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オークランド通信

のんびりしたお国柄が気に入りニュージーランド在住27年。仕事、子育て、生活全版にわたって語ります。

その223 クリスマスツリー、転じて正月花 24−01−25

2025-04-19 09:06:18 | 第221−230

              クリスマスツリー、転じて正月花

24−01−25

                 223号


皆様、新年あけましておめでとうございます。
オークランドは、最高気温23度くらいの涼しい夏で凌ぎやすいです。


もう去年の事になってしまいましたが、今回はクリスマスツリーの話です。

ニュージーランドでは、12月に入るとどの家庭もクリスマスツリーを飾ります。
ツリーの下にもらったプレゼントを並べておいて、クリスマスデイ、25日の朝
開けます。特に子供達は、これを大変楽しみにしてます。

娘にうちは先週ツリー飾ったから、と言われると、すなわちプレゼントの催促
です。プレゼントの置いてないツリーは寂しいですからね。
私はばあちゃんなので、家族、友人等合計すると、毎年20個くらい
プレゼントを用意します。孫たちからは来ないので、私が貰うのは数個です。
まあ、家族が多くて幸せということで、良しとしましょう。
20個のプレゼントを用意するのはちょっとしたミッションです。あまり高価では
ないけど、貰って嬉しい物となると、年齢や好みもあるし、探すの大変です。


ここでのクリスマスツリーは、モミの木ではなく、松です。
私はいけばなをやっているので、お正月花には松を使います。
数年前から、お正月用にクリスマスツリー、松の木を買ってます。
つまり、クリスマスまでにはツリーとして飾り付けておいて、年末になったら
解体してお正月花に使います。

そのため松は新鮮なものでなければいけません。
幸いに我が家から5分くらいのところに、クリスマスツリーのファームがあり、
毎年そこに買いに行ってます。


去年は、12月20日に買いに行きました。
ノコギリを待ってファームを歩き回り、格好のいいツリー、転じてお正月花に
使える枝ぶりの物を探します。
これだ、というのが見つかったら、なるべく下の方を切ります。
受付に持って行くと、長い物差しで測り、お金を払います。
背が高いほど値段が上がります。
去年のは、1.5mほどで30ドルでした。
家族連れが炎天下、自分たちのツリーを探して散々に歩き回り、喉が渇いて
冷たいものが欲しくなって、ツリーと一緒にアイスクリームも買ってその場で
食べてました。
ツリー代より5人分のアイスクリーム代の方が高いです。
うまい商売してるな、と思いました。

買ったツリーは家に持ち帰り、水揚げをします。
下から10cmくらい皮を剥き、水を吸い上げる切り口を増やします。
一晩たっぷり水を吸わせたら、大きなツボにたっぷりの水を入れて、
ツリーをしっかり建てます。
普通は、生木のツリーを買っても、ツリースタンドで建てるので、だんだん
に枯れてきます。
枯れたツリーはゴミとして出せず処分に困るので、このファームは枯れた
ツリーを引き取ってくれます。


みずみずしいツリーに、クリスマスの飾り付けをすると、松の爽やかな
香りが家中に広がり、幸せな気分です。
何年住んでいても夏のクリスマスには馴染まないけれど、ツリーはクリスマス
効果満点です。


12月28日にツリーの飾りを全部外して、お正月花を行けました。
今年は2点活けました。
2階の床の間には、ツリーの下の部分、両側が扇の様に広がっている部分のみ
活けました。
アルミ製のどっしりとした花器に真っ直ぐ松をたて、色とりどりの水引を
滝の流れの様に松に絡ませました。
松が枯れないので、まだ飾ってあります。

もう一つは一階、玄関を入った所です。
青竹を10本ほど組んで、足元には大坪に松の枝でマッスを作り、白い菊を
添えました。

我が家は、お正月は元旦に家族、友人が集まり、お節料理を頂きます。
今年は22人集まり、私のお正月花は記念写真のいいバックグラウンドとなりました。



もうそろそろ夏休みも終わります。
小さなセミが夏の終わりを知らせるかのように、体を振るわせジージー鳴いてます。
今週は、庭のアガパンサスやフラックスを使って夏の花を活けようかと思います。

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その224 コンサート、尺八、サクソフォン 07−03−25

2025-04-19 09:01:49 | 第221−230

            コンサート、尺八、サクソフォン

07−03−25
                 224号


ニュージーランドでは2月から新学期で、仕事やらジムのクラスなど通常
のルーティーンを取り戻した、と思っていたらあっという間に3月になって
ました。
2月は公私に渡ってイベントも多く、3つのコンサートに行きました。


一番初めは尺八。
世界中を回っている女性の尺八奏者の公演がオークランドでありました。
地元の太鼓と民謡にグループも加わり、懐かしい日本の曲がたくさん聴けま
した。
その方は東京芸大卒で、綺麗な方でした。
尺八の音の出し方が伝統的なものとはとても変わっていて、現代曲などとても
変わった音色でした。
また、エレキ三味線も初めて見ました。
行けなくなった人がいるからと前日に誘われて行き、全然期待をしてなかった
のですが、充分楽しみました。

二番目はサクソフォン。
これも日本から有名な奏者とその夫人であるピアニストがNew Zealand
Saxophone Societyの招きで来て、オークランド、ウェリングトン、と
クライストチャーチで公演をしました。
浜辺の歌から始まり、ご自身のオリジナル、ニュージーランドのメンバーとの
古典の4重奏と、幅広い音楽が聴けました。
アンコールは、ニュージーランドでは誰もが知っているマオリの民謡、
Pokarekare anaでした。

3つ目は合唱とお琴の合同ファミリーコンサートです。
私は、20年前その合唱団のメンバーで、それがきっかけで今でも声楽を習って
ます。
お琴のグループにも友人がいるので、応援に行きました。
メンバーの娘さんの独唱やピアノ演奏もあり、友人、家族に囲まれた、心温まる
コンサートでした。
おまけに会員持ち寄りのsupperがあって、おはぎなどの和菓子、チーズと
クラッカー、お寿司など頂きながら、友人たちとキャッチアップできました。

3月に入ってからも、1日は今は日本在住の友人を囲んでの夕食会、2日は
お雛様のお茶会でした。

オークランドの小さな日本人社会で、イベントが少ない分、あったら必ず
行くせいかもしれませんが、3回連続で私同様コンサートに来てた人も
います。
会う時は、どこに行っても会う感じです。
ニュージーランドに来て32年、友人はとても大切な存在だな、
と思います。
遠くの親戚より近くの他人、とはよく言ったものだと思います。
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その222 メルボルンのいけばなイベント 06−12−24

2025-01-22 07:11:31 | 第221−230
            メルボルンのいけばなイベント

06−12−25

                 222号

10月30日から11月5日まで、オーストラリア、メルボルンに行って
来ました。
いけばな草月流ビクトリア支部の60周年のイベントに参加しました。
1964年に海外での草月流の草分け的先駆者、Norman Sparnonにより
オーストラリアの各州の支部が設立され、今年60周年です。
私が支部長を務めるニュージーランド、オークランド支部も設立から54年
経っています。
オセアニアの草月は、世界の中でも歴史が古い方です。

メルボルンで、ビクトリアの60周年のイベント、展覧会、日本の本部講師
によるデモンストレーションを見て、ワークショップとcerebration dinner
に出席しました。
オーストラリアとニュージーランドの草月の支部は創立当時から関係が深く、
あちらからワークショップやイベントに来てくれたり、私もシドニー、
ブリスベンで開催されたイベントに何回か参加しました。
何人か顔馴染みのメルボルンとシドニーのメンバーに、会うことができました。
杖をついている人がいたり、みんな歳とったな、と感じました。
でもまだ飛行機に乗ってやってくるのは元気な方で、引退して草月のイベント
に出てこなくなった人もいました。
コロナロックダウンがあり数年は会ってないので当然かもしれませんが、中心的
存在であるメンバーが平均80歳になるので、仕方がない事ですね。
でも、若い方達に知り合いになれてよかったです。

展覧会場はBox Hill , デモンストレーションは Fedaration Square、ワークショップ
はメルボルン大学、最後のdinnerは Kewでありました。
Mykiカードを使ってトラムやバス、電車で行ったので、メルボルンの公共交通機関を
使いこなせるようになりました。
街の中心部は、無料のトラムが走っていて、ホテルからのちょっとしたおでかけに
便利でした。

