南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 





 かつて熊本市にあった市内随一の百貨店『大洋デパート』。
 当時、私の母は、市街地へ出掛けることを「大洋に行く」と言っていたそうだ。それほど、大洋デパートは市民に愛された百貨店だったのだ。


 その百貨店で発生した未曾有の大火災、大洋デパート火災(昭和48年11月29日)。
 熊本市民ならば誰もが記憶する大災害の1つで、史上最悪の100人を越える犠牲者を出したのだ。

 大火災後も建物は修復と改修を重ね、オーナーも「城屋」「ダイエー」と変わりながら今日現在までずっと存続していた。
 しかし、火災から昨日(11/29)で40年。
 老朽化に伴い、来年、ついに解体されることが決まったのだそうだ。


 大火災を起こした建物が未だに現役で使用されていることはある意味凄いことかも知れない。
 しかし、建物は天井がとても低く、また柱が異常に太くなっており、さらにはエレベーターも「いったい何年前の機種だ?」という状態で、現代のビルとはとても似つかない現況をしている。
 柱が太いのは、火災で耐力が落ちたために補強改修をしたんだそうだ。あまりに太いので“鏡張り”になっている。
 (それと、“見える人”には、トイレだとか階段だとかエレベーター内に、そう、見えるんだって…)



 老朽化が顕著だし、耐震性も間違いなくアウトだろうから、取り壊しはいたし方のないことだろうが、いざ解体って聞くといろいろな思いを巡らせる人が多いのではないだろうか…。
 今となっては、犠牲者の冥福を祈るのみである。

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 道路に設置している交通情報板(電光掲示板)に

 『運転中眠気 いつ休む? 今でしょ!』
 『飲酒運転 その代償は 5倍返し!』
 『じぇじぇ! 反射材って ピカピカ☆』

 といった警告文を表示し、全国ニュースでも話題になった熊本県警。
 “流行語をもじった二番煎じ”と言われればそれまでだが、お堅いイメージのある県警がこのような文句を県内中に掲示するって、何か親しみを感じるよね!

 実際、私も運転中に目にして、思わずニヤッとしてしまった。
 それだけでも十分に効果はあるのではないかな?



 そんな熊本県警が、今度は新しい運動を始めた。
 今日から12月1日まで行う「黄色い風車」運動だ。

 交通事故死ゼロの風を吹かせる「黄色い風車」運動とは、熊本県警と熊本県、そして県内市町村が協力し、ここ3年(2010~2012年)以内に熊本県内で発生した交通死亡事故の現場に黄色い風車を設置して、犠牲者と遺族を慰めるとともに、交通死亡事故の減少を願い、また遺族に対する支援を啓発するものらしい。
 因みに、過去3年間で熊本県内で発生した交通死亡事故は279件。そのうち遺族が設置に同意した258箇所に設置されたという。

 2005年に、国連で毎年11月第3日曜日が「世界道路交通犠牲者の日」と定められたことと犯罪被害者週間(11/25~12/1)に因み、今回始めて実施するのだそうだ。



 黄色い風車には遺族がコメントを添えたリボンがついているものもあるらしい。

 各ニュースサイトより抜粋、転載。
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 「さよならも言えずに亡くなった主人の無念の声に耳をどうぞかたむけて下さい」
 「突然この世からいなくなってしまったお父さん。今もバイクに乗ってますか?淋しいです。もう1度会いたい!」
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 …。
 思わず目頭が熱くなってしまう…。
 亡くなったご本人とそのご遺族の無念を思うと居たたまれない。

 私もいま一度、交通ルールの再確認と自分自身の運転を見直したいと思う。

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 最近、有名ホテルやレストランでのメニューの偽装が大問題になっている。

 故意の偽装は絶対許せないが、中には単なる連絡ミスや勘違い、誤表示もあるかも知れない。そこは人間だから、仕方がないだろう。

 しかし、それも含めてやはりお客の信頼を裏切ることである。
 だが、悪評を招くことを分かりつつ、黙っていれば分からなかったかも知れないものを、敢えてきちんと公表するところは、ある意味素晴らしい企業だと思う。「過ちては即ち改むるに憚ることなかれ」だ。
 また、偽装をしていたとしても、真摯に反省し返金等に応じるならば、まだ救い道があるだろう。


 しかし、近鉄旅館システムズとかいう会社の社長は、偽装しておきながら「値段相応のサービスはした」と開き直り、返金には応じないと言ってのけた。

 サービスに満足したかどうかは、お客が判断すること。
 それを「満足させてやった」だなんて、どの口が言ってるんだろうね。

 思い上がりも甚だしい。どこか勘違いしてるんじゃないの?
 サービス業の経営者として信じられない対応だね。
 残念です。

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