南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 



のち

 エニックスが放つ、いわずと知れた国民的RPG(ロールプレイングゲーム)のシリーズの最新作である。

 面白いのは面白いのだが、どうもいまいちのめり込めない…。
 うーん、パーティメンバーの仲間意識の低さかな…。それと転職さえ繰り返せば、みな同じような能力になるので、キャラに感情移入できないのも難点か。

 正直言って、私は前作『ドラゴンクエスト5 天空の花嫁』の方が好きである。シリーズ6作品でも「5」が一番の良作だと思う。

 しかし、この「6」をやっていて、ちょっと心を打たれるセリフに遭遇した。
 「マウントスノー」という村にいる、ゴランという老人が主人公に話すセリフである。

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『なあ 旅の人よ。
 若い頃の あやまちは 誰にも
 あるものだと いわれておろう。

 だからこそ おそれずに
 信じた道を 進むべきじゃと…。
 そして 人は 成長すると…。

 ならば わしの おかした
 あやまちも わしの人生にとって
 意味のある事だったのじゃろうか?

 わしには よく わからん。
 50年の月日は……
 あまりにも 長すぎた。』
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 ゴランは若い頃、雪山で遭難したが、雪女に命を救われ、無事に生還する。
 その際、雪女に「私に会ったことは絶対秘密にして欲しい」と言われるのだが、ある時、酒に酔った勢いで友人に話してしまう…。
 その瞬間、雪女の放った呪いにより、マウントスノー村は氷付けになってしまう。ただ一人、ゴランという若者を残して…。
 それから50年後、主人公がこの村を訪れ、雪女は50年ぶりにゴランを許し、その呪いを解く。村人たちは50年ぶりに当時のままの姿で普通の生活に戻るのだが、ただ一人、ゴランだけが老人となっていた…。



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