話はそれますが、オークランドのCBDは、地下鉄工事が10年以上経っても終わらず
通行止めだらけで、平日6時以降や週末も駐車料金がかかる事もあり、閑散としてます。
コロナ以後の復興もあまり進んでおらず、私もたまにコンサートとかにバスで
出かけるくらいです。メルボルンは無料のトラムのせいもありますが、CBDも人が
多く活気がありました。


せっかくの機会でしたので、ツアーに参加しました。
Yarra River Winery Tourは、3つのワイナリーを訪れて、ランチ、テイスティング
を楽しみました。
この地方は赤ワインがおいしく、クリスマス用に赤ワインのシャンペンとshirazを
買って帰りました。
メルボルン最後の日は、Great Ocean Rd Day Tourに参加し、ダイナミックな
海岸の景色を見ることができました。
途中、野生のコアラやカンガルーに会えてラッキーでした。
660キロのドライブで、朝7時からほぼ12時間の長い旅でしたが、堪能しました。


11月のメルボルンは比較的過ごしやすい時期でしたが、朝は8度、日中は28度
くらいに上がり、一日のうちに20度も温度差があり、服装に困りました。

帰ってきたらオークランドは初夏になっていて、庭の野菜もぐんと大きくなって
いました。いちごもおいしく毎日食べてます。
でもメルボルンのQueen Victoria Marketで買った$1のマンゴーの味が忘れ
られません。こちらでも$5くらいで売ってますが、甘くなさそうだし手が出ません。
トロピカルなフルーツは、オーストラリアが美味しいです。
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その221 オークランドでお花見 25-10-24

2024-12-04 05:17:12 | 第221−230
25-10-24

        オークランドでお花見
                 221号


10月の始め、孫達とCornwall Parkでお花見をしました。
うちで稲荷寿司を作らせて、ピクニックしました。稲荷は味付けして真空
パックに入ったものがアジア系スーパーで売っているので、ご飯を詰める
だけですが。

その日はスクールホリデー中ということもあり、平日にも関わらず、結構
混んでいました。
お花見シーズンは、オークランド在住のすべての日本人団体が来てるのではないか
と言うくらい、日本人が目立ちました。
もちらん、あらゆる人種が来てました。
高校生の誕生パーティーのグループは、簡易ネットをはってバレーボール
してました。
お昼時には、Uber eatsでピザを公園に配達してもらっていて、賢いと思いま
した。

日本人会主催のお花見は利き酒があったようです。
ここは、飲酒も許されてます。
お花見は、桜と写真を撮りに来てるグループと、ピクニック派に別れます。
ピクニックのグループは、子供の自転車やサッカーポールなど遊具を持って
来て、数時間はいると言う感じです。

私たちもピクニックマットを広げて、お弁当を食べました。
孫達がボールで遊んでいる間、私は寝そべってゆっくりしてました。


たまたまクライストチャーチから来ている友人がCornwall Parkに桜を
見に行って驚いてました。
クライストチャーチは、公園では飲酒はもってのほかで、ピクニックも
禁止だと言ってました。お花見は、だた桜の木の下をそぞろ歩くだけだそうです。


オークランドでは、8月始めに台湾緋桜が咲き始めます。
濃いピンクの花で、市街地の街路樹としても植えられてます。

日本のソメイヨシノは、ここではうまく育たないようで、私たちが日本の桜として
目にするのは改良種だそうです。
今年は、9月に入ってから、朝の冷え込みが厳しく、日中は気温が上がる日が
続いたので、2週間ほど開花が早かったです。
うちの近くでは、今でも山桜系の桜が咲いています。
葉っぱも同時に生えてます。
オークランドでは、8月から10月までどこかで桜を見ることができます。
雨が降ってもそんなには散らないので、長持ちするのだと思います。


今年3月日本に行った時は、桜の開花が遅れていて残念でした。
帰る前日、ちょっとだけ成田不動でやっと咲き始めた桜を見にいきました。

桜を見る、見ることによって心踊るのは日本人独特の情感だと思います。
日本を思い、外国でも桜を植え、故郷に思いを馳せるのだと思います。
娘の庭にも見事な桜の木があり、しばらく楽しみました。

今度日本に帰る時は、京都の鴨川沿いの桜並木、円山公園のライトアップ
された枝垂れ桜を見たいです。
私たちはこちらに来るまで京都にいたので、桜といえば京都を思い浮かべます。
来年4月に京都に行く時に、桜が見れるよう密かに祈ってます。
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