南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 





 今日、全国ニュースで熊本市の報道があった。

 熊本市役所のある出先機関で、上司2人(係長級)が新人職員に2年半にもわたりパワハラを続けたということで、6ヶ月間の停職処分を受けたそうだ。
 報道によれば、毎日のように食事をおごらせ(合計100万円くらい)、昼休みには喫煙室で1時間も正座をさせ、公用車の運転中には後ろからヘッドレストで殴っていたそうだ。
 さらには、正座をさせられていることを課の職員は全員知っていたうえに、課長は「熱心な新人教育をしている」と感心していたんだそうだ。
 …、バカじゃなかろうか?

 この“平成”の世の中にありながら、何とも情けなくて、みっともなくて、民度が低くて、低レベルな事件だろうか…。こんなことが私の住む熊本市の、しかもお役所の中で行われているとはね…。

 しかも、こんな事件が明るみに出ておきながら、上司2人の処分はたったの6ヶ月なんだって(笑)。つまり半年後には、こいつらはのうのうと職場復帰する訳だ。ふ~ん。
 確かに、停職6ヶ月は免職の次に重い処分なんだろうが、「甘すぎる」と各方面で話題になってるように、誰もが「おかしい」と思うのではないだろうか。

 でもね、この新人も新人だね。
 2年半もこんなことさせられて、いままで何やってんだろうか? よく「火のないところに煙は立たない」というけど、新人もちょっとよっぽどの人物かも知れないね。
 しかも、告訴とか損害賠償とかしないんだってね。は?って感じ。


 平成20年度のイジメ認知件数で、熊本県が堂々のワースト1位(1000件あたり32.7件。全国平均は7.1件)を飾ったが、なるほど、大人同士で、しかも民間会社の模範となるべき市役所内でこんなイジメが発生しているくらいだから、学校でもなくならない訳だ。納得するね。
 こんな状態のクセに、まさか学校で先生が「イジメはダメ」とか言っている訳じゃないんでしょうね? 説得力ゼロ(笑)。


 はぁ…。
 この間の内柴選手の事件といい、今回の事件といい、熊本県民として、熊本市民として恥ずかしい…。
 こんな職員が在籍した上に、しかもまともな処罰もできないくせに、4月から政令市になろうだなんて、30年早いよ。

 「くまモン」がゆるキャラグランプリでナンバー1を獲得した栄光も霞むね…。

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 FA宣言をしていたソフトバンク・『杉内俊哉』のジャイアンツ入団が決まった。

 これは例年にない、素晴らしい補強だ!
 杉内クラスの投手がジャイアンツに入団してくれるのは嬉しい限りだ。これで来期のジャイアンツのプラス10勝は決まったようなものだしね。


 にしても、杉内ほどの投手を繋ぎとめることができないソフトバンクのフロントは、本当、無能だとしか思えない。メジャー挑戦の川崎や和田の流出は致し方ないとしても、だ。そういやホールトンもいなくなったね。

 その一因は年俸の査定方法の急な変更らしい。実績ではなくその年の成績だけしか査定しないような方法(?)なんだとか。
 しかも、去年、杉内に「お前なんかFAしたってどこの球団も獲らんよ」みたいな侮辱発言をしたらしいし。杉内に対するこの暴言。福岡、ひいては九州のホークスファンを裏切る行動だね。非常にムカつく。
 この発言した人は辞任(解雇?)したらしいね。当然の報いだ。

 何かね。ソフトバンクって、携帯電話やネット関係でぼろ儲けしていて、球場にお客さんだってあんなに入って超大金持ちの会社のクセに、こういうところはケチ臭いよね。
 こりゃ来年ソフトバンクはBクラス決定かもね?



