猫にとって、爪はとても大切なものです。
いつも研ぎ澄ましておかなくてはなりません。
猫が爪をかくすのは、歩くときに音が出ないようにすると同時に、
研ぎ澄ました爪の先がすり減らないようにしているのです。
(ちゃーちゃんの前脚の爪、すごくとがっている)
針のように尖った爪は、すばしこい獲物を確実に引っかけるために必要なのです。
ネコ科動物の先祖は森林に住んでいたものからわかれてゆきましたが、
草原に出て、大型化したライオンやヒョウなど大形ネコ族も、重要な武器の前脚の爪が
飼い猫とまったく同じつくりをしているのがすごいですね。
ネコ科動物の先祖は捕食者として、完成された体をもっていたのです。
(この写真はちゃーちゃんの後ろ脚の爪です)
ちょっと変わったのが、チーターです。
爪が出っぱなしになってしまい、スパイクとしての役目にかわり、顔も小さくなり、その結果、牙も小さく、
噛む力も弱くなってしまいました。
チーターは、すべてが、スピードへの挑戦のための体の進化だったのです。
ちゃーちゃんは、爪を切るのをすごくいやがります。
本気でかみついて、抵抗します。眠った隙をねらっても、目を覚ましてしまいます。
かみさんと二人で、洗濯機で使う網袋にすっぽり体を入れて、
手先と足先を袋から引っ張り出して、切らないと切れません。
やはり、野性的なのかな?ちゃーちゃんは?