南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 





 正月は実家で。

 母がどうしても見せたいという映画を見ることに。

 『僕のワンダフルライフ』
 2017年アメリカ。


 犬が亡くなっては仔犬に転生を繰り返すという、面白い視点の映画。
 内容はこんな感じ。ネタバレすみません。
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 最初の人生(犬生?)は野良犬で、保健所の職員に捕まってあえなく殺処分…。

 2度目の犬生は、ゴールデン・レトリーバーのオス。捨て犬だったところを少年イーサンとその母親に助けられ、「ベイリー」(あだ名は「ボス犬」)と名付けられて飼われることになる。
 イーサンはやがて成長し、ハンナという恋人もでき、アメフトの高校生エースとして大学の推薦を勝ち取る。しかし、それを妬んだ同級生にイーサンは家を放火され、2階の窓から脱出する際に脚を骨折し、アメフト選手の夢を絶たれる。自暴自棄になったイーサンは、ハンナにも暴言を吐き、一方的に別れを告げる。
 やがて、寿命を迎えたベイリーはイーサンに見守られながら旅立つ。

 3度目の犬生は、シェパードのメスで優秀な警察犬「エリー」に転生。飼い主は警察官のカルロス。
 ある時、犯人がシングルマザーの娘を誘拐し、ダムに逃げ込む。カルロスとエリーが犯人を追い込むと、娘がダムに落下。エリーはダムに飛び込み、娘を無事救出。
 犯人を捜していたカルロス。背後には犯人が銃を構えていた。そこにエリーが飛び掛かり、カルロスの身代わりとなって銃弾に倒れる。

 4度目の犬生は、コーギー犬のオス「ティノ」として転生。飼い主は黒人女性のマヤ。
 穏やかに過ごして犬生を全うする。

 5度目の犬生は、雑種犬のオス。飼い主はスラム街の夫婦。
 夫婦は世話も散歩も全くせず、鎖につないだまま。やがて、夫は妻の反対を押し切り、港(?)に捨ててしまう。
 途方に暮れながら歩いていると、とある公園で懐かしい臭いがする女性に気づく。しかし、その人が誰だったかは思い出せない。
 そして、また歩き出し、いつしか通ったことのある麦畑に差し掛かる。「この場所は知ってるぞ」と駆け出すと、かつてイーサンと暮らした家へとたどり着く。そして、年老いたイーサンの姿を見つけて駆け出す。
 初めて会ったのになついてくる犬に戸惑いながらも、イーサンは「犬を飼うことはできない」と、一度は保健所へ連れていく。しかし、何となく気になってしまい、結局引き取ることにし「バディ」と名付ける。
 イーサンは独身のまま牧場経営をしており、バディには幸せそうには見えなかった。
 そこで、バディは、懐かしい臭いがした女性のいた公園へ向かい、女性を探す。そして何とか女性を見つける。女性はその犬のネームプレートに書いてあった飼い主の名前(イーサン)を見て驚く。そう、この女性こそかつての恋人・ハンナだったのだ。
 ハンナはイーサンの牧場を訪ねる。驚いたイーサンだったが、かつてのことを詫びる。ハンナはその謝罪を受け入れる。そして、未亡人となっていたこともあり、交際するようになる。
 やがて、2人は結婚。ずっと一人暮らしだったイーサンに、急に大家族ができることになった。
 バディは、かつてイーサンがよく遊んでくれたアメフトボールを納屋から見つけ出し、イーサンの前に持ってくる。2人にしかわからない技を難なくこなし、ベイリーとの呼びかけに答え、ボス犬との呼びかけにも答えるバディ。
 イーサンはバディがベイリー(の生まれ変わり)であることに気づく。 
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 涙なしでは観られないとてもいい映画だった。


 つい去年、実家の愛犬を事故で亡くした我が家。
 もし、このようなことが本当にあるのならば、また新しい家族を迎えてみてもいいのかなと、ふと思わせてくれた。

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■今日の行動
 実家

■今日の買い物
 なし

■今日の献立
 朝:雑煮
 昼:お節料理、鰤刺身
 夕:鯨の刺身、焼肉



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 新海誠の話題の長編アニメ映画『天気の子』を観に行ってきた。
 やっぱり結構人気があるらしく、見やすい席が空いている回があまりない。
 仕方がないので、レイトショーの回にしてみた。
 今回もあえて予備知識なしで臨んだ。

 絶賛公開中なので、内容はここに書くのは控えます。


 うーん。
 正直、わざわざ映画館で観なくてもよい映画だったかも…。2年くらい待って、地上波初みたいに、テレビで見れば十分かも。

 確かに絵は綺麗。それは申し分ない。

 でも、気に入らないんだよね。のっけから、興をそがれたんだよね。

 そりゃ、映画を作るには確かにお金が掛かる。だから、スポンサー企業がほしいのも分かる。
 でもさ、子供からお年寄りまでが見ると思うアニメ映画なのに、いきなり“風俗”の広告を入れるのは、何なの? しかも、街中に騒音をまき散らす、感じが悪いあのバカ風俗。

 制作者の気が知れない。この時点で映画館を出ようかと思った。

 リアルな東京の風景を描いているようで、巧妙なニセモノを見せられるのは、逆に腹が立つ。
 例えば自販機だって、スポンサー企業のものもあれば、ライバル企業のものもあるはず。

 仕方がない? そうかな?
 だったら、そんな場面、要らないよ。


 天気を操る? 操る力がなくなったからもうダメだ?
 ええっ? 人間ごときが天気を操ろうという時点で、神様を冒涜しているってわかってる?

