朝テレビをつけて最初に飛び込んできたニュースが「トルコ大使館前で乱闘騒ぎ」事件だった。一気に目が覚めニュースに耳を傾けると、クルド人系のトルコ人とトルコ人との間でトラブルがあったという。
僕にとって「クルド人」という言葉は、ニュースを観ていると時頼出てくる人達で、イラクやトルコ、シリアやイランで暮らしている人たち位しか分からない。
自身も無知を恥じ入るばかりです。そこで、今日は休日であったので少しばかり調べてみる事にしました。さあ、図書館へ行くぞと計画を立てていると今日は月曜日。
行く先を大型書店に変更し、「クルド人」という文字を探し歩いてみました。そうしたら目に飛び込んできたのが松浦範子さんの書籍。表紙を開き読んでゆくと、不思議と引き込まれてゆく。しかし給料日前なので、財布の中身は小銭ばかり。仕方なしとパラパラと立ち読みさせていただいたのですが、結局、僕の頭ではクルド人とは何者であるのかさっぱりわからなかった。そこで、僕なりに分かった事、そして乱闘騒ぎになってしまった根源のうすっぺらい表層部分を述べておこうと思います。
クルド人の起源は、紀元前。ペルシャとメソポタミアの辺りに住んでいたそうですが、その周辺地域は紀元前から現在まで争いが続いているのです。
近代に入りオスマン帝国が解体。ローザンヌ条約によってトルコ共和国が出来ましたが、第一次大戦後のサイクス・ピコ協定によってクルド人の人達が住んでいたクルディスタンが分断されてしまったのです。
近現代の中東の歴史を探ってゆくと、必ず突き当たるサイクス・ピコ協定。
確かに紀元前から気性が荒い人たちであるけれども、イギリス、フランス、ロシアの国々が彼らの土地を分けしてしまったために、多くの問題が生じてしまったように思うのです。
強い者が統治する事が是ならば、強い者になろうと思うのが人情ではないでしょうか。
話を戻しまして。
トルコで暮らすクルド人の人達はクルド語を使うことを2000年頃まで禁止されていたとい言います。また、ノーベル文学賞受賞者のトルコ人、オルハン・パムクさんが、アルメニア人虐殺問題について公の場で発言した為、国家侮辱罪に問われました。
なぜそこまで弾圧されていたのか。
ここが分からないところなのですね。起源がソロモン王から追放された「精霊」だからでしょうか。それとも、アッシリア帝国の暴君デハックの怨念がそうさせているのでしょうか。
ただ、僕個人が思うのは、自己主張の強い人達からはナショナリズムやアイデンティティーは無くならず、その人たちに畏怖の念を抱いている人がいて、その差異に付け込んで利益を得ようとする人がいるから平和が訪れないのだろうかという事です。
その考えに至った言葉が松浦さんの本のなかに綴られていて、とても印象深く心に残りました。それは彼女だからこそクルドの人が語った言葉なのかなとも思いました。
「心の原点は故郷にある。だから僕たちはずっとここで暮らしてゆく。あなたにはそのいいところだkを知ってもらえれば十分だ」
自国は混乱を極めているけれども、宗教間や人種間などで起こる内戦が皆無な日本で暮らしているのだから、熱い思いは心の奥にそっと忍ばせておいて、平和ボケと自虐する国の幸福を感じていてほしいと思うのです。
僕にとって「クルド人」という言葉は、ニュースを観ていると時頼出てくる人達で、イラクやトルコ、シリアやイランで暮らしている人たち位しか分からない。
自身も無知を恥じ入るばかりです。そこで、今日は休日であったので少しばかり調べてみる事にしました。さあ、図書館へ行くぞと計画を立てていると今日は月曜日。
行く先を大型書店に変更し、「クルド人」という文字を探し歩いてみました。そうしたら目に飛び込んできたのが松浦範子さんの書籍。表紙を開き読んでゆくと、不思議と引き込まれてゆく。しかし給料日前なので、財布の中身は小銭ばかり。仕方なしとパラパラと立ち読みさせていただいたのですが、結局、僕の頭ではクルド人とは何者であるのかさっぱりわからなかった。そこで、僕なりに分かった事、そして乱闘騒ぎになってしまった根源のうすっぺらい表層部分を述べておこうと思います。
クルド人の起源は、紀元前。ペルシャとメソポタミアの辺りに住んでいたそうですが、その周辺地域は紀元前から現在まで争いが続いているのです。
近代に入りオスマン帝国が解体。ローザンヌ条約によってトルコ共和国が出来ましたが、第一次大戦後のサイクス・ピコ協定によってクルド人の人達が住んでいたクルディスタンが分断されてしまったのです。
近現代の中東の歴史を探ってゆくと、必ず突き当たるサイクス・ピコ協定。
確かに紀元前から気性が荒い人たちであるけれども、イギリス、フランス、ロシアの国々が彼らの土地を分けしてしまったために、多くの問題が生じてしまったように思うのです。
強い者が統治する事が是ならば、強い者になろうと思うのが人情ではないでしょうか。
話を戻しまして。
トルコで暮らすクルド人の人達はクルド語を使うことを2000年頃まで禁止されていたとい言います。また、ノーベル文学賞受賞者のトルコ人、オルハン・パムクさんが、アルメニア人虐殺問題について公の場で発言した為、国家侮辱罪に問われました。
なぜそこまで弾圧されていたのか。
ここが分からないところなのですね。起源がソロモン王から追放された「精霊」だからでしょうか。それとも、アッシリア帝国の暴君デハックの怨念がそうさせているのでしょうか。
ただ、僕個人が思うのは、自己主張の強い人達からはナショナリズムやアイデンティティーは無くならず、その人たちに畏怖の念を抱いている人がいて、その差異に付け込んで利益を得ようとする人がいるから平和が訪れないのだろうかという事です。
その考えに至った言葉が松浦さんの本のなかに綴られていて、とても印象深く心に残りました。それは彼女だからこそクルドの人が語った言葉なのかなとも思いました。
「心の原点は故郷にある。だから僕たちはずっとここで暮らしてゆく。あなたにはそのいいところだkを知ってもらえれば十分だ」
自国は混乱を極めているけれども、宗教間や人種間などで起こる内戦が皆無な日本で暮らしているのだから、熱い思いは心の奥にそっと忍ばせておいて、平和ボケと自虐する国の幸福を感じていてほしいと思うのです。