南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 





 昼間は相変わらず30度近い日々が続いているが、朝晩はめっきり秋らしく涼しくなってきた。秋といえば秋桜(コスモス)。というわけで、休みを利用して秋桜を見に行くことにした。
 九州では、宮崎県小林市の「生駒高原」が秋桜の名所として知られている。しかし、遠出をするには時間とお金がない。そこで今回は、熊本県内でどこか見所はないかと検索することにした。すると、会社の同僚が行ったことがあると言っていた「フラワーヒル菊池高原」で秋桜がもうすぐ満開との情報が。
 菊池高原のある菊池市は家から約1時間の距離。ということで、ここに行くことに決定。

 菊池市旭志には、毎年5月に「蛍」鑑賞に行っているため、途中まではよく馴染みのある道筋である。途中からは山道という感じになり、ちょっと不安になるが、案内看板を信じて車を走らせる。山道なのに対向車や観光バスの交通量が多いので、間違いはないだろうと確信。

 予定通り1時間足らずで無事に到着。山の中の外れにある割にはたくさん駐車している。「きっとみんな秋桜の鑑賞をしているのだろう」「みんな考えることは同じだね」などと思いながら入場する。大人1人600円は高いような気もするが、たくさんの花を維持管理しているんだろうから、仕方ないかと勝手に納得する。

 すぐに目的である秋桜畑を見に行ってもいいのだが、ダリアが満開らしいので“前座”とばかりにダリア園へ。
 行ってみてダリアの花のあまりの大きさにびっくり。どの花も優に直径30cmはあった。ダリアの花ってこんなに大きかったかな? イメージと違いすぎるような…。

 ダリア園を出て、いよいよ秋桜畑へと歩き出す。途中、小さい(といっても5×10mくらいはある)花壇に秋桜が密集して咲いていたが、「先へ行けばこれよりももっとすごい秋桜畑が広がってるはず」と、あまり気を留めずに通過する。
 いよいよコスモス園に近づく。
 「え…??」
 目の前に広がった秋桜畑は、閑散とした寂しいものであった。確かに植えられている本数は多いかもしれないが、1本1本の間隔が空いており、背丈も膝の高さくらいでしかなく、とても満開といえるものではなかった。

 かなり落胆したが、他の部分はどうだろうかと、園内を1周することに。
 よくよく見れば、園内を回遊するカートも休止、テニスコートは使用禁止で荒れ放題、レストランも休止…。
 こんな状態で入園料600円も取るのはおかしいのではないかと思った。
 結局、見ごたえがあったのはダリアのみという結果に終わってしまった。

 来年は別の場所に秋桜鑑賞に行こうと思う。

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