よむよま

よむ・よまない、それから。

Kバレエ「白鳥の湖」

2016-05-28 21:46:44 | 見る
熊川哲也バレエ団の「白鳥の湖」オーチャードホール

私が見たのは、3組のカップルのうち、浅川紫織・遅沢佑介組。
浅川さんは情念の白鳥。やっぱり腕や上半身の表現て重要だね。
遅沢さんは王子様らしい王子様、
このカンパニーの男性舞踊手はみんな熊川タイプなのね、見た目が一緒。(^^ゞ

王子の友人(篠宮佑一)とロットバルト(杉野慧)もカッコよかった。

ストーリーが立つように構成してあって、とても演劇的な演出。
美術が不穏な感じで、はじまりから悪魔の国なのね。
舞踏会のスペインのグループが悪魔の手下なの、それでずっと黒鳥やロットバルトのバックダンサー的に踊ってる。

コール・ド・バレエがとても重要で、出番も多い。
最終的にロットバルトをやっつけるのもコール・ドの白鳥たちだし、
ラストも、天国へ上っていく二人を、手前にいる白鳥の群れが羽ばたきながら天上界へ送っていくような感じになってる。
スモークの流れの中に白鳥の群れがいて、幻想的な美しいラストシーン。

でも、ふと思ったんだけど、この王国ってこの後どうなっちゃうんだろうね。
だって、お世継ぎの王子様が「僕は白鳥と一緒になる!」と飛び出して行ったかと思うと、
挙句、湖に身投げしてしまって。
王妃様、大変だよねえ。(◎_◎;)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする