ネコには4対の乳房があります。合計8つですね。
赤ちゃんたちは、全員、自分の吸う乳房を決めて、お互いに乳房の奪い合いで
ケンカにならないようにしているそうです。
まだ目も見えず、耳もほとんど聞こえないうちから、臭覚と触覚だけを頼りに乳房を探します。
乳房のにおいは子猫にしか分からない微妙な違いがあるようです。
約1ヶ月半、乳を飲みそだちます。ひたすら、乳を飲んでは寝て、育ちます。
おしっこ、ウンチは、母親が全て嘗め取ります。
母親のお尻を嘗める刺激で、排泄するのです。
動物園で育児放棄したネコ科動物の場合、人が世話をしますが、このお尻を嘗めるという
刺激で赤ちゃんはウンチなど出すので、お尻を刺激する作業はとても大事です。
最初の頃はこのことが分からず、赤ちゃんを死なせたことが多かったそうです。
ネコの赤ちゃんは他の肉食動物にとって、ごちそうです。
ですから、赤ちゃんの糞尿を母親が処理して、巣が汚れて匂わないようにもしているわけです。
ネコの育児はたいへんですね。