 何でこういう発想になるんだろう? 私には理解できない脚本だった。

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■今日の行動
 熊本市現代美術館
  デザインあ展
  田中智之展
 ユナイテッドシネマ熊本
  天気の子

■今日の買い物
 フーディワン
 鶴屋百貨店
 スターバックスコーヒー熊本New-S店
 ケーズデンキ熊本十禅寺店
 サニー水前寺店

■今日の献立
 朝:なし
 昼:なべしまランチ(焼肉なべしま十禅寺店)
 夕:ポップコーン(ユナイテッドシネマ熊本)



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 弟が帰省してきているので、一緒に映画を見に行くことにした。

 私は毎年、最低でも1回は映画館に行くようにしているが、弟は映画館に行くのは何年振りか覚えていないとのこと。もしかしたら、小学生以来くらいなのかも知れない。

 見に行く映画は、最近公開された『ドラゴンクエスト YOUR STORY』。
 内容は詳しくは知らないが、ベースとなっているのは歴代ドラクエシリーズで一番好きな「ドラクエ5」らしい。
 見た人によると、かなり賛否両論あると聞いてはいるが、ドラクエ世代の私たち兄弟にとって、これとないタイトルかも知れない。



 予告編を見ていると、キャラクターデザインが鳥山明ではないみたいで、どうもしっくりこない…。
 主人公しかり、ビアンカしかり、フローラしかり。うーん、好みが分かれそうだ。
 3DCG化しても、鳥山明のデザイン風にすることは難しくはないかと思うんだけどなぁ。


 ゲームソフトの映画化は、これまであまりヒットしたものの記憶がないため、今回もかなり不安ではある。

 例によって、絶賛公開中なので詳しくは書きませんが、大体こんなストーリー。
 ってか、リアルタイムで「ドラクエ5」をプレーしてる私にとっては、当然知っている内容がほとんどなんだけどね(笑)。

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 主人公の少年リュカは、父親・パパスとともに、魔物にさらわれたという母親・マーサを探す旅をしている。

 ある時、大魔王の復活を試みる教団の司祭・ゲマにパパスを殺され、リュカはラインハット国の王子のヘンリーと共に、教団の奴隷となる。
 奴隷として毎日ひどい扱いを受けながらも、10年後、青年として成長したリュカとヘンリーは、教団からの脱走に成功する。

 パパスの付き人だったサンチョと再会し、父の遺志を継いで、母親を探す旅を再開するリュカ。
 行く先で、街を苦しめる怪物・ブオーンを倒すなどし、力をつけていくリュカ。
 その後結婚して、息子を設けるが、父親の敵・ゲマに夫婦ともどもリュカは石像にされてしまう。

 7年後、成長した息子によって石化を解かれたリュカは、ゲマに母親が囚われていることを知る。
 父親と母親と妻を奪ったゲマに、リュカは最後の戦いを挑む。

 ゲマを倒し、大魔王の復活を阻むことができるだろうか?

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 ってなところでしょうか?

 でも、不満なところが結構たくさん。

 まず、幼少期を端折りすぎ!
 これじゃ、予備知識がない人は「ビアンカって誰?」とかってなるんじゃないの?


 それと、最後の最後にわかる、ある意味大どんでん返しの展開!
 そのことで、「ああ、なるほど、そういうことか…」とわかるんだけどね。
 途中で、「ん?」「何、訳分からんこと言ってんの?」というのは、その伏線だったんだね。



 うーん、個人的には、ゲームに準拠したストーリー部分については、十分、及第点をあげられる出来だと思う。悪くないと思います。
 でも、あの展開は、何か、小さい頃にプレーした思い出がちょっと汚されたように思えなくもない、かな。うん。なんちゃって。

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■今日の行動
 実家
 映画鑑賞

■今日の買い物
 ゆめタウン光の森
 ローソン熊本麻生田三丁目店

■今日の献立
 朝:ピザパン
 昼:太肉麺(桂花ラーメンゆめタウン光の森店)
 夕:握り寿司、助六寿司、鶏唐揚げ、カツオのカルパッチョ、タコときゅうりとゆずコンニャクの酢味噌和え、枝豆、ポテト肉巻き



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のち

 いま、一番の話題のアニメ映画『この世界の片隅に』を観に行ってみた。

 「キネマ旬報」によると、2016年のナンバー1に選ばれた作品らしい。
 ちなみに、『君の名は。』はベストテンにも入っていないとのこと。あれだけ世界中で大ヒットしてるのに、どういうことなんだろうね? 好き嫌いや偏見もある?


 ま、それはともかく、気になったので見てみたかった。
 私はこういう映画にはとても興味があるのだが、妻は気分が滅入るような内容の映画はあまり見たくはないらしい。
 でも、さすがの妻もこの映画には興味があるようだ。という訳で一緒に観に行くことにした。



 何気ない日常が淡々と続く作品。
 しかし、はっきり言って感動作品だった。涙が出てきた。

 例によって、絶賛公開中なので、あらすじは簡単に。

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 主人公のスズは広島市に住む、どちらかというとほんわかした、今風に言えばちょっと“天然”っぽい女の子。兄と妹(スミ)がいる3きょうだいの真ん中。
 趣味は絵を描くこと。幼なじみのミズハラの絵画の宿題を代筆し、コンクールで賞を取ったこともあるなかなかの腕前。

 19歳になったある日、お見合いの話が来る。相手は日本海軍の母港・呉にある海軍に勤めるシュウサク。
 スズには覚えがなかったが、シュウサクはスズを見かけたことがあるらしい。

 こうしてスズは結婚し、呉にあるシュウサクの実家に住むようになる。

 呉での慣れない、嫁としての生活。
 早朝からの水くみ、炊事、洗濯、掃除や隣組とのつきあい…。
 夫に先立たれた小姑(シュウサクの姉・ケイコ)からの厳しい指導に耐えつつ、その一人娘・ハルミと仲良くなり、家事の合間の楽しいひとときを過ごすことも。


