オークランド通信

のんびりしたお国柄が気に入りニュージーランド在住27年。仕事、子育て、生活全版にわたって語ります。

その24 Fukuoka Day 09-06-06

2007-08-15 09:56:11 | 第21-30回
その24 Fukuoka Day

福岡Auckland姉妹都市20周年記念のFukuoka Dayに行ってきました。
福岡市とオークランドは姉妹都市で、10年前にも記念式典が行われました。
セカンダリースクールでも、福岡の高校と姉妹校のところがあり、娘が行った
Epsom Girls Grammar Schoolでも隔年日本の夏休みに福岡からの交換留学生を
受け入れていました。

Fukuoka Dayは、開会式から閉会まで両市長が参加し、多数のオークランド市
民が訪れ賑わってました。

Auckland Cityのこの催しを、NZ Japan Society of Auckland, 在オークラン
ド総領事館、日本人会が共同企画・運営していました。

Fukuoka Dayは、5月20日、朝10時から午後4時半までAuckland Town Hall
で行われました。
Town Hall はオークランドダウンタウンの中心道路Queen St.に面しているし、
Aotea広場のフリーマーケットも同時に開催されていたので、通りがかりの人
も入ってきて大変な混雑でした。

催しは、ステージショウ、展示、販売、外では日本食の屋台、武道のデモンス
トレーションと盛りだくさんでした。

メインステージでは、恒例のマオリ族の歓迎のカパハカに始まり、オークラン
ドと福岡の団体のパフォーマンスがありました。

福岡からはアンサンブル・アジア(Ensemble Asia)が参加してました。
アンサンブル・アジアは福岡在住の中国と日本の民族音楽の演奏家で構成され、
アジアに開かれた都市を目指す福岡市にふさわしい新しいアジア音楽を目指し
て、作・編曲家と協力して活動しているそうです。
中国楽器の胡弓、和楽器の琵琶、琴等にピアノ伴奏がつくというコンテンポラ
リーミュージックでした。私は福岡と言うと、黒田節、炭鉱節とか北原白秋の
歌を思い浮かべるけど、福岡はアジアの都市ということなんですね。
中国音楽でも、和楽でもない不思議な感じがしました。

オークランド側はよさこいソーランダンス、日本舞踊、お琴のアンサンブル、
ラップ、手話付フォークソング、最後は女声合唱団さくらの会による“ふるさ
と、村祭り、マオリの曲Po Atarau(さよならの歌)”でフィナーレでした。
ふるさとの合唱の時、福岡市長は目を閉じて、感傷にふけり聞き入っていられ
てようでした。
私も“うさぎおいしかのやま、、、、”と聞いただけで涙ぐんでしまいました。
外国に住むようになって、日本の歌曲が胸にしみます。年のせいかな。
日本にいる時は、感動も何もしなかったのにね。


午後、着物交流協会による着付けのファッションショーがありました。
最後の十二単が着付けが外国人には物珍しかったようで、友人の旦那さんが見
入ってました。

展示は博多人形の販売展示、切絵、生花の展示とデモンストレーション、浴衣
コーナーがありました。
福岡らしい展示は博多人形だけで、希望者は人形の顔の絵付けをすると、お
人形がもらえたようです。
浴衣コーナーは浴衣を着付けてもらい、しばらく会場内を浴衣のまま歩き回っ
てよかったようです。Kiwi Girlsがサンダル履きで楽しそうに記念撮影して
ました。

販売コーナーには、日本食料品、和食器、盆栽等の販売がありました。
外では地元日本食レストランの屋台がでてました。
和食は、お寿司、どんぶりもの、ラーメン、皿うどんなどがありました。
日本関係の催しには、いつもでてくる和食レストランだったので、私は特に
食べたいという気はおこりませんでした。
不謹慎な我が夫は、Aotea Suareの屋台でインドのサモアを食べたそうです。

3階では、Ikebana Internationalのよる生花の展示とデモンストレーション
がありました。草月流が大多数で、日本人は数人ということもあり、モダン
アート風のアレンジが目に付きました。
それでも季節が秋ということで、菊、紅葉したもみじなど日本情緒にある生花
の展示もありました。
一緒に見ていた友人は、“ニュージーランドにも菊があるんですね”と関心して
ました。菊なんて世界中どこにでもあるし、花の輸入はどこでもやっているか

、世界何処行っても同じような花があるという事実を知ってること自体が特
殊だということが判りました。
りんどう、芍薬、菊、紫式部といった和風な花もニュージーランドで栽培され
てますよ、と教えてあげました。
オセアニアらしい花材、バンクシャー、フレックス、プロテアなどを使った
大胆な生花は現代の住居、外国の住まいにも似合うのではと思いました。

私はパフォーマンス部門で参加してたので、あまり見れず残念でした。

感想としては、食べ物もパフォーマンスもいつものオークランド日本グループ
の面々で、福岡らしさがでていなかったと思いました。
辛子明太子、博多のとんこつラーメンが食べられると思って行ったのは私だけ
ではなかったようです。
会場であった何人か博多っぽ達とぼやきあってました。

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