
メルパルクカルチャー、城山教室(長野市)は、5月7日(月)、
NHKカルチャーは、5月9日(水)です。

*********************************
無料メルマガ
信州自給自足Life通信はこちら

クリック応援も宜しくお願いいたします。
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自給自足生活へ今何位?にほんブログ村
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

緑肥作物で元田んぼの粘土土質を改良

2012-05-17 06:19:39 | 自然菜園の技術 応用
本日、

安定しない天気ですね。
安曇野は今度の土曜日の最低気温予報が4℃。まだ霜が降りるかもしれませんのでご注意ください。


現在、元田んぼを畑として使用するため、
土壌改良を緑肥作物で実験中です。


ゴロゴロしたいわゆる田んぼの粘土土です。このままでは、野菜を育てるのは困難な土です。

元々田んぼだったところを畑に転換して使用している例は、減反政策で蕎麦・麦・大豆に転換しよく知られています。

田んぼだったところでは、粘土質の土壌ゆえに、
畑にした場合に、雨の後水はけが悪く、根ぐされしやすかったり、根が酸素不足になりがちです。

また、粘土が強いので、作業効率も悪く、本来なら田んぼとして利用したいところです。

しかし、上手に畑に転換されれば、粘土特有の保肥力の高さ、保水性高さゆえに、養分が切れにくい優秀な畑になります。

そこで今回、師匠に教わった緑肥作物による畑化を実際に試みてみました。


今回使用した緑肥作物は、



◆セズバニア(マメ科):耐湿性にすぐれ水田の転作に最適な強勢のマメ科の1年草  空中チッソを固定し地力を高め、根が1m以上伸びるので土壌物理特性を向上させる。
◆クロタラリア(マメ科):春~夏まきの緑肥・景観用作物です。草丈は1.5~2m。美しい黄色の花をつけます。排水不良地には向きませんが、酸性地・やせ地でもよく生育します。各種のネコブセンチュウの密度を抑制します。
◆エンバク(イネ科):「前進」青刈り作物として広く栽培される。*耐湿性が強いので水田裏作用に、またサイレージ用に利用できる

の3つです。

農薬コーティングしてあるのが玉に傷ですが、
2種類の夏用のマメ科の緑肥によって、窒素固定をしてもらいながら、1m以上伸びる根によって田んぼに穴をあけて排水性を高めます。

また、湿地用のエンバクを混ぜることで、土の団粒化を促進し、水はけも水持ちもよい土に育てたいものです。

いずれも背が高く大量の有機物を生産しれくれるので、
畑で有機物を自給し、それを畑に還すことで、腐食化、団粒構造を更に高めてくれると思います。


これらの緑肥作物を良く混ぜ、


セズバニアに着いてくる「まめぞう」を添加します。


セスバニアの根に寄生する根粒菌は、特殊なものなので、
わざわざ添加し、窒素固定菌の働きを良くします。


水でぬらした種子に「まめぞう」を添加したものです。

その後、田んぼの畑化予定地にばら蒔き、管理機で耕しながら覆土しました。
5月の頭に蒔いたので、次回この田んぼに行ったら、発芽していることと思います。

夏は、この3つの緑肥作物を混播し、緑肥によって改良してもらい、
冬は、ライムギなど冬の緑肥作物を混播し、更に改良する予定です。

1年間は、野菜などを栽培せず、徹底的に緑肥作物のみによる土壌改良です。
土壌分析を前もってやっているので、1年後土質や土壌分析がどのように変わるか楽しみです。


繰り返し使える無農薬・エコ菜園プランター講座(夏)
エコ菜園プランターは、自宅の生ごみをミミズコンポストによって完熟堆肥にさせ、くり返し育てることができる循環栽培です。無農薬栽培がご家庭で簡単にできます。
■エコ菜園プランターの作り方(①ニガウリ・インゲン、②トマト・バジル・エダマメ)
■コンパニオンプランツで混植
■家庭の生ゴミをコンポストミミズで循環させる方法


Azumino自給農スクール
育苗コース、田畑コース、畑コース、田んぼコースを選べます。

「無農薬・ずくなし家庭菜園講座」
カルチャーセンターをはじめ3つの講座。
メルパルクカルチャー、城山教室(長野市)は、5月7日(月)、
NHKカルチャーは、5月9日(水)です。

*********************************
無料メルマガ
信州自給自足Life通信はこちら

クリック応援も宜しくお願いいたします。
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自給自足生活へ今何位?にほんブログ村
コメント (97)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春野菜は、プランター栽培から

