オークランド通信

のんびりしたお国柄が気に入りニュージーランド在住27年。仕事、子育て、生活全版にわたって語ります。

その31 ノースへの旅 09-01-07

2007-08-15 09:58:13 | 第31ー40回
その31 ノースへの旅

新年明けましておめでとうございます。

先週、主人とノースに小旅行にでかけました。
親戚もなく、クリスマス、お正月は簡単に済ませたのだけど、呼んだり呼ばれたりでやっ
と年を越したと言う気分でした。
元旦は気温も上がってきて、晴れ渡りやっとオークランドに夏がやって来ました。
これを楽しまないのは損と、旅にでかけました。

元旦夕方に思い立ち、Russell, Paihiaなど Bay of Island 周辺に宿予約の電話
をかけはじめました。10件ほどかけたけどどこも“ I can’t help you”という
つれない返事。なにしろ夏のノースの休暇と言えば、Bay of Islandですからね。
最後にちょっと目標を落として、Waipuのモーテルにかけました。ちょうどキャンセルが
あったということで3日の夜泊れることになりました。
モーテルと言っても、日本のいががわしいモーテルではなくて、駐車場付の
Accommodationです。だいたい小さなキッチンがついていて、調理もできるように
なってます。

Waipuは、オークランドから1号線を北に1時間半のところにある小さな町です。
友人が毎夏でかけていて、いいよって言っていたので前々から一度行ってみようと
思ってました。

3日の朝、ポットにコーヒーをいっぱい入れ、サンドイッチを作って出発。
最初は私が運転。
1時間ほどでWarkworth到着。ガソリンスタンドで給油した後、カフェに入りました。
いかにも別荘地に来ているという感じの熟年夫婦か、小さな子供連れが多いです。
ポーチドエッグとベーコンの朝食をひとつ取り、二人で食べました。
お客がたくさん入っているところなら大丈夫だろうとはいったけど、カフェラテが
おいしくなくてがっかりしました。

この少し先のMatakanaはニュージーランドのトスカーナ地方とも言われ、ワイナリーで
有名なところです。今回はWaipuが目的地なので寄りませんでした。

Warkworthから20分ほどでWaipuの町に到着しました。
Waipuは、スコッテッシュ移民の開拓した小さな町。
Waipuのパンフレットに、New Zealand- Nova Scotia (Canada?)- Scotland
と書いてありました。現在スコットランド人が住んでるところということでしょうか。

Waipuには、1817年からスコットランドからの移民が始まったそうです。
1993年に、町ぐるみでスコットランドとの交流が始まり、Waipu Highland Gamesが
始まり、スコッテッシュカントリーダンス、ハイランドパイプバンドのニュージーランド
大会が、今では毎年1月1,2日に行われています。
主催者は、Waipu Caledonian Societyとあります。
昔、ローマ人は現在のスコットランドのことを、カレドニアと呼んだらしいです。
この「カレドニア」という言葉、今でもスコットランドをあらわす言葉として使わている
そうです。

スコットランドの北部を「ハイランド」と呼び、誇り高きスコットランド人のなかでも、
とりわけ「ハイランダー」と呼ばれる北部の人間は特にプライドが高く、またイングラン
ドへの対抗心もひときわ強いらしいです。
ニュージーランドは主にイギリス移民でできた国で、単にイギリス人が祖先というより、
Scottish, Irish, Walshと区別して呼びます。

Waipuの町は、スーパーはSuper Value一軒だけという小さな商店街があるだけです。
普段は人口2000人で、ホリデーシーズンには五倍の一万人に増えるそうです。
それでもモーテル近くのPizza Burnはイタリア式のうすいビッザをだし、なかなか本格
的でした。食事に出かけたら超満員で1時間待ちと言われ、お持ち帰りも40分かかると
言われました。
私たちは$10のベニソンソーセージ入りとアボガド、小エビ入りのちいさなビザを注文
し、モーテルに持ち帰り、持参の赤ワインで夕食にしました。

