よむよま

よむ・よまない、それから。

ブラック・メリーポピンズ

2014-07-18 22:40:42 | 見る
ミュージカル「ブラック・メリーポピンズ」世田谷パブリックシアター
見てきました。
なかなか衝撃的な内容で、セリフのほとんどが歌。
5人しか登場しない。
みんな、歌がしっかりしてるので、ちゃんと言葉が伝わる。
(この形式で歌詞が伝わらないと、ストーリーがわからない)

1930年代のドイツ、
森の奥の博士の屋敷に引き取られていた4人の孤児と養育係のメリー・シュミット。
しあわせに守られた生活と思っていたのは、実は博士とメリーによる人体実験で、
苦痛を与えて、その記憶を消去できるかという実験が繰り返されていた。
最強の殺人兵器にするため?
博士は殺され、屋敷は焼失。犯人はメリー?
12年後に集まった4人は、今度はそれを消去するのではなく、
乗り越えるために、失われていたその惨劇の記憶を取り戻そうとする。

4人の孤児、音月桂(この人はMOZUに出てる人だ。新参者のバレリーナやってた人)、
小西遼生、良知真次、上山竜司。メリーが一路真輝。
一番年上の青年をやった小西遼生、ほんとにドイツ人の青年みたいな風貌だった。

不安と緊張感のある音楽で、動きのつけ方も特徴的で、
4人が失った記憶の怖ろしい予感を感じさせる。
でも、魅力的な曲だった。
難しそうな曲だけど、メロディは素直に耳に入ってくるの。

全員、衣装は変えず、舞台装置も同じ室内のまま、
現在と過去の回想を行ったり来たりする。
回り舞台をうまく使っていて、
4人がばらばらにいて、それぞれが回るところがあった。
一人分の回り舞台?そんな機構があるの?作ったのか。

休憩なしで2時間弱。
コメント
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