2012-05-15 06:24:30 | 自然栽培で自給できる想い
本日、

1週間ぶりの雨。穏やかな雨はホッとします。


うちでは、初物の春野菜などは夏野菜のハウスを使ってプランターで自給します。

写真は、今年発売された拙著『コンパニオンプランツで 失敗しらずのコンテナ菜園』でご紹介させていただいたレタス・キャベツの組み合わせです。

外の露地のキャベツの収穫は、6~7月になります。

寒い安曇野(寒冷地)では、今年蒔いた野菜や苗ものであっても6月の末にならないと収穫できません。


これは、ルッコラです。

寒いため、夏野菜をハウスで育てていますが、空いたスペースを利用して春・夏野菜の早取り用にエコ菜園プランターで野菜を自給するわけです。

特に、ルッコラやバジルなど軟弱にした方が美味しい野菜は、
ハウスでのエコ菜園プランターで育てると、水も温度も十分あるので、
瑞々しく、軟派な蔬菜に育ってくれ、食卓がにぎやかになります。


こちらは、手前コマツナ(品種名:新戒青菜)
奥、小カブ。その間にシュンギクが育っているコンパニオンプランツを利用したエコ菜園プランターです。


コマツナ(新戒青菜)を収穫したところです。

この時期、買ってまで食べたくなる青物野菜。
自給用であれば、そんなに必要ないので食べる分だけプランター栽培で間に合います。

最近は、ハウスやプランター、そして露地の組み合わせで野菜が無理なく自給できるようになってきました。
美味しく安全な野菜を育てる、自給するのは幸せなものです。

今週末からシャロムヒュッテで安曇野自然農塾5月です。
それまでに夏野菜の苗を順化しておいたり、結構忙しい日が続きますが、
今日のように雨の日は、ハウス内で鉢上げなどゆっくり行いたいと思っています。


繰り返し使える無農薬・エコ菜園プランター講座(夏)
エコ菜園プランターは、自宅の生ごみをミミズコンポストによって完熟堆肥にさせ、くり返し育てることができる循環栽培です。無農薬栽培がご家庭で簡単にできます。
■エコ菜園プランターの作り方(①ニガウリ・インゲン、②トマト・バジル・エダマメ)
■コンパニオンプランツで混植
■家庭の生ゴミをコンポストミミズで循環させる方法


Azumino自給農スクール
育苗コース、田畑コース、畑コース、田んぼコースを選べます。

「無農薬・ずくなし家庭菜園講座」
カルチャーセンターをはじめ3つの講座。
メルパルクカルチャー、城山教室(長野市)は、5月7日(月)、
NHKカルチャーは、5月9日(水)です。

*********************************
無料メルマガ
信州自給自足Life通信はこちら

クリック応援も宜しくお願いいたします。
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自給自足生活へ今何位?にほんブログ村
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

土着菌で発酵!?手造りボカシの造り方

2012-05-14 06:20:05 | 自然菜園の技術 応用
本日、

先週とうってかわって夏日の予報です。
ハウス内の野菜苗が暑くなり過ぎないように気をつけたいですね。


4月の初めに仕込んだ土着菌ボカシが完成しました。

これは、新鮮な米ぬか、モミガラと畑の泥水を使った造る嫌気ボカシの一種です。

畑を無農薬栽培に切り替えて間もない畑や、病気が出てしまった畑、野菜の養分が切れてしまった場合に有効な有機肥料であると同時に、畑に元々いる土着菌で発酵させ造っているため、土着菌を増やすきっかけに役立つボカシです。


まずは、畑の周囲に生えているハコベを見つけ、


根っこの周りの土を一握り分けてもらいます。

この根っこの周りには、土着菌をはじめ畑を元気にしてくれる微生物がたくさんいます。


この泥を塩素を飛ばした水で溶いてあげ、泥水を作ります。


お米を精米する際に出るモミガラに泥水を含ませ、


モミガラに泥水を含ませます。

余り泥水が多すぎると腐敗しやすいので、


傾けるとちょっと流れる程度が最適です。


泥水を含んだモミガラに、新鮮な米ぬかを足します。


モミガラと米ぬかをよく混ぜます。


水分量が50~60%にしたいので、
おにぎりの要領で作った塊が、簡単に割れる程度になるように米ぬかの量を調整します。


密閉できる蓋つきの容器を用意いただき、

底に米ぬかを1cm位敷きつめ、


混ぜたボカシの元を入れ、


空気を抜く要領で、しっかり押さえてながら


ギュウギュウに詰めていき、


最後1cm位を生の米ぬかを敷きつめ、


蓋をして空気が入らないようにします。

常温20℃前後の温かい場所に置いておくと1~2カ月程度で発酵し完成します。


ギュウギュウニ押して詰めたので、逆さまにしても塊のまま出てきます。


崩して匂いを嗅ぐと、米ぬかの香ばしい香りに、ちょっと酸っぱい乳酸のような香りがし、
とてもいい匂いがしたら完成です。

白いカビはコウジカビなどなのでいいのですが、緑や赤のカビが出ている場合は使用を避けます。
このボカシは、モミ手で砕いて乾燥させ保存するか。空気を押し出しながら再び容器に戻し熟成させます。

通常のボカシのように使えますが、
おすすめは、堆肥造りや草マルチの上から撒いて更に草マルチを重ねながら追肥として使う方法です。

時別な菌を購入しなくても、畑の周囲の土と、お米由来の米ぬか・モミガラを使って自家製で造れるので、お奨めです。
今のうちに造っておくと、梅雨明け頃から使えて便利ですよ。



繰り返し使える無農薬・エコ菜園プランター講座(夏)
エコ菜園プランターは、自宅の生ごみをミミズコンポストによって完熟堆肥にさせ、くり返し育てることができる循環栽培です。無農薬栽培がご家庭で簡単にできます。
■エコ菜園プランターの作り方(①ニガウリ・インゲン、②トマト・バジル・エダマメ)
■コンパニオンプランツで混植
■家庭の生ゴミをコンポストミミズで循環させる方法


Azumino自給農スクール
育苗コース、田畑コース、畑コース、田んぼコースを選べます。

「無農薬・ずくなし家庭菜園講座」
カルチャーセンターをはじめ3つの講座。
メルパルクカルチャー、城山教室(長野市)は、5月7日(月)、
NHKカルチャーは、5月9日(水)です。

*********************************
無料メルマガ
信州自給自足Life通信はこちら

クリック応援も宜しくお願いいたします。
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自給自足生活へ今何位?にほんブログ村

コメント (15)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遅霜が来ました。

2012-05-13 06:24:25 | 日々の自然菜園
本日、
みなさんの今朝の畑は大丈夫でしたか?


今日は安曇野の最低気温が、なんと1℃。

朝起きると軽トラの窓は、うっすら氷が張っていました。


カラスノエンドウも凍ってぐったり、




日陰では、まだ凍結したまま、霜柱が立っていました。


お向かいのおばあちゃんの畑のダイコンも凍っていました。


畑に行くと、太陽を浴びたキャベツの葉にも霜がうっすら残っています。

日中どんなに温かくてもいまだ地温は低く、5月のGWを過ぎても遅霜が降りる日があります。

もし夏野菜を植えていたら、枯らしてしまうところでした。

まだ遅霜が降りない保証はないので、
あわてず20日過ぎに定植できるように、夏野菜の植える準備をしていきたいと思います。



繰り返し使える無農薬・エコ菜園プランター講座(夏)
エコ菜園プランターは、自宅の生ごみをミミズコンポストによって完熟堆肥にさせ、くり返し育てることができる循環栽培です。無農薬栽培がご家庭で簡単にできます。
■エコ菜園プランターの作り方(①ニガウリ・インゲン、②トマト・バジル・エダマメ)
■コンパニオンプランツで混植
■家庭の生ゴミをコンポストミミズで循環させる方法


Azumino自給農スクール
育苗コース、田畑コース、畑コース、田んぼコースを選べます。

「無農薬・ずくなし家庭菜園講座」
カルチャーセンターをはじめ3つの講座。
メルパルクカルチャー、城山教室(長野市)は、5月7日(月)、
NHKカルチャーは、5月9日(水)です。

*********************************
無料メルマガ
信州自給自足Life通信はこちら

クリック応援も宜しくお願いいたします。
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自給自足生活へ今何位?にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

育苗中(明日の霜に備えよう)

2012-05-12 11:28:53 | 自然菜園の技術 応用
本日、


先週の温かさとうって変わって朝の最低温度が、5℃前後と肌寒なりました。

そこで、稲の苗にも夜間保温できるように、発泡ポリの保温シートを夕方から朝までかけました。


ハウスの中も最低温度が10℃以下になりがちなので、

ビニールと不織布でしっかり保温します。


こちらの苗の順化用のトンネル内も寒さが厳しいので、不織布をべた掛けしています。


不織布を剥ぐと下には寒さに耐えた定植間際のトマトの苗が待機しています。


ハウスの中では、トマト


カボチャ


ナス


ピーマン類


バジル


スイカ


メロン

の苗が大きくなってきています。

5月の中下旬まで、霜が降りる可能性がとても高いので、
うちでは夏野菜を早植えせず、地温が安定するまで、ハウス内でゆっくり育てています。

明日の朝は、最低気温が氷点下の予報。
必ずと言っていいほど霜が降りる条件がそろっています。

今日は、余裕を持ってハウスを早目に閉めて、保温し明日の最後かもしれない寒波を乗り越えようと思います。
来週から夏野菜の苗の販売や定植が始まります。

無農薬・自然菜園に向いた育苗も終盤です。
心を緩めず、苗が巣立つことができるように調整していこうと思います。


Azumino自給農スクール
育苗コース、田畑コース、畑コース、田んぼコースを選べます。

「無農薬・ずくなし家庭菜園講座」
カルチャーセンターをはじめ3つの講座。
メルパルクカルチャー、城山教室(長野市)は、5月7日(月)、
NHKカルチャーは、5月9日(水)です。

*********************************
無料メルマガ
信州自給自足Life通信はこちら

クリック応援も宜しくお願いいたします。
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自給自足生活へ今何位?にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする