ドラマ「重版出来」の6話7話は、どちらも強い思いを諦める人の話だった。
6話の主人公は編集部の安井(安田顕)
安田顕さん、うまい。
いまは皮肉屋で冷笑マンで、新人漫画家を育てる熱もなく、「給料の範囲で働いてま~す」という安井。
彼がそうなったのは、すべてを注ぎ込んでいた雑誌が、売れ行き不調で廃刊になったときの経験から。
家庭もかえりみず、自分の時間も犠牲にして入れ込んでいても、経営効率からだけ計られて切られてしまう。
だから彼も効率重視の冷めきったやり方になったの。
でも、ラストで編集長(松重豊)が、
「安井が稼いでくれるから、安心して新人を育てたり冒険ができる、ありがとう」と言った。
ああそうか、そういうことはあるのね。
出版社自体、売れっ子の作家の本がどんどん売れることで、新人の(売れるかどうかわからない)本を出す余裕もできるんだって。
有川浩さんが書いてた。
売れっ子の単行本を買うことは、出版界への応援になるって。
7話の主人公は、ベテランアシスタントの沼田(ムロツヨシ)
永山絢斗がやってる新人漫画家・中田伯は絵がへたで、
三蔵山先生(小日向さん)のところでアシスタントやりながら漫画の描き方を修業。
指導してくれるのが、ベテランアシスタント(になってしまった)沼田。
デビューを望んで描いては編集者に見せるけど、採用されないまま、年月がたってしまった。
そこに中田が来た。
絵はへたでも、作品に力があるのが沼田にはわかる。
才能?
じゃあ、自分は?
結局、彼と接したことで踏ん切りがついた沼田は漫画の道を諦めて実家に帰っていく。
中田は言ったの、「漫画があったから生きてこられた」って。
ムロさんがすごくいいの、へらへら笑ってるけど苦しい内面、諦めきれない漫画への思い、
最後の、実家の酒屋を手伝ってるシーンの明るさ、切ないのよ。
店の商品につけたポップがさすがのうまさなの。
永山絢斗もいいのよね、かなり変わった青年で、
虐待を受けていた子らしいんだけど。
才能って・・・よくわからないけど、やっぱり何かが違うという人はいるんだろうなぁ。
6話の主人公は編集部の安井(安田顕)
安田顕さん、うまい。
いまは皮肉屋で冷笑マンで、新人漫画家を育てる熱もなく、「給料の範囲で働いてま~す」という安井。
彼がそうなったのは、すべてを注ぎ込んでいた雑誌が、売れ行き不調で廃刊になったときの経験から。
家庭もかえりみず、自分の時間も犠牲にして入れ込んでいても、経営効率からだけ計られて切られてしまう。
だから彼も効率重視の冷めきったやり方になったの。
でも、ラストで編集長(松重豊)が、
「安井が稼いでくれるから、安心して新人を育てたり冒険ができる、ありがとう」と言った。
ああそうか、そういうことはあるのね。
出版社自体、売れっ子の作家の本がどんどん売れることで、新人の(売れるかどうかわからない)本を出す余裕もできるんだって。
有川浩さんが書いてた。
売れっ子の単行本を買うことは、出版界への応援になるって。
7話の主人公は、ベテランアシスタントの沼田(ムロツヨシ)
永山絢斗がやってる新人漫画家・中田伯は絵がへたで、
三蔵山先生(小日向さん)のところでアシスタントやりながら漫画の描き方を修業。
指導してくれるのが、ベテランアシスタント(になってしまった)沼田。
デビューを望んで描いては編集者に見せるけど、採用されないまま、年月がたってしまった。
そこに中田が来た。
絵はへたでも、作品に力があるのが沼田にはわかる。
才能?
じゃあ、自分は?
結局、彼と接したことで踏ん切りがついた沼田は漫画の道を諦めて実家に帰っていく。
中田は言ったの、「漫画があったから生きてこられた」って。
ムロさんがすごくいいの、へらへら笑ってるけど苦しい内面、諦めきれない漫画への思い、
最後の、実家の酒屋を手伝ってるシーンの明るさ、切ないのよ。
店の商品につけたポップがさすがのうまさなの。
永山絢斗もいいのよね、かなり変わった青年で、
虐待を受けていた子らしいんだけど。
才能って・・・よくわからないけど、やっぱり何かが違うという人はいるんだろうなぁ。