動物に初めて鏡を見せると、自分が写っているとは認識せず、鏡の中に別の仲間がいると見なします。
鏡の像にケンカをふっかけたり、鏡に襲いかかったりします。
ただし、知能の高いチンパンジーなどはすぐに自分の姿が写っていると判断します。
ですから、ナルシストのチンパンジーは、鏡の自分をうっとり眺めたりします。
顔にゴミが付いていたりすると、鏡を見て取ることもします。
ネコは子猫の時は、鏡に映っている自分をライバルか別のネコと思って飛びかかったり、鏡の後ろに回ったりします。
子猫はまだ知能が発達していませんから。
しかし、年を経たネコは、何回か鏡を見ると、鏡に自分が写っていると分かるようです。
そして、自分の姿をうっとり眺めたりするネコもでてきます。
この鏡に対する行動で、その動物の知性を計ることが出来ます。
鏡に写った姿をみてうっとりするというのはかなり知能的な行動で、
ネコの知能は動物の中でもかなり高いと評価されています。