 さて、杉内の入団はいいことなんだが、気になる点が1つだけある。
 杉内の背番号がなんと「18」に決定したというのだ。
 うーん。何か釈然としない。

 無論、杉内の実力や成績は認める。
 しかし、ジャイアンツにとって「18」は特別な背番号なのだ。

 「18」の歴史を見ると、記憶に残る過去3人だけでも『桑田真澄』『堀内恒夫』『藤田元司』と、ジャイアンツ…いや球界を代表する大投手が背負っている番号だ。そして、共通するのは生え抜きの右投手だ。
 それを簡単に杉内にやってしまってもいいのだろうか???
 該当するような投手がいないから、桑田の引退後、5年間も空き番にしていたはずなのに…。



 きっと、ドラフト会議で日本ハムが邪魔しなかったら、東海大の『菅野智之』にあげたような気がするんだよね。
 それができなかったんならさ、私が思うに、今年、新人ながら大活躍をした『澤村拓一』に背負わせる方がいいと思うんだけどね。

 他の巨人ファンの人はどう思ってるんだろう?

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 通信販売で注文していた「はやぶさ - BACK TO THE EARTH -」のDVDが今日届いた。
 そう、先日、プラネタリウムで見たプラネタリウム用映画のDVD版だ。

 いつもならば、つい自分の趣味に走って通販でいろいろ衝動買いをすると、妻に怒られるのだが、このDVDだけは文句なしで購入に賛成してくれた。妻もすっかり“はやぶさファン”になってしまったようだ。


 早速、ケースから出してパソコンで再生。

 そして、はやぶさが砕け散っていくシーンを見て涙…。
 Umezawa Chieの「宙よ(そらよ)」の寂しげなメロディと歌詞も、はやぶさが消え行く哀しさをいっそう助長する…。

 「宙よ」はiTunes限定での発売と聞いていたのだが、実は通販でも買えたらしい。
 しまった、DVDと一緒に注文すればよかった…。


 にしても、いい作品です。
 感動できます。
 早くも宝物に決定です。


 プラネタリウムに行けなかった方、映画を見ていない方、実はニュースや騒ぎを知らず、はやぶさがどんなことを成し遂げたのかを知らない方、もう一度感動したい方、日本…いや世界中の皆さんにオススメです!
 買って損はないです。

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 今日(14日夜~15日未明)は、毎年恒例のふたご座流星群が最大となる日だ。

 ついこの間の土曜日(12/10)が皆既月蝕(熊本では悪天候のため見られず…)だったので、この立て続けの現象は天文ファンにとって嬉しい限りだ。

 だが、そのお月様のお蔭(?)で空が明るくて、今回、ふたご座流星群の観測には不向きになってしまった。
 まあ、この間、月蝕があったばかりだから、満月過ぎの明るいお月様がお空に出ていることは止むを得ないことなんだけどね…(月蝕が起こるのは満月の日って決まってるからね)。


 流星群が最大になるのは15日の午前2時頃だという。しかし、この時間だとお月様も空高くに位置しているはずだから、観測にはどうかな…。
 そこで、まずは幾分かお月様の高度が低い、14日の23時頃、妻と家の庭に出てみた。
 
 外は気温が低い。しかも、見上げると熊本の空は結構雲が多いようだ。
 だが、その雲が幸運にも月明かりを遮ってくれ、空を見上げ始めてから1分足らずで、オリオン座の右下方面に流れる一筋の光を見ることができた。
 妻はそれに満足したのか「あ、綺麗。やったー、観れた。さ、寒いから家に入ろう」と、さっさと家に入ってしまった。私もとりあえず1個観ることができたので、今度は2時に観ることにし、家に入った。


 2時半になった。あのあと寝ると朝まで起きれないと思ったので、そのまま夜更かし中だ。外はかなりの寒さだ。しかし、それが眠気を覚ましてくれる。
一応、妻にも声を掛けてみたが、「寒い」の一点張り。仕方ない、自分だけで観よう。
 空を見上げると、残念なことに、一面の曇り空。月明かりを隠してくれるのはありがたいんだが、流星群まで隠されては…。
 仕方がないので、一時帰宅。

 3時。雲はほとんどない。その代わり、天頂に位置するお月様が煌々と輝き、空全体を照らしている。月明かりによる私の影が真下の地面に落ちている。うーん、明るすぎる。こんなんで流星群、観られるかな…。
 左手で月明かりを隠しながら、真上を見上げる。
 ふたご座はオリオン座の左上の方に位置している。となると、この時間、ふたご座はほぼ真上にに位置していることになる。
で、ふたご座流星群は、このふたご座を放射の中心点としている。だから、ふたご座を視界の中心に置きながら空全体を見れば、流星の一瞬の瞬きをを見逃す確立が少なくなるのだ。
 しかし、真上を長時間見上げ続けるのは結構な労力だ。首が痛くなってくる。せめて流れ星が観測できれば、その疲れも飛んでくれるのだが…。

 結果を言うと、30分間で5個の流れ星を観ることができた! この明るさの中、なかなかの成果ではないかい?
 しかもうち2個はかなりの明るさで、長い光跡を残してくれた。
 うん、満足した。寒い中、眠い目を擦りつつ、首を痛めながら見上げた甲斐がありました。

 気づけばもう4時前!
 明日も仕事なんだしもう寝ないと。いまからだと3時間しか寝られないな。とほほ…。
 しかし、天文ファンならば、それは分かった上での寝不足だ。




 実は昨日、会社で「今夜(14日深夜)、ふたご座流星群が観られますよ」と言ったら、何人もから「何時ごろ?」「どの方向を見ればいいの?」「何個くらい観れるの?」みたいな質問を受けた。
 中には「一度も流れ星を観たことない」なんて人もいたから、それはそれはと、1つ1つ丁寧に答えた。

 なのに…。
 今朝、会社で観れたかどうかみんなに聞いてたら、誰一人観てなかった…。それも「観れなかった」じゃなく「観なかった」らしい。
 あらら。

 まあ、もともと興味がない人にとっちゃ、こんなもんだよね(笑)。

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 今日は、サッカークラブワールドカップの準決勝、柏レイソルvsサントス(ブラジル・南米王者)が行われた。

 試合をしなくても、ペレの再来・ネイマール率いるサントスが圧倒的に有利なのは明白だ。
 しかし、開催国枠での出場ながら、オークランドシティ(ニュージーランド・オセアニア王者)、モンテレイ(メキシコ・北中米カリブ王者)を破った柏レイソルにも、もしかしたらチャンスがあるかも知れない。


 仕事の都合で、帰宅したときは既に前半が終了していた。
 予想通りというか、早速0-2で柏がビハインド。しかも、うち1点(先取点)はあのネイマールが取ったという(もう1点はボルジェス)。
 ネイマールの得点をリプレイで見てみたが、フェイントや切り返し、そして最後のやわらかいタッチでのシュート。やっぱり、格が違うね…。
 ボルジェスのシュートもディフェンダーを引きつけておいて引きつけておいて、ゴールを見ないまま、しかもゴール隅にコントロールされた絶妙なシュート。さすがだ…。

 後半。
 柏はコーナーキックに酒井が頭で合わせ1点返す! 大興奮!!! まさか、あの南米王者のサントスから1点もぎ取るとは…!

 しかし、今度はサントスのフリーキック。蹴ったのはダニーロ。
 ボールはゴールの右枠の外へ…。「枠の外だ」と判断した柏のキーパー菅野は動かず見送る。
 しかし! しかし、ボールはワンバウンドすると巻いてゴールの中に吸い込まれる…! 菅野は動かなかったのではなく、動けなかったのだ! 反応できなかったのだ。
 こんなシュート見たことない…。思わず鳥肌が…。

 その後は柏の猛攻が始まる。
 何度も決定的チャンスを迎えるが、サントスの厚い守備陣のプレッシャーに押されたか、最後のワンタッチでシュートはことごとく枠の外へ…。

 そして、後半は柏が押しながらも、ついに1-3で力尽きた。


 うん、よくやった、柏!
 素晴らしいプレーでした。見ごたえのある、いい試合でした。
 そして、格の違いを見せてくれたサントス。ありがとう!

 試合後、あのネイマールに「柏は偉大なチーム。手ごわい相手だったよ」と言わしめただけでも、満足しました。



 さあ、明日はメッシのバルセロナ(スペイン・欧州王者)vsアルサッド(カタール・アジア王者)だ。
 日本でこんな試合が開催されるなんて、幸せな国に住んでいるんだなあ。しみじみ。

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一時

 今夜は皆既月蝕が見られるらしい。

 しかも、蝕の始まりから終わりまでの一部始終が日本で見られるのは2000年以来、11年ぶりだという!
 これは寝不足になっても見るしかないね。


 9時45分頃から部分蝕が始まる。
 さあ、外を見てみよう。

 ん? あれっ?
 ガーン…。
 熊本の空は一面の厚い雲。それどころか雨まで降っています。


 テレビでは東京の映像が映ってるのに…。
 しかもニュースでは、日本全国のほとんどで観測できていると言っているのに…。


 天気予報は。えーと、この後は晴れて…くれないみたいね。
 もういいや。
 不貞寝してやる。


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 オリンピック2大会連続金メダリストで、熊本県民栄誉賞や合志市民栄誉賞を受けている柔道の内柴正人選手が逮捕されるという驚きのニュースが飛び込んできた。

 「何かの間違いではないか」と思いたいところだが、この最近のセクハラや大学講師を解雇された報道からすると、あながち間違いじゃなさそうだ…。


 残念だ。
 熊本の誇りだと思っていたのに…。


 犯罪にもいろいろあるが、犯罪にいいも悪いもないことは分かっているが、どうもこういう性犯罪は、一番みっともないというか、情けないというか、やっぱりサイテーですね。
 ある本によると、刑務所に入った犯罪者仲間(?)のうちでも、性犯罪者は相当見下されるらしいですね。


 未成年の飲酒を叱るどころか…、ね…。
 合意の上って、酔いつぶれた未成年の学生に何の意思表示ができるの??? 常識で分かるでしょ?

 金メダリストのコーチの指導を受けられると喜んだ学生やご両親の落胆は如何ばかり…。
 奥さんや子どもさんの人生まで狂わせて…。
 いったい何がしたいんですかね。


 頂点から一気に奈落の底へ。
 天は二物を与えないというが、やっぱりそうなんでしょうかね。

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 郷土・熊本の誇り、ジャイアンツの藤村大介が契約更改に望んだ。

 あるニュースによれば、今期年俸640万円+1760万円増→2400万円だという。
 さすが、1軍定着&セカンドほぼレギュラー&セ盗塁王なだけあって、一気に増えたね!

 …、私なんて、彼の今期年俸にも既に負けているのだが、もう手が届かないところに行ってしまいました。
 って、比較してどうすんのよ???(笑)



 さて、来年4月に熊本市の藤崎台球場で『巨人-横浜戦』が開催されることが決まっているので、是非、藤村の「54」番のレプリカユニホームを着て応援に行こうと思っていたら…、なんと、来期は背番号が変わるらしい。
 で、その気になる新背番号は…。

 なんと「0」(ゼロ)らしい。

 え…。
 確かに、ジャイアンツの1桁は非常に嬉しいんだけど…。でも…。
 どうせ1桁ならば、「0」以外がよかったなあ…。

 まず、「1」「3」「4」は永久欠番。
 「2」は小笠原、「5」は空き番だけど最近は強打者っぽいイメージあるし、「6」は坂本、「7」は長野、「8」は谷、「9」は亀井であることを考えれば…、空いてないからしょうがないか…。
 あと1~2年待てば「8」は空きそうな気もしたけどね。谷、ゴメン…。

 「0」は、今期はFA移籍がほぼ決定している「大村三郎」がつけてたけど、その前は悲劇のユーティリティプレイヤー「木村拓也」の番号だから、キムタクさんのような誰からも愛される、何でもできる選手になってほしいかな。
 “誰からも愛される”という点は、近いかもね?



 でも、何でこうも早く「54」→「0」と変わることになったんだろう。
 往年の熊工の大先輩・緒方の「44」+一回り超えてほしいという願い→「54」と言われていたような気がしたんだけどねえ。だから「54」番を背負い続ける藤村もかっこいいと思うんだけど…。

 ま、背番号を変えるなら、なるべく早く、しかも大活躍した年にというのも理に適ってはいるけどね。



 と思っていたら、違う面が見えてきた。
 ソフトバンクの最多勝投手・ホールトンの獲得をジャイアンツが目指していると言うニュースだ。ホールトンは、ソフトバンクでも、以前のドジャースでも「54」をつけていたらしい(もっともドジャース入団時は「27」、ソフトバンク入団時は「00」らしいが)。
 そこで、ジャイアンツとしては、ホールトンが愛着を持つ「54」を用意して、ホールトンに敬意を払う心積もりらしい。

 そうか。
 そういうことか。
 そういうことなのか。


 藤村に1桁番台を与えるという素晴らしい評価をしたのかと思ったら、そういう経緯もあった訳ね。
 言い方を変えれば、藤村から「54」を取り上げた、と。
 …。




 ああ、藤村の背番号がジャイアンツの夢の1桁番台「0」になったことを喜ばずに、こんなことを書いてしまった…。
 ちょっと心が疲れてるのかな…。最近、残業続きだし…。
 いかんいかん、リフレッシュリフレッシュ。


 藤村大介、おめでとう!
 これからはジャイアンツの「0」と言えば、藤村だと誰もが認識するよう、活躍を祈っています!

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 「讃岐うどん」で知られる香川県が、愛称を『うどん県』とし、「うどん県」宛でも年賀状が届くよう、日本郵便に要請したらしい。
 しかも、その特設サイトによれば、香川県は「うどん県」に改名するらしい(当然、フィクションなんだけどね)。


 いつもながらのちょっとおふざけが過ぎた行政アピールなんだろうけど、ちょっとね…。
 『香川県がうどんで有名』なのは認めるけど、『うどんと言えば香川県』と言うのは、間違っていませんか?

 正直、「讃岐うどん」が美味しいとか思ってるのは、香川県民だけだと思う。
 「うどん」って、それぞれの地域にそれぞれ特色のある「うどん」がある訳だし、それぞれの都道府県に、市町村の地場に有名なうどん屋さんやうどんチェーン店がある訳ですよ。

 それを差し置いて、というかきっと知っているくせに、あえて『うどん=香川県』というのは、言い過ぎというか…態度デカ過ぎと言うか…。
 その考え、ちょっと許せないな。



 まあ、逆に言えば、「うどん」くらいしか香川県にはないということなのか???

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 昨夜の日曜洋画劇場、ニコラス・ケイジ主演の映画「ノウイング」。
 本当は観るつもりはなかったんだけど、たまたまチャンネルを回していたら、ついついだらだらと観てしまった。

 内容について多くは触れないが、最後はとても悲しい展開だったな…。
 何か、見終わってもスッキリとしない、とても消化不良な感じ。


 前半はホラー系かなと思ったが、世界終末系なんだね。
 しかも宗教性が非常に強く、聖書の影響がありありと見える。
 結果から言えば「現代版ノアの方舟」といってよいのだろうか。選ばれたごく一部の人や動物のみが助かり、あとは地球上すべての人類そして生き物が全滅する。

 予言に気づいた主人公(ニコラス・ケイジ)が何とかそれを防ごうと孤軍奮闘するが、もうどうにもできない定められた運命だということなのか。


 もし、太陽が寿命を迎える頃、あと45億年(?)後まで地球に人類が栄えていたら、こんな風に終わりを迎えるのかなという気がする。
 まあ、間違いなくそれより前に人類は滅亡してると思うけどね。この地球を破壊しているのは間違いなく人類だしね。

 でも、地球自身が何とか地球上から人類を排除しようと、エイズやSARSなど次々と新しい病気を発生させ、一生懸命自浄作用を起こそうとしているのに、人類はそれを医療や科学技術で克服していくからね。
 地球からすれば、残念だろうね。



 ちょっと気になったのは、街が火炎の波に飲み込まれていくシーンが、なんとなく3.11を髣髴とさせるところ。阪神・淡路大震災の映像も挿入されてるしね。
 うーん、この映画、日本の地上波で上映するのは時期尚早ではなかろうか???
 こんなこと思うのは私だけかな?