 次第に戦局は悪化し、呉にも米軍機による空襲がたびたび起こるようになる。


 そんなある日、ハルミを下関へ疎開させるため、町中へ切符を買いに出かけたスズとハルミ。義父が入院する病院に寄り、そこで空襲警報を受け、近くの防空壕へと避難する。
 何とか空襲を逃れた2人は、防空壕を出て、ケイコが待つ駅へと急ぐ。
 しかし、その瞬間、真横で時限爆弾が爆発する。

 不運にも爆発に巻き込まれた2人。
 ハルミは即死し、スズは絵を描く大切な右腕を失ってしまう…。

 「ハルミと左右逆だったならば」「私が代りに死ねばよかった」と後悔するスズ。


 それからしばらくし、ようやく右腕の傷も癒えた8月6日の朝、スズとケイコは遠くに閃光を見る。
 見たこともないような大きな雲が立ち上る。

 それは広島に落とされた新型爆弾だった。
 妹はスミは無事だろうか…。

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 こんな感じでしょうか。



 最初にも書いたが、この映画は、当時の何気ない生活を描いたアニメ作品。
 不思議なキャラクターやよくあるファンタジー的なストーリーなどは出てこない(まあ、座敷童は出てきたが…)。


 これは、ほんの、たったの70年前に、実際にこの日本で起こっていたこと。
 信じられないけど、本当の出来事なのだ。



 それに比べて、今はなんて日本は平和なんだろう?(もちろん、戦争中の国は現在も多数あるが) 
 なんて“無駄に”平和なんだろう?
 なんて、みんな無駄に時間を過ごしているのだろう?

 暇つぶしにスマホいじり? LINE? twitter? パズドラ? モンスト?
 パチンコ?
 危険ドラッグ?
 迷惑行為?
 いじめ?

 暇つぶし? 暇つぶしって何? なに、暇つぶしって?
 みんな何やってんの?
 ちゃんと一生懸命生きていますか?





 スズの声は“のん”こと能年玲奈が務めたとのこと。
 スズのこのほんわかした感じが、能年玲奈の声とぴったりとマッチ。適役だと思う。

 事務所移籍(?)独立(?)の騒動は、どちらに非があるとかはわからないけど、本名である“能年玲奈”を使わせないとか、前事務所も大人げないね。能年玲奈も、訴えればきっと勝つだろうにさ。

 こんないい映画なのに、大々的に宣伝をしていないのは、能年玲奈が主役ってことで、きっと前事務所の圧力とかもあるんでしょうね。
 ま、それでも口コミでここまで広がって大ヒットになってるけどね。

 これをきっかけに、能年玲奈ももっと多方面で活躍してほしいですね。


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■今日の行動
 映画鑑賞(Denkikan)
 スポーツクラブ

■今日の買い物
 グリーンコープ
 ロッキー
 ハローデイ

■今日の献立
 朝:なし
 昼:カップスパゲッティ
 夕:ハヤシライス、海苔巻き、メンチカツ

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 現在、興行収入第1位のアニメ映画『君の名は。』
 タイトルだけ聞くと、往年の戦争映画かと思ってしまうのだが、そう思うのは私が若くないからかな???(汗)


 この映画『君の名は。』は、新海誠監督が原作・脚本をも務めた長編アニメ映画。
 新海監督の作品は、何気ない背景がものすごく丁寧に書き込まれていて、また、光の使い方がとても綺麗なことで知られる。
 短編アニメ『ほしのこえ』を見たことがある(というかDVDを持っている)のだが、その映像の美しさと切ないストーリーに惹かれてしまった。


 そんな新海監督の新作。
 前評判どおりの大ヒットらしい。

 熊本地震の影響で、残念ながら熊本市内の映画館はDenkikanを除いて閉館中…。
 仕方ないので、隣町(菊陽町)にある「ゆめタウン光の森」内の「TOHOシネマズ光の森」に見に行くことにした。

 話題の作品であること、三連休であること、そして前述の通り多くのの映画館が閉館中であることから、座席は満席状態。
 前の日から予約していていてよかった…。



 例によって絶賛公開中なので、詳しく書けないが、ちょっとだけ…。
 こんな感じのストーリー。
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 東京在住でレストランのアルバイトをしながら単調な日々を過ごしていた男子高校生『立花瀧(タキ)』。
 岐阜の山奥の大きな湖沿いの田舎町で、家業の巫女と組み紐作りの修行をしながら、都会にあこがれる女子高校生『宮水三葉(ミツハ)』。

 ある朝、それぞれが目覚めると、なんと、「タキ」は「ミツハ」に、「ミツハ」は「タキ」に身体が入れ替わっていた。

 はじめは単なる夢かと思っていたのだが、週に何度も同じことが起こること、その内容があまりにリアルであること、夢をみた翌日の周囲(友人ら)の反応がおかしいこと(「昨日はどうしたの?」と訊かれる)などから、夢ではなく本当に身体の入れ替わりが起きていることを確信する。

 お互い見知らぬ相手だが、単調でつまらない日々から一転、他人の人生を過ごすというありえない経験をするという、楽しい日々を送ることになる。
 そして、入れ替わっていた間の出来事を共有できるようにお互いにルール作りをし、携帯のメールや日記機能を使って、情報を交換するようになっていった。
 いつの間にか、次第にお互いに惹かれるようになっていく。


 しかし、ある日を境に、身体の入れ替わりがぱったり途絶えてしまう。
 電話をしても繋がらない。
 ミツハのことが気になってしょうがないタキは、記憶を頼りにミツハの住む町の風景をスケッチし、友人とともに思い切って岐阜へ行くことにする。

 地名などの記憶がなく、手書きのスケッチだけでの捜索の旅は困難を極める。
 だが、もう諦めて帰ろうかと、ふと最後に立ち寄ったラーメン屋さんで、スケッチの場所が「糸守町」という名前の町であることを知る。

 「糸守町」という名前に絶句する友人ら。

 そして、ついにその場所を訪れるタキ。
 しかし、道路には規制線が引かれていて、それ以上近づくことができない。
 そう。
 「糸守町」は、3年前に起こった隕石の衝突という大災害で、住民数百人が亡くなった被災地だったのだ…。
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 予備知識なしで見始めた感想。

 よくある、男女入れ替わりのストーリー。
 そりゃ、心はそのままで身体だけ男が女に入れ変わったら、やることは決まってるよね(笑)。
 タキ、お前、おっぱい触りすぎ!(笑)

 そんな、ほのぼのとした序盤の展開。
 急に身体の入れ替わりがなくなったから、会いに行こうというのも、ありがちなベタな展開かな。


 しかし、訪れた町が3年も前になくなっていたという衝撃の展開!
 災害の死亡者リストにもミツハの名前が!


 ミツハと身体が入れ替わっていたのは妄想なのか?
 3年のタイムラグ。これって、タイムスリップ?
 何のために入れ替わったのか? ミツハはタキに何かを訴えたかったのか…? 知らせたかったのか…?




 これは私事だが、破壊された町の映像を見ると、つい、熊本地震と重なって見えて、他人事には思えない。

 あの絶望感。
 あの無力感。
 いつまでも夢を見ているような虚脱感。

 まさか自分自身が“被災者”と呼ばれる日がくるなんて、全く想像してなかったからね…。
 だから、後半、映画にぐいぐい引き込まれてしまった。



 うん、久々にいい映画を観させてもらいました。
 また見に行ってもいいかも。
 超おススメです。

 最後は泣くかも。

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■今日の行動
 映画鑑賞

■今日の買い物
 ジェームス
 ゆめタウン光の森
 くらし館

■今日の献立
 朝:なし
 昼:カップラーメン、調理パン(モワソン)
 夕:太肉麺セット(桂花ラーメン)

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 ひょんなところで映画のパンフレットを見かけて内容が気になったので、今日は珍しくドイツ映画を観に行った。
 ドイツ映画を観るのなんて、もちろん生まれて初めてだ、多分。

 タイトルは『帰ってきたヒトラー』

 ガーン。
 うぐっ。
 ええっ、これって大丈夫なんだろうか?
 ナチスネタはドイツ…いやもとい、欧米にとってタブーの内容。しかもヒトラーだなんて、これ、大問題なのでは…?


 あらすじをかいつまんで話すと。
 例によって上映中の映画なので、内容は少しだけね…。
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 自殺をしたはずのアドルフ・ヒトラーが、タイムスリップして現代(2014年)に転生する。
 しかし、誰も本物とは信じない。誰も彼に敬意を表しない。そのうち、コメディアン(ものまね)としてテレビで活躍するようになる。
 テレビ出演を重ねるうち、そのカリスマ性と歯に気を着せぬ物言いに、ドイツ国民はしだいに彼の虜になっていく…。
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 コメディ映画という触れ込みだったのだが、内容は実はそうではなかった。

 これは、ヒトラーの姿を借りて、今のドイツ社会と世界に警鐘を鳴らしているのだ。
 ドイツの各政党の党首(おそらく本人)が出演していたが(おそらくアポなしで)、どの党首もヒトラーの前には議論を展開するどころか、ろくに言葉を発することすらままならなかった。



 アメリカの次期大統領候補のトランプ氏と重なって見えた。
 言うことなすことはめちゃめちゃ。でも、みなが思っていてもなかなか言えないようなことをズバズバ言い、またその演説がうまく、人を惹きつける力がある。

 いまの日本でも、あの頃の“強かった日本”を思い出すべく、田中角栄のようなカリスマ政治家の待望論があるが、何か同じように思えてしまう。
 まあ、最近では、小泉元首相はある意味カリスマ性のあるリーダーだったかも知れないけど、見掛け倒しのろくでもない人物だったしね。

 ヒトラーは、やったことは明らかに悪いことであることは自明の理だけれども、この映画を通してみる限り、ある意味魅力的な人だったのかも知れない。


 そう思わせる映画。
 ちょっとこれって、ヤバくないですか?

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■今日の行動
 映画鑑賞
 夏祭り

■今日の買い物
 なし

■今日の献立
 朝:なし
 昼:ドライカレーランチ(スリランカ熊本)
 夕:調理パン(宝屋)、そうめん、鶏唐揚げ、さんまの缶詰

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 話題の映画『オデッセイ』を観に行った。

 絶賛公開中なので、詳しいことは書かないが、こんな感じのストーリー。

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 火星への有人探索を行っている近未来が舞台。

 火星探索中に想定外の大嵐がチーム「アレス3」を襲う。
 緊急脱出をしようとロケットへ帰る途中、主人公マーク・ワトニー(マット・デイモン)は強風により飛んできた観測機器の直撃を受け行方不明となる。
 チームはワトニーが死亡したと判断し、大嵐によるロケットの破損(=全員の死)を恐れて火星を緊急脱出する。

 しかし、ワトニーは体に重傷を負いながらも奇跡的に生き延びていたのだ。

 1人火星に取り残されてしまったワトニー。通信機器も破壊され、地球への連絡手段も断たれた。
 残された食料や水はわずか。しかも、次に火星にチーム「アレス4」が到着するのは4年後。

 ワトニーは厳しい環境の火星でどのようにして生き延びようとするのか。
 また、ワトニーの生存を知ったNASAはどうやって救出を試みるのか。
 そして、結果的にワトニーを“見捨てて逃げた”アレス3のメンバーは…。
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 こんな感じかな?
 何か、聞いただけでワクワクしそうなストーリー!



