南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 





 弟が帰省してきているので、一緒に映画を見に行くことにした。

 私は毎年、最低でも1回は映画館に行くようにしているが、弟は映画館に行くのは何年振りか覚えていないとのこと。もしかしたら、小学生以来くらいなのかも知れない。

 見に行く映画は、最近公開された『ドラゴンクエスト YOUR STORY』。
 内容は詳しくは知らないが、ベースとなっているのは歴代ドラクエシリーズで一番好きな「ドラクエ5」らしい。
 見た人によると、かなり賛否両論あると聞いてはいるが、ドラクエ世代の私たち兄弟にとって、これとないタイトルかも知れない。



 予告編を見ていると、キャラクターデザインが鳥山明ではないみたいで、どうもしっくりこない…。
 主人公しかり、ビアンカしかり、フローラしかり。うーん、好みが分かれそうだ。
 3DCG化しても、鳥山明のデザイン風にすることは難しくはないかと思うんだけどなぁ。


 ゲームソフトの映画化は、これまであまりヒットしたものの記憶がないため、今回もかなり不安ではある。

 例によって、絶賛公開中なので詳しくは書きませんが、大体こんなストーリー。
 ってか、リアルタイムで「ドラクエ5」をプレーしてる私にとっては、当然知っている内容がほとんどなんだけどね(笑)。

---

 主人公の少年リュカは、父親・パパスとともに、魔物にさらわれたという母親・マーサを探す旅をしている。

 ある時、大魔王の復活を試みる教団の司祭・ゲマにパパスを殺され、リュカはラインハット国の王子のヘンリーと共に、教団の奴隷となる。
 奴隷として毎日ひどい扱いを受けながらも、10年後、青年として成長したリュカとヘンリーは、教団からの脱走に成功する。

 パパスの付き人だったサンチョと再会し、父の遺志を継いで、母親を探す旅を再開するリュカ。
 行く先で、街を苦しめる怪物・ブオーンを倒すなどし、力をつけていくリュカ。
 その後結婚して、息子を設けるが、父親の敵・ゲマに夫婦ともどもリュカは石像にされてしまう。

 7年後、成長した息子によって石化を解かれたリュカは、ゲマに母親が囚われていることを知る。
 父親と母親と妻を奪ったゲマに、リュカは最後の戦いを挑む。

 ゲマを倒し、大魔王の復活を阻むことができるだろうか?

---

 ってなところでしょうか?

 でも、不満なところが結構たくさん。

 まず、幼少期を端折りすぎ!
 これじゃ、予備知識がない人は「ビアンカって誰?」とかってなるんじゃないの?


 それと、最後の最後にわかる、ある意味大どんでん返しの展開!
 そのことで、「ああ、なるほど、そういうことか…」とわかるんだけどね。
 途中で、「ん?」「何、訳分からんこと言ってんの?」というのは、その伏線だったんだね。



 うーん、個人的には、ゲームに準拠したストーリー部分については、十分、及第点をあげられる出来だと思う。悪くないと思います。
 でも、あの展開は、何か、小さい頃にプレーした思い出がちょっと汚されたように思えなくもない、かな。うん。なんちゃって。

----
■今日の行動
 実家
 映画鑑賞

■今日の買い物
 ゆめタウン光の森
 ローソン熊本麻生田三丁目店

■今日の献立
 朝:ピザパン
 昼:太肉麺(桂花ラーメンゆめタウン光の森店)
 夕:握り寿司、助六寿司、鶏唐揚げ、カツオのカルパッチョ、タコときゅうりとゆずコンニャクの酢味噌和え、枝豆、ポテト肉巻き



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )






 今日は、地元・熊本工業高校の甲子園初戦だ。
 6年ぶり出場の熊工は、熊本大会での優勝候補に校名が上がらなかったほどなので、正直、あまり期待はできそうにない…。


 相手は、4年連続出場の山梨学院高校(山梨県)。

 これは私の私的な考え。
 山梨学院って、箱根駅伝でいち早く外国人留学生を使ったりと、ルール上は問題ないのかも知れないが、何か正々堂々と戦っているように見えず、何かあまり好きじゃないんだよね…。まあ、こちらは山梨学院「大学」なんだけど(汗)。

 今日の山梨学院「高校」も見ていてちょっと気になったことがあった。
 左のエースの相澤投手。明らかに投球モーションに入っているのに、急に牽制に切り替えて、1回・2回と熊工の1塁走者をアウトにした。
 私の理解している野球の知識では、あれは“ボーク”ではないかと思うんだけどな…。ぎりぎりセーフなのかな?それともルールが変わったの?
 でも、現に、2回目の牽制アウトのあと、審判が相澤投手に近寄って何か言ってなかったかな? あれは注意じゃなかったのだろうか? それ以降は牽制死がなくなったし(熊工側も警戒したんだろうけど)。


 ま、それはともかく、初回にエラーがらみでいきなり2点を取られたときは、「こりゃ熊工は何点取られるかわからないな」と思った。
 しかし、蓑茂投手から変わった村上投手の好リリーフもあり、再三ピンチを迎えながらも山梨学院打線をずっと0点に抑える。

 一方、熊工は4回裏に、タイムリー2本で2点を返し同点とした(ホームベース上のタッチプレーはちょっと微妙な気もしたけど(汗))。だが、それ以外はチャンスらしいチャンスもなく、スコアボードには0が続く。


 山梨学院も継投のチームと言われながら、何故か相澤投手がずっと投げ続ける。
 途中、左足が痙攣を起こしたりしながらも、水分補給をしながら何とか投げ続ける。
 どうしたんだろう? 山梨学院の監督は、相澤投手と心中するつもりだろうか?

 そして、ついにその時がやってきた。
 延長12回裏。
 ここで3アウトになれば、次の回からはタイブレーク制となる。
 1アウト後、打席に立ったのは、今日まだヒットが出ていない山口選手。
 相澤の放った140球目を捉え、バックスクリーンへサヨナラホームラン。

 歓喜の渦に包まれる熊工ナイン。熊工のアルプススタンド。


 一方、相澤投手は、ボールの行方を見守ると、一瞬、感服したかのように笑顔を見せたが、顔がくしゃくしゃになった。
 しかし、すぐに涙をふき、キャプテンとして、泣き崩れるチームの規律を正し、挨拶、熊工の校歌斉唱の間の整列、アルプススタンドへの礼、そして最後にグラウンドに礼をするまで気丈に堂々と振る舞った。
 そして、最後の礼が終わった後、ついに堰が切れたかのように泣き崩れた。
 テレビ観戦していた私も妻も、その姿に思わずもらい泣きをしてしまった…。


 素晴らしい対戦だった。
 最後に勝利をつかんだ熊工は素晴らしかったが、山梨学院も素晴らしかった。

 勝利監督インタビューでは、山口に代打を出そうかと思ったが、「一生懸命やってこい」と送り出したことや、蓑茂投手から村上投手への継投のタイミングを、蓑茂投手の意見を聞いて判断したことなどのエピソードが見られ、監督と選手の信頼感が厚いことがよくわかった。

 敗戦監督のインタビューでは、山梨学院の右のエースが直前に故障し、キャッチボールもできない状態であることが告げられた。
 そういう事情があったんだね…。


 熊工の次の相手は、東東京の関東第一高校。
 山梨学院の分まで頑張ってほしいね。

----
■今日の行動
 スポーツクラブ

■今日の買い物
 ハンズマン
 マルショク江津店

■今日の献立
 朝:なし
 昼:そうめん
 夕:くるみヨモギ餅



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )