先日テレビでやっていましたが、北海道の天売島という島はウトウという海鳥の世界最大の繁殖地で、
そこで60万羽近くのウトウが繁殖しています。
ウトウは保護されているのですが、その島に野良ネコが住み着いて、ウトウのヒナを食べて暮らしています。
このためこの島の野良ネコを大きいネズミ取り器で捕まえて、保護し、飼い慣らして一般のネコを飼いたい人に譲るという
事業をやっています。ここの野良ネコは、生まれたときからの野良で、いっさい人と接触したことがないネコです。
この野良ネコを獣医大学の生徒さんが人にならしてから、欲しい人に譲るということに協力しています。
この捕獲されたノラネコを何ヶ月もかけて馴化してゆくというところを追っていた。
やはり、人と接したことのない野良ネコは怖いですね。本気で人に対して怒っているネコってあまり見たことないので驚きます。
最初はエサを食べないのですが、さすがにお腹がへって、食べるようになります。
辛抱強く接していると、やはりだんだん変わってゆきます。
むかし読んだ本では、7ヶ月以上ネコ以外の動物に接したことのないネコはけっして、
ネコ以外の動物(人を含む)に懐かないと書いてありました。
しかし、このネコは、次第に人に心を開いていって、最後は檻から出して、人がなでてもいやがらなくなります。
そして、無事にもらい手に引き取られてゆきました。この過程はすごく面白かったですね。
それにしても、”7ヶ月以上云々”という説は本当か?とも思いましたが・・・
7月27日放送のTBSの生き物にサンキュー!という番組でした。この番組けっこうまじめに作っていて面白いです。