写真は「ペット生活」より。ジャパニーズボブテール
ポーカーフェイスという言葉がありますが、相手に手の内を悟られないように、どんな手が来ようと
顔色一つ変えない、ポーカーの名人の顔のことです。
もし、ネコ同士がポーカーをやっていたら、ポーカーフェイスではなく、ポーカーテールが必要ですね。
ストレートフラッシュなんかできるとしっぽがたわし状になり、すぐ相手に分かってしまいます。
そこで有利なのがボブテールです。もしネコ同士でポーカーをやっていたら、ボブテールの一人勝ちになりますね。
冗談はさておき、日本ネコにはこのボブテールが良く見つかります。ウサギみたいなぽんぽん尻尾です。
ある本によると、日本には化け猫伝説が各地にあり、化けネコは尾が二つに割れている(猫股)と言われていました。
このため、尾の長いネコは、化け猫になる可能性があると言うことで、ネコは短い尾(ボブテール)が好まれたそうです。
短尾は劣性遺伝子なので、短尾同士のものの子供にしか短尾は生まれません。
そんなことで、化け猫にならないように、日本人は短尾を好み、増やしたため、ボブテールが日本には多いのだそうです。
日本猫大好きなアメリカ人が1960年代に帰国の際、アメリカに日本猫を持って帰り、
交配を繰り返して、ジャパニーズボブテールという品種を作りました。現在公認されています。
しかし、今のノラネコを見ていると長い尾(優性遺伝子)が圧倒的に多く、しかもみんなソース顔してますね。
外国種の猫がノラになり、交雑して、純粋の日本猫はどんどん減ってきているみたいです。
そのうち、ジャパニーズボブテールはアメリカにしか居ないということになりそうです。
ソース顔というより、南方顔のちゃーちゃん。