映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

「ぐるぐる♡博物館」三浦しをん

2019年12月11日 | 本(解説)

好奇心がくすぐられる

ぐるぐる♡博物館
三浦 しをん
実業之日本社

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人類史の最前線から、秘宝館まで、個性あふれる博物館を探検!
書き下ろし「ぐるぐる寄り道編」も収録!
好奇心とユーモア全開、胸躍るルポエッセイ。

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 三浦しをんさんが、様々な博物館を訪れたルポエッセイ。

訪れたのは次のように場所もジャンルも全く別々のところ。

茅野市尖石縄文考古館(長野)

国立科学博物館(東京)

龍谷ミュージアム(京都)

奇石博物館(静岡)

大牟田市石炭産業科学館(福岡)

雲仙岳災害記念館(長崎)

石ノ森萬画館(宮城)

風俗資料館(東京)

めがねミュージアム(福井)

ボタンの博物館(大阪)

書き下ろし「ぐるぐる寄り道編」熱海秘宝館/日本製紙石巻工場/岩野市兵衛さん


ざっと見て、私が特に興味があるのは石ノ森萬画館くらいなのですが、
読んでみると実にそれぞれが興味深くて、
どこも是非一度行ってみたい!!という気にさせられました。

それはやはり、三浦しをんさんの筆力、描写力ではありますが、
どんなことにも情熱を傾ける人がいて、
好奇心を持ってそういうことを学ぶというのは
いくつになっても楽しいものだなあ・・・と思った次第。


巻頭、縄文時代の土器や土偶がいっぱいという茅野市尖石縄文考古館には特に興味をひかれます。
5000年前の人々がどんな風に生活していたのか、
ユニークな姿の土偶などを眺めながら、そんなことに思いをはせるのも良さそうですね。

東京の国立科学博物館は、かなり前に一度行ったことがあると思うのですが、
一度たっぷり時間をとって、じっくりと回ってみたいものです。

博物館と言っても、いろいろあるのですね。
そういえば札幌にも多分いろいろあるはずなのですが、行ったことがない。
まずは地元から探訪してみましょうか・・・。

そんな風に好奇心をくすぐる本です。

 

図書館蔵書にて

「ぐるぐる♡博物館」三浦しをん 実業之日本社

満足度★★★★☆