オークランド通信

のんびりしたお国柄が気に入りニュージーランド在住27年。仕事、子育て、生活全版にわたって語ります。

その198 オミクロン蔓延 18−03−22

2022-04-21 13:06:56 | 第191−200回

 18−03−22                198号

               オミクロン蔓延


2月は、私は1月に起こった手の怪我のため運転できないこともあり、
ほとんど家に引きこもっていました。
この間に1日の平均2万人がコロナに新規の感染するという、異常な事態に
なってきました。

私は、1月27日にMiddlemore Hospitalで右手の薬指の腱を繋ぐ手術を
受けました。
1月18日に息子宅のシャワードアの建て付けを直すのを手伝っていて、
怪我をしました。
ちょっとした拍子にシャワードアのガラスが粉々に割れて、下を支えていた
私の右手の薬指の付け根を深く切ってしまいました。
まるで爆発でも起こったように、ガラスドアは一瞬で粉々に砕けて、息子も
私もすぐには何が起こったのかわかりませんでした。
私は、息子に、「お母さん、ちょっと手伝って、ドアを支えるだけだから」と
言われ、気楽に出かけ手袋をしてなかったのが災いとなりました。
息子は、手袋をしていたので何ともありませんでした。

幸いにニュージーランドでは、怪我の手術、その後の治療は、政府、ACC
(Accident Compensation Corporation)が負担します。私は、今回は
レントゲン、薬代、初期の診察代の一部を払っただけでした。
毎週のPhysioや、通院にはACCの無料のタクシーに送迎してもらいました。
タダと言っても、所得税に加算してACC費用を長年支払ってきた訳で、
今回はその恩恵に預かりました。

まだ完全ではないけれど、薬指がだいぶ曲がるようになり、ハンドルを持てる
ようになったので、先週から6週間ぶりに運転の許可が降りました。
まだ”普通の手”の動きには程遠く、当面は週1回Physioに通います。
毎日2時間おきの宿題のエキササイズをやってます。手術の傷が腱に癒着しない
ためと、元の筋力をつけるためです。
昨日、治療中にPhysiotherapist に、「これは、Typical bad Kiwi DIY attitude
が原因だよね」と言ったら、
彼女は、「It keeps us busy」と言ってました。
治療が無料のせいかわかりませんが、ニュージーランド人はスポーツや大工仕事
などで怪我をする人が多い気がします。
今一番困るのはお箸がうまく持てない事です。
薬指がしっかり下のお箸を支えられないので、物が掴めないのです。


これから最近のコロナ状況をお知らせします。
3月15日の新規陽性患者数は、全国で19524人、24人が死亡してます。
2、3日前、2020年当初からの死亡者の総数は100人を越しました。
ここのところニュージーランド全国で、毎日平均2万人がコロナにかかってます。

2月末から、コロナの検査は、RAT テストに切り替わり、自宅で自分でするので、
政府のサイトに結果をレポートしない人や、コロナと思っても検査をしない人も
いるので、実際はもっとかかっているだろうと言われてます。
オークランドでは、十人に一人が毎日コロナになっていると言われてます。
Wellington, Gisborne, 南島のCanterburyで増加していて、オークランドは
ピークを超えたのではないかと言われてます。

今年2月からは学校は普通に開いてるし、お店等も営業してるので、どこで
いつ移ってもおかしくない状況です。オミクロンでは、ロックダウンはしないと
昨年12月に政府は方針を変えました。
去年は、一名デルタ患者が出ただけで、オークランドは35日間のロックダウン
に入りました。あの頃は、1日の陽性が2万人を超えるとは想像もできません
でした。
デルタの時は、オークランドから出て行けず、ぜいぜい毎日20人くらいしか
ケースはなかったのです。今は、国内の移動の規制はないので地方に広がって
ます。

本人、あるいは家族がコロナにかかり隔離中の影響で、職場、お店などで
人手不足になってます。
スーパーマーケットの棚はガラガラで、物価もすごく上がってます。
レストランは開いてますが、屋外の席が人気で、室外は感染を恐れてほとんど
誰も座ってません。
多くの先生が隔離され授業を行えないため、またロックダウン中のように
オンラインに切り替えた学校もあります。

うちは14歳の孫がコロナになりました。
7日間、家族全員で隔離してました。ただし娘は医療従事者なので、毎朝
RAT テストして仕事に行ってました。
幸いに娘のところは、孫だけがかかり、他の家族には移りませんでした。
彼は自分の部屋に閉じこもって、上げ膳据え膳だったので、感染を防げたの
でしょう。
たいていは、子供が学校で移って、家族で隔離するパターンです。
小さい子がかかった場合は、どちらか片親が犠牲になり面倒を見て、親子で
かかってしまいます。

最近は、歯医者などは、患者にも事前にRAT テストをして陰性でないと受け付けない
ところも出てきて、家にキット常備しておかなければなりません。

今日、政府は4月13日からオーストラリアからの一般の訪問者を受け入れ、
その他の国は5月3日から入国できるようにすると発表しました。
どちらもワクチンパスポート必須で、入国後の隔離の必要はありません。
2020年4月に一般の海外からの訪問者の入国を禁じ、長かった鎖国状態が
ようやく終わりを告げます。
世界中、オミクロンはインフルエンザの一種という認識に変わってきているので、
ニュージーランドもそれにならう方向のようです。
私も今年後半にはどっか旅行に行けるかな、と楽しみにしてます。

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