 ところでずっと気になってたんですけど、「日曜洋画劇場」とかいいながら邦画もたくさんやるよね。
 タイトルが中身を表してませんけど???
 えへ…。

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 熊本市立熊本博物館のプラネタリウムで上映されている特別プログラム「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」を見に行ってきた。

 先日(11/23~27)まで、ここ熊本市立熊本博物館で「はやぶさ」が持ち帰ったカプセルの展示があり、その時に一緒にプラネタリウムも見たかったのだが、あまりの人気でチケット完売となり見ることができなかったのだ。

 実はこのプログラムが上映されるのはこの日が最終日。
 7月くらいから上映されているのに、いつも何をするにもギリギリになってしまうのは、私の悪いクセでもある(汗)。


 熊本博物館はあの建築家・黒川紀章の設計であり、屋根に特徴がある、正直ちょっと変わった形の建物だ。
 ここには何度か訪れたことがあるが、プラネタリウムに入るのは今日が初めてだ。
 プラネタリウムは今年3月にリニューアルしたばかりだ。国内でもかなり最新式の設備なんだそうで、従来型の光学式と最新のデジタル技術を組み合わせたハイブリッド型の投影装置が設置されているらしい。

 「はやぶさ」プログラム最終日なので、込み合うのかと思ったが、席にかなりの余裕があった。
 職員さんに「どの座席がお勧めですか?」と訊ねると「最後列から2~5番目の中心側の座席」との返答だったので、その辺りに陣取った。


 プログラムは60分だが、はじめの15分は今夜見える熊本の夜空の星座のお話。
 アンドロメダ座やペルセウス座、カシオペア座、ペガスス座、くじら座の話は知っているが、いま、星空を見上げても明るすぎてとてもそのような星座の姿には見えない。きっと、これらの星座と神話が生まれた頃は、夜空が綺麗に見えたんでしょうね。

 そしていよいよ「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」のプログラムが始まった。
 何故わざわざ小惑星「イトカワ」まで行って帰ってくるのか、その砂を持ち帰ることにどんな意味があるのか、と言うような根本的な話から、「はやぶさ」自身の能力やリモートコントロールの技術など、非常に分かりやすい構成となっており、同時に日本の誇る高度な科学技術力の素晴らしさを感じることができた。
 また、篠田三郎のナレーションの声が心地よい。
 そして、もうすっかり毎度のことになってしまったが、満身創痍の「はやぶさ」が、最期に母なる地球の姿をカメラに収めた後、大気圏に突入して太陽電池パネルがもぎ取れ、パラボラアンテナが吹き飛び、次第に粉々に砕けながら流れ星となる映像にまたまた思いっきり泣いてしまった…。

 いやあ、よかったです。



 夕方、携帯でニュースを見ていたら、少し残念な記事が載っていた。
 「はやぶさ2」開発関係予算が大幅に縮小されるかも知れないのだそうだ。
 確かに東日本大震災の被災地の復興や同じ宇宙開発でも気象衛星や通信衛星の更新のための費用の方が優先されるべきだというのは、素人でも正論であると分かる。
 しかし、しかしですね、こういう「夢」にもお金をかける必要があるのではないでしょうか?

 宇宙開発は、惑星間の距離などのタイミングがあり、今年ダメだから来年にしようなんて簡単に行かないんですよ。いま予算を削られると、1年とかじゃなく数年も遅れてしまうんです。
 そしたら、この分野も欧米に先を越されちゃいます。


 政府のみなさん、どうにかして「はやぶさ2」が実現できるよう、予算を回してください!
 暗いニュースしかない現在「日本の技術力、ここにあり!」と、われわれ日本人が勇気が出るよう、日本に生まれたことに誇りを持てるよう、日本はまだまだ捨てた国じゃないと再認識できるよう、お願いします!

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