オークランド通信

のんびりしたお国柄が気に入りニュージーランド在住27年。仕事、子育て、生活全版にわたって語ります。

その200 草月いけばなワークショップ 27−05−22

2022-06-28 10:20:30 | 第191−200回

その200 27−05−22

草月いけばなワークショップ


まず始めに、出たっきり邦人、北米オセアニア編の私のメルマガ、オークランド
通信は今日第200回を迎えます。
読者の方々、会ったことはないけどいつも親身になってくれる北オのライター
仲間、皆様のご協力があってここまで来れました。
この場を借りて御礼申し上げます。
第一回は、2004年6月29日でした。
この18年間、メルマガを書くことが私のセラピーで、その時々の私の気持ち
を整理することができました。
しかし、一旦ネット上に乗り、誰でも読めるということは、発信者としても
正しい事を伝えることの責任を最近感じています。

2004年当初は一家四人で暮らしていて、それから子供も巣立って行きました。
2014年夫を亡くし一人暮らしとなり、今は四人の孫に恵まれ楽しく過ごし
ています。
仕事は、多少の変化はあったものの、ずっと花の仕事をしています。
ここ2年間はコロナの話題が多かったと思います。時にはコロナの話題に
嫌気がさした時もあったのですが、日本や世界の方々にニュージーランドの
状況をお伝えするのは大切かな思ってます。


さて、今月の話題は、草月いけばなのデモンストレーションとワークショップ
を5月12日に無事行う事ができました。
2年ぶりにこういうイベントができ、感激しました。

2020年3月ロックダウンの1週間前に、ホテルでの大きな花の仕事が
2日前にキャンセルになりました。
そのイベントは半年前から主催者側と話し合いを重ね、花器、花鋏、剣山も
二十人分の花も全て購入済みでした。
これは流石にショックでした。
あれから2年、展覧会、ワークショップを計画してはキャンセルを、何回繰り
返した事でしょう。
4月14日からコロナの規制はオレンジになり、だんだんイベントが開催で
できるようになりました。


5月12日は、オークランドのフローラルアートのグループに、草月いけばな入門の
デモンストレーションとワークショップを行いました。
久しぶりなので1週間前からデモの内容を決め、練習し準備しました。
一番気を使ったのは健康管理です。私がコロナに罹ってしまったら、元も子もないので、
不要不急の外出を避ける、バランスの取れた食事を取り、運動もいつも通りして
体調を整えました。

今回は、毎月フラワーデザインのワークショップをやっているグループなので、
皆さんとても熱心でした。
全員、剣山を持っていてびっくりしました。
海外でいけばなをするには、剣山がなくて困ることが多くて、私はいつも
生徒さん用に予備の剣山を持って行ってました。
まず午前中に6個のデモンストレーションをして、午後からは盛花、投入の
ワークショップで実際に皆さんにいけばなを体験してもらいました。
普段からフラワーアレンジメントをされている事もあり、皆さんとても
うまくいけられました。
デモ中もテクニックに興味を示され、全員が前までやって来て花瓶の中を覗き
込んだりしてました。
マスクをして授業するのはとても苦しかったです。
普段より大きな声で、はっきり話さないと伝わらないので、かなり疲れました。
レストラン、戸外はマスクしなくて良くなったのですが、公共の施設内ではマスク
しなければなりません。


最近、自分で実際に創作したり、新しい事にチャレンジすることが注目されてます。
この2年間、家で過ごす時間が多く、ズームでのクラスも受けられたのですが、
やはりその場に行き、人と触れ合い、自ら体験することには変えられません。

私も、ロックダウン中いけばなをズームで教えました。
3Dのものを2Dのスクリーンで見ると奥行きがわかりずらい、細かい所がよく
見えない、距離感を掴めないなどの問題がありました。また、うまく私の指示通り
カメラを動かしてくれる人と、そうでない人がいて、私が見たい部分がうまく
見れない事もありました。
しかし、ロックダウン中にできる範囲でズームいけばなクラスをやった事は、
生徒にも私にもよかったと思います。


来週からは、Community Centreで毎週月曜日にいけばなを教えます。
これは、Ikebana for Beginnersというコースで、新しい生徒さんに会えるのを
楽しみにしています。
それと同時に、病気になっては行けない、コロナにならないようと生活を管理
していくのはプレッシャーです。
人前で咳をしたり、鼻水がぐずぐずするところも見せられません。コロナと疑われて
しまうからです。


この一ヶ月は又コロナが増えてきて、平均の新規感染者が7500人でまだまだ
予断が許せません。
今は、家族や友人など自分のもっと身近な所で罹る人が増えました。
陽性者と接触しても、家族だけが7日間自宅隔離なので、学校、職場で
どんどん増えてます。
社会は普通に動いている訳ですが、スタッフがコロナに罹り、お休みのお店も
多いです。

まだいろんな制約はあるけれど、少しずつコロナ前の生活に戻りつつあり、
出来ることが増えてきて嬉しいです。
コメント
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