オークランド通信

のんびりしたお国柄が気に入りニュージーランド在住27年。仕事、子育て、生活全版にわたって語ります。

その62 パーネルローズガーデンフェスティバル 13-11-09

2009-11-20 14:44:44 | 第61回ー70回
..`62..                   13-11-09

パーネル ローズフェスティバル


10月31日はハロウィーン、11月5日はガイフォークスデイとこの1週間
イベント続きです。その間の日曜にローズフェスティバルにも行きました。



10月31日のハローウィーンは、ロリーポップとあめを用意して子供達にあげ
ました。
うちは通りに面していて、オレンジ色の目立つ家のせいか、子供がたくさん来ま
した。恐ろしいコスチュームが多くて、あまりおもしろくなかったけどね。
最初ロリーポップ一本づつ渡したら足りなくなって、あめを2個ずつ。
たまたま泊まりに来ていた2歳の孫は、ハロウィーン初体験しました。
ピンポンがなると、孫は” Trick or treat coming”と言って玄関に行き、
神妙な顔して、何かの儀式のように、飴を子供達に配給してました。
” Trick or treat”の “treat”の言葉を其の晩覚えました。
ご時勢がら、エコバックの子が多かった。
数年前まではスーパーの袋でした。


忙しい合間をぬって、11月1日にパーネルローズガーデンの”festival of
Rose”に旦那と孫で行ってきました。
私の仕事場がパーネルにあるし、このローズフェスティバルは地元のお祭りって
感じですね。

11時前に着いたのに、駐車場はいっぱいで、道の両側にもきっちり車が止まっ
てました。
それでちょっと裏道に入ると、まだ空いてるとこがありました。
そこからローズガーデンにぬける歩道沿いにちょっとした公園を発見しました。
テニスコートと人家に囲まれ、車道に面してないのでここなら孫を安全に遊ばせ
られそうです。


ローズガーデンに着き、旦那の第一のお目当ては屋台。
旦那は毎年ここで、インドのマサラドーサを食べるのを楽しみにしてます。
隣は、たこ焼きと大判焼き屋さん。中国人がやってました。
旦那はたこ焼きを食べたがったけど、どうも冷凍のを鉄板で焼いただけのような
ので却下。

早速マサラドーサを買って、ベンチに座りコーヒーも買ってきて食べました。
マサラドーサは、バリッとした薄焼きのクレープ状のもののなかにカレー味のマ
ッシュポテトが入ってます。ひよこ豆のソース、インド風トマトスープと食べま
す。$10でした。

次に食べたのは、ギリシャのLangos.
揚げパンにガーリック塗り、シーソルトを振ってました。これは$4.
まあまあのお味でした。初めて食べるし、本物が何か知らないから、こんなもの
かなと思いました。


パエレアはまだ仕込み中で、出来上がるのは30分後といわれ、先に他のお店を
見に行くことにしました。
パエレア専用の直径1,5mくらいの浅いフライパンに鳥肉や、えびをオリーブ
オイルで焼いていて、それだけでもおいしそうです。
仕込みを見てるのもなかなかおもしろいです。
ローズガーデンを一周してきたら、できあがっていて、私達はシーフードのを買
いました。これも$10.他はチキンと豚のがありました。
シーフードパエレアは、ムール貝、いか、大きなえび、チキンがはいっていて見
た目も豪華で食べ応えがありました。
ご飯にはスパイスとオリーブオイルがよくしみこんでいて、味付けは濃い目でし
た。
木の下にラグを広げて、食べました。
一皿をみんなでわけ、孫も上手にフォークですくって食べてました。
味が濃くてのどが渇いたので、旦那が絞りたて100パーセントのオレンジジュ
ースを買ってきました。
これにもストローを2個いれて、旦那と孫で一個を飲んでました。
孫は普段はきらいなハムときゅうりのサンドイッチも食べ、持参のジュースも一
本空けて、よく食べました。
外でかわった雰囲気で食べるとおいしのかもね。
なんか食べてばっかりのようでしたが、夕方にはちゃんとお腹がすき、夕飯を普
通に食べました。
全部3人で分けて食べたし、たいした量じゃなかったしね。


出店は創作衣料やアクセサリーの店が多かったです。
どこのフェアーでもある定番の、石鹸、蜂蜜、手作りジャムの店もありました。
私は無農薬のアボガドを10個入り$8で買いました。去年も買ったけど、この
おじさんのはクリーミーでおいしい。
同じおじさんが、花関係の古本を売っていて、旦那は蘭の育て方の本を$4で入
手。


一番のハイライトは、ステージショウでした。
日本生まれ、クライストチャーチ育ちのミュージシャン、フルート奏者、Miho
Yanoさんと CHIQの演奏を楽しみました。
インブロヴァイゼーションで、掛け合いでMihoさんはのってました。
ステージの前では、子供達が踊りだしなかなかいい雰囲気でした。

Mihoさんのサイトはこちら。
http://www.mihowada.com/

帰ってサイトのぞいたら、今日のパフォーマンスが早速U tubeにアップされてました。
さすが今どきのミュージシャンですね。

私達日本人に馴染みの深い「ふるさと」や「春の海」もあり、いい感じでした。
$10でCDを買い、今日も聞いてます。


私が教えてるParnell Community Centreもブースをだしていて、フリーで
face paintingしてました。
子供達は、フェアリーの格好をしたお姉さんから、タイガーやスーパーマンの
ペイントをしてもらってました。

