話題の映画『オデッセイ』を観に行った。
絶賛公開中なので、詳しいことは書かないが、こんな感じのストーリー。
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火星への有人探索を行っている近未来が舞台。
火星探索中に想定外の大嵐がチーム「アレス3」を襲う。
緊急脱出をしようとロケットへ帰る途中、主人公マーク・ワトニー(マット・デイモン)は強風により飛んできた観測機器の直撃を受け行方不明となる。
チームはワトニーが死亡したと判断し、大嵐によるロケットの破損(=全員の死)を恐れて火星を緊急脱出する。
しかし、ワトニーは体に重傷を負いながらも奇跡的に生き延びていたのだ。
1人火星に取り残されてしまったワトニー。通信機器も破壊され、地球への連絡手段も断たれた。
残された食料や水はわずか。しかも、次に火星にチーム「アレス4」が到着するのは4年後。
ワトニーは厳しい環境の火星でどのようにして生き延びようとするのか。
また、ワトニーの生存を知ったNASAはどうやって救出を試みるのか。
そして、結果的にワトニーを“見捨てて逃げた”アレス3のメンバーは…。
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こんな感じかな?
何か、聞いただけでワクワクしそうなストーリー!
でも、時期的に内容を詳しく書いてはいけないのだろうが、どうしても書かせてもらう。
正直、物語の設定としては面白いのではあるが、映画としてはつまらなかった。
いや、ある場面から急に興味を削がれるのだ。
これは、中国に“ヨイショ”というか“ゴマすり”しまくりの映画。
いやはや、ハリウッド映画も堕ちたもんだね…。
火星に有人飛行が行われるとしたら、これから50年後くらいだろうから、確かに、その頃に宇宙開発をバンバン行っているのは中国かも知れない。
しかし、現在の宇宙ステーションを共同経営しているのはロシア、EU連合、そして日本なのに、それらの国々が一場面すら、カケラすら出てこないのは、どういうことか。あまりに失礼極まりない脚本だと思う。
そもそも、あの中国が、国益を後回しにしてまでして、たかがアメリカ人宇宙飛行士1人ごときのためなんかに協力するはずがない(笑)。
あまりにおかしく、現実的にありえない展開だ(笑)。
ついこの間まで、中国を目の敵にしていたくせに、ナニ、この手のひら返し。
アメリカには呆れたよ。
全世界でヒットとか言ってるけど、実際に見てみて感動するのはアメリカ人と中国人だけだろう。
正直、ヨーロッパもロシアも日本でも流行るとは思えない。
CMというか宣伝では、いきなり訪れる中国の深い関わりについて一切表現されていないが、わざとだろうね(笑)。
だってそこをCMで描いたら、多分、誰も観に行かないもんね。
シナリオ的にも矛盾点がというか、意味不明なところがたくさんある。
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火星まで人を送れる時代でありながら、何でそこで起こる大嵐の事態を想定していない? 大嵐を想定すれば、基地は地下に作るべきだろう?
プルトニウムを暖房器具に流用? 放射線浴びまくりで死にますよ。
ビニールシートとガムテープなんかで大気圧の差をカバーできるか? 一時的にできたとしてもすぐ破れるだろう?
火星に人を送れる時代に、輸送船ごときが打ち上げ失敗? それも初歩的ミス?
いきなり中国が乱入? 舞台が中国へ移動?
アレス4の事前到着物資ロケットが到着しているなら、何でもっと早く移動しない?
重量を軽くしたいとはいえ、脱出用ロケットの操縦装置やカバー、窓を外すのはあまりに無理があるのでは? またまた出ましたビニールシート?
船長と空中でキャッチって、スカイダイビングやサーカスじゃないんだから…。
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などなど。
うーん。
『アポロ13』のような映画と思って期待して観に行った私は、ちょっと当てが外れた感が大きいかな。
悪い映画ではないです。
ですけど…。
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■今日の行動
通院
映画鑑賞
■今日の買い物
ゆめマート
■今日の献立
朝:なし
昼:調理パン(モワソン)
夕:中津唐揚げバーガー、とびきりハンバーグサンド傑作ベーコンスライスチーズ入り(モスバーガー)
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