 でも、時期的に内容を詳しく書いてはいけないのだろうが、どうしても書かせてもらう。

 正直、物語の設定としては面白いのではあるが、映画としてはつまらなかった。
 いや、ある場面から急に興味を削がれるのだ。


 これは、中国に“ヨイショ”というか“ゴマすり”しまくりの映画。
 いやはや、ハリウッド映画も堕ちたもんだね…。


 火星に有人飛行が行われるとしたら、これから50年後くらいだろうから、確かに、その頃に宇宙開発をバンバン行っているのは中国かも知れない。
 しかし、現在の宇宙ステーションを共同経営しているのはロシア、EU連合、そして日本なのに、それらの国々が一場面すら、カケラすら出てこないのは、どういうことか。あまりに失礼極まりない脚本だと思う。

 そもそも、あの中国が、国益を後回しにしてまでして、たかがアメリカ人宇宙飛行士1人ごときのためなんかに協力するはずがない(笑)。
 あまりにおかしく、現実的にありえない展開だ(笑)。

 ついこの間まで、中国を目の敵にしていたくせに、ナニ、この手のひら返し。
 アメリカには呆れたよ。


 全世界でヒットとか言ってるけど、実際に見てみて感動するのはアメリカ人と中国人だけだろう。
 正直、ヨーロッパもロシアも日本でも流行るとは思えない。

 CMというか宣伝では、いきなり訪れる中国の深い関わりについて一切表現されていないが、わざとだろうね(笑)。
 だってそこをCMで描いたら、多分、誰も観に行かないもんね。




 シナリオ的にも矛盾点がというか、意味不明なところがたくさんある。
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 火星まで人を送れる時代でありながら、何でそこで起こる大嵐の事態を想定していない? 大嵐を想定すれば、基地は地下に作るべきだろう?
 プルトニウムを暖房器具に流用? 放射線浴びまくりで死にますよ。
 ビニールシートとガムテープなんかで大気圧の差をカバーできるか? 一時的にできたとしてもすぐ破れるだろう?
 火星に人を送れる時代に、輸送船ごときが打ち上げ失敗? それも初歩的ミス?
 いきなり中国が乱入? 舞台が中国へ移動?
 アレス4の事前到着物資ロケットが到着しているなら、何でもっと早く移動しない?
 重量を軽くしたいとはいえ、脱出用ロケットの操縦装置やカバー、窓を外すのはあまりに無理があるのでは? またまた出ましたビニールシート?
 船長と空中でキャッチって、スカイダイビングやサーカスじゃないんだから…。
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 などなど。

 うーん。
 『アポロ13』のような映画と思って期待して観に行った私は、ちょっと当てが外れた感が大きいかな。

 悪い映画ではないです。
 ですけど…。

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■今日の行動
 通院
 映画鑑賞

■今日の買い物
 ゆめマート

■今日の献立
 朝:なし
 昼:調理パン(モワソン)
 夕:中津唐揚げバーガー、とびきりハンバーグサンド傑作ベーコンスライスチーズ入り(モスバーガー)

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 テレビで映画をやっていたのでつい見てしまった。

 タイトルは『地球が静止する日』。主演はキアヌ・リーヴス。


 2008年の映画なので、内容も少し書きます。

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 ある日、アメリカのニューヨークへ向かって、宇宙から隕石と思われる謎の物体が超高速で接近する。
 ミサイルなどを使ってその破壊を試みようとするも、何故か機器に不具合が生じて作動させることができない。

 そんなこんなで、実際にニューヨークへ謎の物体が墜落(というか着陸)。
 謎の物体は異星人の宇宙船だった。

 地球へ降り立ったキアヌ演じる宇宙人クラトゥは「地球を救いにきた」と言う。
 それはありがたい。地球がどのような危機にあるのか…と思ったら、人類によって地球が壊されそうになっているので、“地球を救う=人類を滅ぼす”と言う意味らしい。

 クラトゥの怪我の治療をしたヘレン(ジェニファー・コネリー)は、その計画を思いとどまらせようとクラトゥを説得しようと試みる。

 しかし、時を同じくしてニューヨーク以外の世界中にも同じような宇宙船が降り立つ。
 その宇宙船には地球の動植物が吸い込まれていく。
 つまり、ノアの箱舟のように人類以外を避難させ、その後人類を滅ぼそうというのだ。

 宇宙船を守護していたロボットは、無数の超小型のナノマシンに姿を変え、ついに人類を襲い始めた。

 ヘレンはクラトゥを説得できるのだろうか。
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 まあ、よくありがちなシナリオですね。
 余談ですが、ヘレンの息子役にはちょっとイライラさせられたかな(笑)。

 ちなみに、今作はリメイクで、1951年のオリジナル版があるらしい。
 一度見てみようかな。レンタルしてるかな?

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■今日の行動
 仕事

■今日の買い物
 なし

■今日の献立
 朝:なし
 昼:お手製弁当
 夕:手巻き寿司

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 日泰合作映画が上映されていると聞き、熊本市の新市街アーケードにある映画館「電気館」に見に行ってみた。

 映画のタイトルは『アリエル王子と監視人』。
 何と舞台(ロケ地)はオール熊本! 熊本県内・市内の有名無名のいろんな場所が出てくるらしい。


 絶賛公開中(~9月11日・熊本では)なので、詳しくは書かないが、こんな感じのストーリー。

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 主人公は、東南アジア(?)にあるルベール王国(仮想国家)の王位継承予定者の“アリエル王子”。
 王子のチャームポイントは万人を笑顔にするスマイル。しかし、そのスマイルの裏で、王子は気の休まらない堅苦しい日々を過ごしていた。

 あるとき、アリエル王子は休暇を利用し、付き人の“クリス”とともに3日間の予定で日本の熊本を訪れる。
 せっかくの休暇ではあるが、普段と変わらない過密スケジュールをクリスに告げられる。

 そんなとき、王子は一計を案じ、クリスが起き出す前に非常階段からホテルを抜け出すことに成功する。


 自由を手に入れた王子。
 異国である熊本の町並みを興味深い面持ちで自由に歩き回る。

 そして、王子は喫茶店のテラスで1人コーヒーを嗜む。
 店の前を行き交う“熊本美人”につい見とれる王子。そこで王子は一念発起し、身分を隠しつつ、そのうちの1人の女性“リサ”に「熊本に観光で来ました。ちょっと付き合ってくれませんか」と声を掛ける。
 突然の声掛け(ナンパ?)にちょっとびっくりする女性。だが、結局、一緒に行動することに。

 しかし、実はリサはクリスが手配させた「王子の監視人」だったのだ…。



 観光案内をながら熊本のいろんな名所を一緒に行動し、王子とリサはいろいろな話をする。
 2人は立場は違えど、それぞれ運命に翻弄され、あるいは夢を諦め、いまの環境を受け入れて生活をしている。

 そして、王子とリサは、だんだんと互いに惹かれていく。
 しかし、期限の3日間が終わりを迎えようとしていた…。

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 こんなところかな。

 まあ、言わば、熊本版「ローマの休日」、…つまり「熊本の休日」といったとこか。
 しっくりこないな(笑)。


 熊本在住の私からすれば、知っている場所のオンパレードで、嬉しくなってくる。
 まあ、通町筋を上通側から下通側へ渡ったのに、なぜか上通を歩いているというような矛盾点にはいちいちツッコミません(笑)。


 何か、ほんわかする映画ですよ。見終わった後に、優しい気持ちになれます。
 アリエル王子を演じるタイ人俳優さんの笑顔も見ものです。

 熊本人はもちろん、熊本を知らない人も是非どうぞ!


【写真1】映画館前で

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■今日の行動
 映画鑑賞

■今日の買い物
 なし

■今日の献立
 朝:ピザ
 昼:カップラーメン、焼餃子
 夕:黒酢豚定食(紅蘭亭)、熊本オクトーバーフェスト

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 世間は先週から夏休み突入ということで、映画の宣伝も多いような気がする。
 その中で、『インサイド・ヘッド』というディズニーアニメが面白そうだったので観に行ってみることにした。

 ヒトの感情を大きく「喜び」「悲しみ」「怒り」「焦り」「怯え」の5つに分け、それぞれが人格を持ち、頭の中で人間の行動に影響を与える…みたいな話のようだ。



 絶賛上映中なので、詳しくはここでは書きません。
 が、あらすじを少しだけ…。

 アメリカのミネソタに住む小学生の女の子・ライリーの頭の中には、「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「イライラ」「ビビリ」の5人の感情が住んでいる。
 彼(彼女)らは頭の中の司令室で、ライリーのさまざまな思い出を“球”に詰め、記憶として棚に保管する役目ももっており、時には自己主張をし、時にはお互いに協力し合いながら、ライリーの成長を見守っている。
 5人のリーダーは喜びの感情を司る「ヨロコビ」。明るく前向きな性格だが、喜びの感情のみを優先してしまうところが玉にキズ。

 ライリーは明るく正直で家族や友達思いのお茶目でアイスホッケー好きな女の子だが、ある日、父親の仕事の関係でサンフランシスコに転校することになる。
 転校先でいろいろな不安にさいなまれるライリー。

 そんなある時、特別な思い出の“球”を「カナシミ」が触れそうになったのを止めようとして、「ヨロコビ」と「カナシミ」は司令室から外の世界へ落ちてしまう。
 喜びと悲しみの感情を失ったライリーは無気力な状態となり、大切な両親や友達に反発し、大好きなアイスホッケーも辞めてしまう。

 ライリーは大切な2つの感情を取り戻すことができるのだろうか。



 こんな感じでしょうか。


 頭の中に感情というキャラクターが住んでいるという発想は、とても面白い。
 さすが、ディズニーといったところか?
 面白い映画です。ぜひおススメです。

 ひとこと言わせてもらえれば「人生、楽しいことだけが思い出ではない」ということかな。



 途中で、記憶の棚が崩れていくシーンがあるのだが、これって、実は私は似たような経験があるのだ。
 それをちょっと思い出してしまった…。


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 同時上映の短編映画「南の島のラブソング」。

 火山を擬人化したほのぼのとした作品で、これまたよかった。


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■今日の行動
 健康診断
 映画鑑賞(シネプレックス熊本)

■今日の買い物
 くらし館

■今日の献立
 朝:なし
 昼:白身魚フライ定食
 夕:カレーバーガー(モスバーガーグランパレッタ熊本店)

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 熊本市の新市街アーケードにある老舗映画館「電気館」で、建築に関するドキュメンタリー映画が1週間限定(7/11~17)で上映されると聞いたので観に行ってきた。

 タイトルは『だれも知らない建築のはなし』。
 磯崎新、安藤忠雄、伊東豊雄らの建築課の巨匠が出演するらしい。また、「くまもとアートポリス」の建物もいくつか登場するとのこと。



 熊本で絶賛上映中だし、熊本以外でも今後上映があるらしいので、詳しくは書きません。
 (内容的には書いても問題ないような気もしなくもないけど)

 いきなり安藤忠雄が登場してくると、周りがちょっとざわざわ…。
 つい昨日かな、“新国立競技場”問題で、コンペの最高責任者・安藤忠雄がテレビで話題になっていたので、ちょっとタイムリーだったから?