最後はバラのことも書かなくっちゃね。
ローズガーデンのバラは、花も葉っぱもつややかで、初夏に日差しに輝いてまし
た。
足元は、細かいバークがびっしり轢いてあり、よく手入れが行き届いてると思い
ました。
近所に住んでる友人によると、しょっちゅうバラを消毒していて、其の間はガー
デンは立ち入り禁止になるそうです。
消毒は有毒だしね、白血病の原因になるともきいたことがあります。
自分の庭の草花は虫だらけ、しみがついてこうはきれいには咲きません。
孫はバラの間を走り回り、アートセールも絵にふつかるんではないかとひやひや
しました。


11月5日のガイフォークスデイは、朝からずっと雨で例年よりちょっと花火が
少ないかなと感じました。
でも9時すぎからやんだので、遅くまでどっかでぽんぽん上がってました。
翌日も上げそこなった人は、花火をやってました。夕べも。
例年この日は雨のような気がします。

これらの行事が終わると、あとはクリスマスと称してのいくつかのパーティーを
こなせば、今年も終わりです。
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その61 ピンクリボンウィーク 13-10-09

2009-11-07 10:51:27 | 第61回ー70回
..`61..

ピンクリボンウィーク 13-10-09

10月10日はピンクリボンデイ、10月はその月間ということでその関係の
イベントがいろいろ催されている。
The New Zealand Breast Cancer Foundationが中心となってやっている。


ピンクリボンは、乳がんのシンボルである。
これはニュージーランドではなく、世界的に同じシンボルとして使われていると
思う。
ニュージーランドでは2004年からピンクリボン運動が始まった。


今月は、銀行のカウンター、スポーツジムの受付にピンクリボンのドネーション
グッズがおかれている。$3で、ボールペン、ブレスレット、ブローチがもらえ
る。これらを身に着けていたら、ピンクリボンキャンペーンに協力しているなと
わかる。
私もブレスレットを買った。


10月には、チケットの一部が自動的にピンクリボンのドネーションとなってい
るコンサート、チャリティーのイベントが多くある。
ポスター、チケットにピンクリボンがついているので人目でわかる。
私の所属するスポーツジムYMCAも、10月18日にFitness Fiestaスポーツ
イベントをやる。
YMCAのエアロビなどのクラスのプローモーション、子供から老人までのクラスの
紹介をやるらしい。これもピンクリボン協賛である。
www.ymcanz.com


スーパーのチラシを見ていると、ピンク色のパッケージ製品が10月に特売とな
っている。
シャンプー、リンスなど普段白のパッケージがピンクのかわいいデザインとなっ
ていて、価格の一部がドネーションとなる。


政府機関にBreastscreenがある。
www.brestscreen.govt.nz
ここのサイトを見れば、乳がんに関する政府のサービスのことがわかる。
登録すれば、女性は45歳―69歳まで2年おきにメモグラムが無料で受けられ
る。


ニュージーランドでは毎年平均600人が乳がんで亡くなっているそうだ。
特にマオリ女性の乳がんの比率は50%近くをしめている。
子宮がんも乳がん同様多く、マオリ、バシフィックアイランダー女性が登場する
検診を呼びかけるコマーシャルをやっている。


メモグラムの検査は、はっきりいってあまり心地のいいものではない。
おっぱいを冷たい鉄板の上にのせ、プラスチックの板で上から押し付け、
レントゲン写真を撮る。
ひやっとした鉄板の感触、圧縮に伴う痛み、体験した人なら忘れないだろう。


私がピンクリボンを始めて買ったのは、去年の10月である。
親友が、4月に乳がんにかかった。それで、乳がんが人事とは思えなくなってい
た。

彼女は、2年おきにメモグラムを受けていたにもかかわらず、前の検診で見落と
しがあったようだ。
彼女は小柄で、野菜果物好きで運動もよくやっていて、健康には気を配っていた。
なのに乳がんにかかり、“Why me?”と言っていた。

彼女の勤めるショッピングモールの一階のフロアーに、彼女を含め3人も同時に
乳がんになった女性がいて偶然とは思えなかった。
サランラップとかも発ガンに関係してるといわれるが、モールの建築材料等、
何か乳がんに関係しているかもしれない。

彼女は去年一年間に、手術、キモセラビー、おっぱいの復元手術をやりとげた。
治療の日以外は、多少体調が悪くても普通に仕事をこなしていた。
キモの前に丸坊主にして、ショートのウィグをかぶっていた。
乳がんといっても、初期は痛くもかゆくも無い。
逆に治療の副作用でシックになる。
治療が終わり、髪の毛が伸びはじめるとウィグをはずしていた。
丸坊主に近いし、ファッションもそれに合わせていたので、よくレスビアンにま
ちがえられたそうだ。


どんなに気をつけていても、がんになることはある。
タバコをすう人の肺がん、酒飲みの肝臓がんは自業自得と言えるかもしれない。
私達は、食品、空気を含めいろんな発ガン物質にさらされているし、がん予備軍
の細胞はだれでも持っている。

私自身、4年前にしこりが見つかり、それ以来、毎年乳がんの検査をしている。
良性のものではあるが要観察である。
いろいろ考えても始まらないし、禁酒して体にいいものだけ食べて清く正しくも
生きられない。
年に一回の検診はこなして、あとは忘れるようにしている。



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