以前、8年ほど前、家の庭にタヌキが来ました!
うちもしょっちゅきているよ、という人がいるかと思いますが、
自宅は、東京23区内の杉並区の井の頭線の駅から近い、商店街からちょっと入った住宅街です。
どこからきたんでしょうね?
この近辺に、タヌキが出没しているとは聞いていましたが、まさか、自分の家に現れるとは、驚きです。
写真を撮ろうと、掃き出し窓越しに三脚でカメラをセットして、遮光カーテンからレンズだけだして、
えさを入れて、待ちました。すると、朝方、ちゃーちゃんが興奮しています。
おおっ! 来たかと! カメラのところにとんでゆき、シャッターを切りました。
ふつう、動物写真で、夜行性のタヌキは、ストロボだの、赤外線感知シャッターだのの仕掛けを
つくって、自動的に撮るか、ひたすら、近くでテントを張りカメラを構えて待つかですが、
ちゃーちゃんのおかげで、いともあっさり撮影できました。
最初は、まだ乳離れしたばかりくらいの子狸も一緒にいたのですが、
その後、子狸は連れてこなくなってしまいました。
しかし、タヌキってシャム猫に似ている感じを持ちました。
顔だけでなく、しぐさもなんとなくネコっぽいのです。
最初きたとき、子狸が、ピーピー鳴いていましたが、この声にちゃーちゃんは反応して、
なんと、鳴き交わしたんです。ちょっと驚きました。
タヌキはイヌの仲間で、ネコ科とは全く違いますが、タヌキはイヌ的というより、
なんとなくネコ的な雰囲気がありますね。
餌付けに成功しましたが、完全に深夜にしか来なくなったみたいで、
早寝、早起きの私には、撮影のチャンスは、なくなってしまいました。
夜のタヌキは、大光量のストロボなど使わなくてはならないし、撮影も難しいです。
初めての出会いで、タヌキを撮影できたのは、幸運というしかないです。
現在は、まったく音沙汰が無く、来なくなってしまいました。まだ生きているのかな?