 でも、ひとことで言うと、1983年当時はまだ無名だった安藤・伊東を、建築家の世界的会議に連れて行った磯崎の先見の明は凄いと思う。
 だって、この2人がいまの日本を代表する2大建築家になってるしね。

 日本のポストモダン建築が世界から注目されていた時代があったことにはちょっと驚きを感じた。本当かよ。
 だって、日本って古い建物に価値をまったく見出さず、まさに“スクラップ&ビルド”の先進国だと思うからね。
 でも、もう、高度経済成長時代のように、あんなに公共事業で建物建てまくりの時代は来ないだろうね。建築家は居場所がなくなっちゃったよね。

 あと、それぞれの建築家がインタビューの中で、互いに批判…とは言わないけれども、言いたい放題なのはちょっと面白かった。まあ、お互い認め合ってるし、気にしてるからそういう発言になるんだろうけど。




 子供さんにはつらいだろうけど、高校生以上くらいならば、建築に関する知識があまりない人でも十分に楽しめる映画かと思います。
 高度経済成長時代を過ごした人にはもっとお勧めかも。

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■今日の行動
 映画鑑賞

■今日の買い物
 ミスタードーナツ
 サニー水前寺店

■今日の献立
 朝:なし
 昼:カップ焼きそば
 夕:カツ丼定食(ふく泉)

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 この夏話題のジブリ作品「思い出のマーニー」を観に、シネプレックス熊本へ行った。

 事前の予告によると、これはイギリスの児童文学が原作とのこと。で、今回、それを舞台を日本に変えて映画化したものらしい。
 となると、原作はまだ読まない方が楽しめそうだ。


 現在、絶賛公開中なので、内容は詳しくは書かない。

 主人公・杏奈(アンナ)は札幌に住む中学1年生。物心つく前に両親を亡くし、今は親戚に預けられ、母親代わりの頼子と暮らしている。
 杏奈は人見知りをする性格で親しい友達はいない。趣味はスケッチ。また、喘息の持病があり、緊張すると発作を起こすことがある。
 医者の薦めで、夏休みの間、北海道の釧路湿原の近くに住む叔母夫婦の家にお世話になることに。

 叔母たちにもなかなか心を開けない杏奈。近くに住む自分と同年代の子たちとも打ち解けることができずにいた。
 だが、自然に囲まれた生活は、趣味のスケッチにはもってこいの環境だ。

 ある日、新たなスケッチの場所を探していると、湿原の近くに古いお屋敷を見つける。
 初めてきた場所なのに、見たことがあるような感覚に陥った杏奈は、こっそりお屋敷に近づくが、廃墟のようで誰も住んでいないようだ。
 しかし、ある日、杏奈はお屋敷に住む「マーニー」という外国人の少女と出会う。廃墟だと思っていたら、実は人が住んでいたようだ。

 杏奈はマーニーと次第に打ち解け、初めてお友達といえる仲になっていく。

 と、まあ、こんな感じか。




 最後に明かされる杏奈とマーニーの関係。
 といっても、多分、途中でみんな気づくと思うけど。

 感動作品です。
 イギリスの児童文学だけど、ちょっと子供には難しくないかな?
 ジブリ作品も、最近は大人向けが多いような気がする。


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■今日の行動
 映画鑑賞

■今日の買い物
 なし

■今日の献立
 朝:なし
 昼:なし
 夕:モスバーガー

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 何かと話題の映画「テルマエ・ロマエ2」を観に行った。
 先週、「アナと雪の女王」を観たばかりだから、2週連続映画館とは、なんとも贅沢な…。

 映画やドラマなど、だいたいの作品の「~2」って、つまらないことが多いよね。
 2匹目の泥鰌はそう簡単には捕まらない。
 だから、実はこの「テルマエ・ロマエ2」も面白くないかもと、ちょっと心配しながらの鑑賞となった。


 平和を推進する穏健派(皇帝)と領土拡大を目指す武闘派(元老院)に翻弄されるルシウスの奮闘を描いている。

 結論からいうと、今作も面白かった。
 映画公開中なので詳しくは書かないが、前作同様笑える展開だった。


 にしても、相変わらず“濃ゆい”キャストだ。
 阿部寛も市村正親も北村一輝も宍戸開もイタリア人に全然負けてないね。

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■今日の行動
 映画鑑賞

■今日の買い物
 シネプレックス熊本
 ゆめマート

■今日の献立
 朝:なし
 昼:ピザトースト
 夕:モスバーガー、ポップコーン

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 2035年、ロボットが普及した社会を描いた「Iロボット(アイ・ロボット)」という映画がテレビであったので、つい見入ってしまった。


 昔の映画なので、内容を少し書いてもいいのかな。
 といっても、あらすじを書くつもりはない。

 簡単に言えば、ロボット三原則(安全性、人間の命令への服従、自己防衛)に反乱を起こすロボットと人間の戦い。
 とはいえ、内容はそんな簡単なものじゃない。


 一番印象に残ったのはこの場面だ。

 主人公(スプーナー)はロボットが嫌いな刑事。ただロボットが嫌いなのかと思ったら、理由があったのだ。
 昔、スプーナーは交通事故に遭ったことがあった。被害者はスプーナーと幼い女の子。駆けつけた救助ロボットはスプーナーと幼女の生存確率を計算し、スプーナーを救うことに決定。スプーナーが「オレのことはいいから女の子を助けてやってくれ!」と必死に訴えるが救助ロボットは聞く耳を持たない。
 結果としてスプーナーは救助され一命を取り留め、女の子は見捨てられ犠牲となった。
 それ以来、スプーナーはロボットを毛嫌いするようになった。

 確かに、この先、救助ロボットなるものが存在するようになったら、このような判断が出てくるかも知れないね。
 人間だったなら、子どもや女性を優先して救うという、ある意味感情的な判断が入るのだろうけど、ロボットは数字でしか判断しないだろう。
 それが正しいことかどうかは別として…。




 それにしても、ウィル・スミス、よく出てるね。

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 約15年前に公開された超大作「タイタニック」。
 タイタニック号沈没から100年を迎える今年、なんとタイタニックが3D映画となって帰ってきた。

 しかし、15年前は当然ながら3Dなんかで撮影していないし、今から撮り直すこともできるはずがない。
 じゃあ、どのようにするのかというと、やはり最新技術で2D→3Dに変換しているらしい。300人が1年以上を掛けて行った作業とのこと。15億円費やしたんだそうだ。うひゃ~。
 当初の制作費も2億ドル(約240億円:1997年当時1ドル≒120円)だから、相変わらずお金掛けてるね。


 私はこの映画はDVDやテレビを通じて、もう3回くらい観たことがあるので、正直、今さら興味はなかった。
 しかし、妻が「1度も観たことがない」と信じられないことを言うので、「こんな名作を観ていないなんて」と、映画館へ連れて行くことにした。


 いつもならば、内容は詳しく書かないのだが、もう15年も前に公開された映画なので、敢えてぼかす必要もないだろうから印象に残ったシーンを書きます。


 まず観て思ったこと。ディカプリオ若け~!まあ、15年も前だしね。
 そういや、ケイトはその後、あんまり目立ってないね。

 ジャック(レオナルド・ディカプリオ)とローズ(ケイト・ウィンスレット)がタイタニック号の舳先で両手を広げて見せる、あのシーン。
 マネをした人がどれだけいたことだろう(笑)。

 でも、貴族階級のローズの悩み(政略結婚)は、庶民からすれば贅沢以外の何でもないよね。


 さて、人は自らの運命を、死を悟った時、どのような態度や行動を取れるだろうか。
 ほとんどの人は映画に描かれているように、ただただパニックに陥るだろう。他人はどうでもいい、我先にと救命ボートへ群がる人々。ある意味、これが人間なんだろう。

 しかし、中には潔い人もいる。
 妻と子どもを救命ボートに乗せ、自らは船に残る父親たち。「最後まで紳士らしく振舞いたい」と落ち着いてイスに座ったまま最期を迎える貴族。客の気持ちを安らげようと演奏を続ける演奏者たち。聖書を諳んじて人々を死の恐怖から救おうとする神父。
 さらに、どうせ逃げるのは無理ならばと水が迫りくるの中ベッドで抱き合いながら最期を迎える老夫婦(実在のモデルがいるらしい)、怯える幼い子供2人をベッドに寝かせ絵本を読み聞かせる母親…。
 そして、責任を感じ最後まで残る船の設計主任。操舵室で最期を迎える船長。

 そういえば、今年1月にイタリアの豪華客船の座礁事故の際、船長が真っ先に脱出したという事件があったっけ。
 情けないよな…。



 タイタニック号の沈没後、何とか海に逃れ、漂流していた木片にしがみついた2人。ジャックはローズを木片の上に乗せたが、とても2人は乗れそうになく、ジャックはしがみつくので精一杯。
 しかし、ここは北大西洋の極寒の海。次第に失われていく体力…。
 そして、握り締めていたローズの手を離れ、ジャックが海中深く沈んでいくシーンには涙を誘う…。
 そこへ1艘の救命ボートが近づいてくる。しかし、ローズは声を上げようにもかすれ声しか出ない。このまま諦めてしまうのか?
 しかし、ジャックが息を引き取る前に言った「君は生きるんだ!何があっても!死ぬのは今ここではなくベッドの上で!」という遺言を胸に、ローズは最後の力を振り絞り、笛で自分の居場所を知らせることに成功する。

 じつは、このシーン。初めて観たときは違う印象だった。
 ジャックも他の漂流物を見つけて乗れば2人とも助かったんじゃないかとか、ジャックだけ死んで、ローズだけ生き残るなんて勝手だとか(愛しているんだったら一緒に死んだら?)思っていた。
 しかし、ローズはジャックの遺言を守り通して、必死に生きる道を選んだんだと分かったのだ。

 そして、現代に戻り、最後のシーン。
 ベッドで寝ている年老いたローズ。
 これは夢の中だろうか? タイタニック号のレストラン前の大階段の踊り場で、普段着で待っていたジャックと抱き合い、キスをする二人。周りでは、みんなが祝福の歓声を上げる。設計主任や船長の姿も確認できる。
 ああ、これは夢の中ではない。きっとこの場面は、ローズが天に召されたあと、ジャックと再会できたという意味なんだろうな…。周りの人もタイタニック号と共に亡くなった人ばかりだから…。
 ジャックが言った「君が死ぬのはベッドの上で」という遺言を、ローズはここでも最期まで守り通したんだ…。
 それに気づいたとき、また涙が溢れてきた…。



 3時間超の大作だが、時間を忘れるくらいのめり込んでしまった。後半は涙無しでは見れないシーン満載…。
 今、改めて観ても色褪せない、素晴らしい作品だった。


 しかし、水が迫ってくるシーンは、つい、東日本大震災とイメージを重ねてしまう…。
 みんな苦しかったんだろうな…。
 生き残った人たちも贖罪の気持ちを持ってしまうよね。

 タイタニック号の犠牲者、東日本大震災の犠牲者のご冥福をお祈りいたします。

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