Waipu coveは、Waipuから10分のビーチ。海を見下ろす高台にはミリオンの豪邸が林
立してます。ニュージーランドじゅう、景色のいいことろはオークランドや外国からの投
資家に占領されていて、地元の人とはかかわりなく生活していると感じです。
海岸は白人が多く、アジア人、マオリ人はわずか。
トイレ、シャワーなどの施設もきれいでした。
最近オークランド近郊のビーチはごみも多く、トイレもグラフティーが多く、がっかりさ
せられるけれど、ここはまだ平和です。
私は水着に着かえたものの、水はまだ冷たくとても泳ぐ気にはなれません。
日差しは強くでも、気温は22-23度だから海水はまだまだ冷たいです。
それでも子供、若者は水遊びしていて、上がってきては歯をがちがちさせてました。

結局、コーヒー飲みながら、ボーっとしてました。
主人は缶ビールが飲みたいとこぼしましたが、一昨年あたりからビーチでの飲酒は禁止
になり、だれーもお酒飲んでませんでした。

Waipu caveは、Waipuの町から1号線をこえて西へ15分。無料で土蛍が見れます。
だたしなんの設備もないので、ガンブーツ、強力な懐中電灯が必要です。
他の訪問者にくっついて恐る恐る入っていると、Glow Wormsが天井一杯に星のように輝き
それは見事。成虫は蝿みたいですね。
懐中電灯をつけたり消したりして、土蛍を楽しみました。
真ん中は浅い川になっていて、ところどころに石がおいてあり対岸に渡れるようになって
ます。つかってもせいぜい足首くらいまでしか水はないのだけど、真っ暗で足元しか見え
ないのでこわごわ渡ります。


あくる日は、東から西海岸へと縦断し、Dargavilleを越えて、Kauri Coastを北上しま
した。
途中、単調なドライブに飽きて、Kai Iwi Lakes を見に行きました。
Kai Iwi Lakes Dargavilleから北で20分の淡水湖。Waipu caveの時もそうですが、
ハイウェイをそれて入っていくと、ほとんど車にも会わず、いるのは羊と牛だけで、
たとえ10キロあまりといえども、この先本当に何かあるのかと不安になります。
Kai Iwi Lakes湖岸には、ぼっとん便所があるだけの昔ながらの無料のキャンプ場があり
ました。
ジェットスキーしたりと、こんな山中で賑わってました。ドイツ人らしいカップルが、ジ
ョッギングしてました。

さらに、北へ1時間、やっと目的の Tane Mahuta(NZ最古最大のカウリの木)にたどり
つきました。キリストの誕生より古いと言われるTane Mahuta。一見の価値があります。
こんな辺鄙なノースランドだから伐採されずに残ったのでしょうね。このあたりの道はカ
ウリを避けるように走っているので、くねくねして酔いそうになりました。

遠かった。退屈なドライブで、私は暑さもあり眠気と戦ってました。
Tane Mahutaからオークランドまで帰り5時間かかりました。
あと1時間でオークランドという、Orewaあたりから渋滞し始め、家に到着したのは5時
近くでした。


そこで私のおすすめ日帰りニュージーランド凝縮旅行。
まずPuhoi でボヘミア移民の村見学。 Puhoi cheese工場で朝食。
Honey Centreも10分のところです。
http://www.puhoivalley.co.nz/
http://www.honeycentre.co.nz/index.html

Workworth, Matakanaでワイナリーめぐり。我が家のプロテアはここのナーサリーで買
いました。
http://www.matakanacoast.com/

Sheep World Farm、 Workworthから北で10分。羊のショウが見れます。ロトルアま
で行かなくってもここで十分。
http://www.sheepworld.co.nz/farm.htm

Waipu Capeで土ぼたる見学。Waitomo Caveはけっこう高価な入場料取るし、オークラ
ンドからは4時間はかかります。

その後、Waipu Pizza Burnでビザをtake away.
Waipu coveのビーチでビザでランチ。泳ぎ、マッスル取り、釣りなど。
リラックスしたあと夕方オークランドに戻る。

一度お試しあれ。

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