オークランド通信

のんびりしたお国柄が気に入りニュージーランド在住27年。仕事、子育て、生活全版にわたって語ります。

その39 ダブルバースデーパーティー 16-10-07

2007-10-17 03:25:14 | 第31ー40回
その39 ダブルバースデーパーティー 16-10-07

 先週土曜日は、娘夫婦のバースデーバーティーでした。
娘と娘の夫は誕生日が一緒です。最近亡くなったテナーのバヴァロティも同じ誕生日だと
か。


メニューは、恒例の手巻き寿司。
台湾人の娘の夫は、お刺身好きです。
娘達が掃除、片付けをしている間に、私はシティのフィッシュマーケットのお魚を買いに
行きました。
サーモンの半身、ツナ、鯛、うに、いかを買いました。
ニュージーランドの原住民のマオリ人は、うにをキナと言って好んで食べます。
生うにをバターをたっぷり塗ったトーストに載せて食べてます。それを見た時は、さすが
の私もカルチャーショックでした。
土曜ということもあり、お店は混雑してました。レジには10人くらい並んでます。
ここは、お刺身にできるくらい鮮度の高い魚を常に置いてあり、無料で裁いてくれるので
時々行きます。

娘達のアパートに戻って、下準備にかかりました。
我が家のストーブ(コンロ)は電気の耐熱ガラスなので、いつも厚焼き玉子焼くのに30
分くらいかかってました。
娘のところはガスストーブなので火力が一定していて、20分ほどでできてしまいました。
私は、千切りキャベツ、さらしたまねぎ、チックピー、ツナ缶にフレンチマスタードドレ
ッシングをかけたサラダを作りました。
生魚食べない人もいるだろうから、娘は手羽先を照り焼きチキンにしました。
こっちで照り焼きチキンというと、はちみつ、醤油、ニンニク、しょうがでチキンをマリ
ネードしてオーブンで焼くだけです。
私は、このレセピをキーウィから教えてもらいました。
日本の名前がついていて、日本のお料理だと思っていても、キーウィ風になっている
お料理ですね。インド料理のバターチキンも、瓶詰めのベースがスーパーで売ってますが、
インドにはない味でしょうね。
ご飯を炊いて寿司飯を作り、サラダ菜、アボガド、きゅうり、ウオータークレス、カイワ
レなど手巻き寿司の付け合せの野菜を切って準備は終了。
こっちの人はお寿司といえば、サーモンとアボガドだと思っているので、この二つは大量
に用意しました。

スターターは、チーズボード、コーンチップとディップ。
来た人に飲み物を勧めて、ホストの娘夫婦は、お客さん同士を紹介したら、あとは適当に
おしゃべりです。
最初の一杯だけは、ホストがお客様に飲み物をついで勧めるけど、後は勝手に飲み物コー
ナーから自分でつぐのがNZ流です。娘のところにいつも来てる友人達は、冷蔵庫から勝手
にビール出して飲んでました。

8時過ぎにほぼ全員揃ったところで、息子と私でお刺身を切り始めます。
大きな寿司桶と旦那手製の巨大な生板の上に彩りよく並べていきます。
いつもの事ながら、お魚切るのはなかなか難しい。日本でも一般家庭でトロの大きな塊
や、長さ60cmのサーモンの切り身を刺身用に切ることはないですからね。
「それ大き過ぎるんじゃない?」と息子に私が言ったり。
「お母さん、もっときれいにならべてよ」と息子。
デザイナーの息子は、プレゼンテーションにうるさいのです。
プロの板前には程遠いけど、サーモン、たい、ツナ、おちょこに盛ったうに、いか、
アボガド、きゅうり、ウオータークレス、カイワレ、卵を盛り付けると豪華です。
息子がリビングに持っていくと歓声が上がりました。

娘の夫が、お客さんに手巻き寿司の食べ方を説明しました。
手巻き寿司は各自が好きなものを、好きなだけ食べられるので好評でした。
ベジタリアンの人は、アボガド、きゅうり、卵で手巻きにしてました。
キーウィーのお客さんは、照り焼きチキンも手巻き寿司にして食べてました。
今回気付いたのは、白人もお箸の使い方がうまくなったなということです。
短く持ちすぎていたりと見た目は不自然でも、なんとかお刺身をつかんでました。
お客は、娘夫婦の職場の同僚、友人と私達家族なので、中国系の人達、日本人は当然お箸
が使えます。
過去3年、手巻き寿司をしてるのですが、ニュージーランドでお刺身がポピュラーに
なってきて、余らなくなりました。

食事も一段落して、皆お腹いっばいになったようなので、メインのディシュを片付けて、
ケーキの登場です。
キッチンでケーキのろうそくに火をともし、電気を消します。
ハッピーバースデーの歌を歌いながら、テーブルにケーキを運びます。
待っていた二人は、一緒にろうそくを吹き消しました。
こっちでは、結構な大人、お年寄りのお誕生日でもケーキでお祝いします。
みんな甘いものが好きですね。
ケーキを切り分ける時に数えたら、まだ20人残ってました。
途中で帰った人も合わせると25人くらい来てくれたようです。

娘夫婦の長男、生後二ヶ月の孫は、みんなに抱かれてくちゃくちゃになってました。
ハローウィンのベビー服を着せられて、皆と記念撮影しました。

ケーキを食べ終わるとほほ終わりという感じで、少しづつお客さんは帰っていきました。
まだ飲んでいる人もいるし、後片付けもあるということで、娘に頼まれて孫を我が家に連
れ帰りました。
車の中ではよく寝ていた孫は、家につくと大泣きし、お風呂入れる間だけ泣き止んだけど、
すこぶるキゲンが悪かったです。
お風呂から上がり、ミルクを飲むところっと寝てしまい、翌朝9時まで10時間寝続けま
した。赤ん坊でもお客さんが多いと疲れるんですね。

車で15分のところに実家があり、気軽に子守を頼める娘はラッキーだなと思います。
私は、初めての海外生活で、一人でこの子を守らねばと、かなり緊張しながら子育てして
いたなと思います。
私達の世代は自分の親に対してもかなり隔たりがあったと思います。
11歳の時にニュージーランドに来た娘は、半分キーウィーだし、もっとカジュアルでお
友達感覚で私に接してきます。

我が家は、ニュージーランドでは親戚もなく家族だけということもあり、家族の誕生日、
結婚記念日などは皆でお祝いすることにしてます。
今年は初孫が誕生し、3世代家族となり、孫の成長という楽しみも増えました。
これからも家族の絆、平凡な生活を大切にして行きたいと思います。
間には諍いや事件があっても、誕生日のたびに区切りがあり、これからの一年を希望
を持って展望できます。

今週はうちの旦那様の誕生日です。
65歳となり、年金がもらえるようになりました。
旦那はどんな風に祝ってもらいたいのかな。
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