オークランド通信

のんびりしたお国柄が気に入りニュージーランド在住27年。仕事、子育て、生活全版にわたって語ります。

その180 コロナウィルス、アラートレベル1 その後 10−07−20

2020-08-09 06:39:36 | 第171−180回
 180号 10−07−20

          コロナウィルス、アラートレベル1 その後



レベル1になり1ヶ月が経ちました。
今週から2週間のスクールホリデーで、ちょっとリラックスしてます。
1学期末のスクールホリデーがロックダウン中で、ずっとホームスクーリングして
るつもりが、いきなりイースター開けにオンラインで2学期になりました。
実際に子供達が学校に戻ったのは5月18日からですが、12週(普通10週)
の長い学期でした。

気分転換にこのホリデー中に、近場のRotoruaやCoromandelに旅行に出かける
家族も多いです。
娘一家も来週3日間Taupoに行くそうです。


私は、友人と先週土曜日にMatakanaに行きました。
オークランドから出るのは数ヶ月ぶりです。
ファーマースマーケットは結構賑わってました。
パン、オリーブオイル、フィジオアのスパークリングワイン、シーズンの生牡蠣
を買いました。
帰りにアメリカ人夫婦が経営するワイナリーに寄りました。
ブティックワイナリーと言われる家族経営のワイナリーは、個人的な交流もでき
楽しいものです。
ここではイタリア種のぶどうのみ栽培されていて、ロゼは私のお気に入りです。
中庭に子供のおもちゃが散らばっているので、どうしたのかと聞きました。
コロナの感染を避ける為、息子一家がアメリカから来て一時的に移り住んでいる、
ということでした。

友人の息子さんはアメリカの大学に留学していましたが、コロナで学校が閉鎖したの
でニュージーランドに戻って来ました。
アメリカの事態は悪化する一方なので、今学期からオークランド大学に通い始めました。


今日現在のニュージーランドのコロナの陽性患者は24名で、全て海外からの
帰国者からです。
外国からの帰国者から、毎日1名とか2名の陽性が見つかっています。
世界の第二波、あるいは今ピークの国からの帰国者が数に反映しています。

先週は、インドからの帰国者が隔離中のホテルを抜け出し、ダウンタウンのスーパー
マーケットに行き、その後コロナが陽性ということがわかり、大問題となりました。
スーパーは臨時休業をして店内を消毒し、商品を破棄処分したそうです。
その時間帯にスーパーに行った人の追跡、コロナ検査が始まっています。

ニュージーランド国民は、コロナ撲滅のため、ロックダウンにも耐え、ここ1ヶ月
以上Community transmission(地域感染)がないのに、海外帰国者の軽率な
行動から又コロナが民間に広まるのを非常に恐れています。

海外から帰国するニュージーランド人、永住者の2週間のホテルでの隔離費用は、
一人あたり5−6千ドルと言われ、全部ニュージーランド政府が負担しています。
オークランド市内のホテルは隔離者で満杯で、車で4時間もかかるRotoruaの
ホテルも隔離に使われるようになりました。
予想以上に帰国者が増え、対応が難しくなって来ているので、ニュージーランド
航空は3週間は新規の受付はしないと発表しました。
Prime Minister, Jacinda Ardernは、帰国者の受け入れに対し、
「私達は、海外に住むニュージーランド人を見捨てる訳にはいかない」と言って
いましたが、ここまで増えるとは予想していなかったのでしょう。


先週、テナー歌手、7月26日のSimon O'Neilのコンサートのチケットが
販売になったと思ったら、24時間以内に完売しました。
また海外に活躍しているオペラ歌手で現在国内にいる歌手数人で、コンサート形式の
臨時のコンサートが開催されるようなので、ぜひ行ってみたいと思います。
心のワクワクするもの、スポーツや芸術は、私達の生活には欠かせない、実感
している今日この頃です。


最初のバブル、オーストラリアにもまだ行けない状態で、海外旅行に行けるの
は多分年内には難しいようです。
幸いにも、ニュージーランド国内はほぼもとの状態に戻ってきています。
今ここでできる楽しみを見つけていこうと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする