セカンドステージへ!!
私、この3月31日を持ちまして定年退職いたしました。
丸40年の勤務を終了し、ホッとしているところです。
(…年齢まるわかり!!)
そこで、本日4月1日からは晴れて自由の身!!
待ちこがれたことではありますが、やはりちょっぴり寂しさも・・・。
「やめたら、まず何をするの?」とよく聞かれたのですが、
私は「まず、何もしないの!!」とお答えしました。
まあ、私の<何もしない>=<映画を見る・本を読む>なんですけどね。
他にやりたいことも幾つかあり、ぼちぼちと始めようと思います。
時間の余裕はできますが、
このブロク更新はこれまでと同じペースで行こうと思います。
毎日更新できなくはないでしょうが、
ブログだけの毎日にしたくない、という気持ちもありまして。
でも、ここのところすっかりご無沙汰になっていた、
「たんぽぽ工房」は、再開できるかもしれません。
さて、ついでに映画や本の近況などを・・・

「グイン・サーガ」のこと
栗本薫さん亡き後、別の方々に書き継がれている「グイン・サーガ」。
読んではいたのです。
そして、当ブログでご紹介もしたとおり、読めばそれなりに面白くはある。
ですが、どうも読むまでがすごく億劫で、なんだか苦痛すら感じてしまう。
なぜなのか?
ストーリーはかなりユニークで思いもよらぬ方へ転がって行き、退屈はしない。
でもやはり、ギュッと読者を引き付ける「何か」が足りない。
どこまでもニセモノ感がつきまとう。
やはり栗本薫さんでなければ・・・と思ってしまう。
これはもう、宿命ではありますが、
でも、無理に読むことなんて全く「読書の楽しみ」に反します。
本当に残念ではありますが、
「グイン・サーガ」についてはこの先は読むこと、ご紹介することを断念いたします。

「マネー・ショート 華麗なる大逆転」のこと
見たんですよ、一応。
私は以前から経済ネタに弱いという自覚はあったのです。
でも、映画評論の方が、「分かりやすい解説も入っている」
というのを真に受けて見てみたのですが、完敗。
そもそも、リーマン・ショックが起こった仕組みさえよくわかっていない私。
「世紀の空売り」と言われたって、そもそも「空売り」って何?というレベル。
そういうことに深くこだわらず、大筋だけ愉しめばいいのかもしれません。
でも意味不明のことがストレスになってしまって、ちっとも楽しめない。
本作を「よかった」という人を私は尊敬します。
・・・そんなわけで、とてもブログ記事にはできませんでした。

「味わう」こと
私の書いているものは一体何なんだろう・・・としばしば思っていました。
もちろん、評論などという大それたものではない。
やはりあくまでも感想文なのだろうな。
でも最近ピッタリの言葉を見つけました。
それが「味わう」という言葉。
そうなのです、私は映画や本を「味わって」いるのだなあ。
甘いもの、辛いもの、酸っぱいもの・・・
味には色々あるように映画もいろいろ。
人の好みもいろいろ。
激辛を好む人もいるけど、私にはムリと思うこともある。
納豆みたいにクセのあるものは好きな人もいるけど、嫌う人もいる。
時には、うまみや塩味、酸味や甘みの絶妙なハーモニーにうっとりすることも。
そういう感覚を表現するために、
素材や見た目、温度やスパイス、気づいたことを書き綴る。
・・・まあ、そういうことなのです。
いやはや、はじめて10年近く経った今頃気づくなんて。
でも、人生のセカンドステージにたった今、決して遅くはない気づきです。
そのように気づけばまた、書きようもあるというもの。
今後ともまた、よろしくお願い致します。