オークランド通信

のんびりしたお国柄が気に入りニュージーランド在住27年。仕事、子育て、生活全版にわたって語ります。

その52 チャリティーカレンダー 12-12-08

2009-01-12 05:06:57 | 第51ー60回
その52 チャリティーカレンダー 12-12-08


週末の疲れからか、月曜からのどがはれて、水を飲み込むのも痛いです。
という訳で、今日はあんまり気負わずだらだら書いてみます。


ニュージーランドにいると、色んな形でチャリティーにかかわることが多いです。

最近のことから書いてみると、先週金曜日12月5日はNational Jandal
Dayでした。
1週間前から、ジムのインストラクターのカレンから、この日Jandalを持ってこ
ないとエアロ参加禁止ともお達しがありました。
Jandal Dayは、Surf Life Saving New Zealandというビーチでの人名
救助隊への募金活動の日です。寄付金を払い、この日1日Jandalをはいてすごす
というものです。
カレンは、Jandalをマイク用の腰ベルトにくくりつけ、マークは赤ちゃん用のを
両耳につけ、ショーナはミニjandalのキーホールダーをシャツにつけてました。
さすがにjandalはいてエアロビできないしね。
このjandal Japanese sandalの略だとか聞くけど本当かな。


11月は、breast cancer(乳がん)予防協会の Pink ribon月間でした。
銀行の窓口や、ジムの受付でプラスチックのピンクリボンのバッジや、ボールペン、
ブレスレットが$2で売られてました。
私もブレスレットを買って、11月中つけてました。
5月に親友が乳がんになり、抗がん剤治療、手術、胸の復元手術、放射線治療を仕
事にしながらやっていて、とても人事とは思えません。
まさに彼女は、乳がんと戦っているという感じです。


8月最後の金曜日は、Daffodil Day,Cancer Society,がん予防協会の募金
の日です。
この週は、スーパーの入り口とかでボランティアのお年寄りが募金入れのバケツと
造花のラッパ水仙をもっていたりします。


あとは、4月25日のAnzac Dayに第一次大戦、バルカン半島に咲いていたとい
う赤いポピーをもらう募金があります。



私達夫婦の今年最大のチャリティーは、夫の国ビルマ(現ミャンマー)のサイクロン
被害への個人的な募金集めでした。

5月2日から3日にかけて、ビルマのデルタ地方を襲ったサイクロン「ナルギス」
は、14万人以上の死者をだしたと言われてます。
世界からの助けを素直に受け入れず、被災者への支援物資の横流し、その挙句の果
ては総選挙の強行でした。
もとからミャンマー(ビルマ)政府に不信感を持っていたけれど、今回のことで自
国民のことをどうでもいい思っているいることが証明されました。


これは、その時に私が友人に送ったメールの写しです。


ボガレ地区のサイクロン「ナルギス」被災者への募金のお願い

2008年 6月23日

あのビルマ(ミャンマー)のサイクロンから一ヶ月半がたちました。
最初は驚き、2-3週間後にはビルマ政府の対応に怒り、今は心のどこかにひっか
かっているものの、どうしようもない私達でした。
どうにかして直接ビルマの人々を助ける方法を思案するうちに、Kの姉ドクターNが行動をおこしてくれました。
Nは被災地ボガレーに私費で病院を設立し、僧院の協力を得て孤児達の世話を始め
ました。
K一家はボガレ地区の出身で、私達も訪れたことがあります。

募金のご案内のパンフレットを同封致しましたので、ご覧になって下さい。
日本からの募金は、ニュージーランドでの募金と合わせてビルマに送り、
Nの活動資金とさせて頂きたく思います。

この募金活動はメールを送ったくらいで、たいした活動はしませんでした。
娘や息子達が職場で、同僚に募金をつのったくらいでした。
それにもかかわらず、同調した友人が、またその友人にメールを送ってくれました。
私達一家と友人というごく小さなチャリティーでも、9月末までにNZ$20000近
く集まりました。
まったく知らない方からNZ$1000の小切手の寄付もありました。

この資金をもとに、姉は災害孤児を僧院に収容、制服、教科書を買い与えました。
死体の収容がされなかったので、現在もイラワジデルタの水は汚染されてます。
これまでは雨水をためて飲み水としてきました。しかし、これから数ヶ月は乾季で
雨がふりません。
そこで姉たちは、井戸を掘り、水をくみ上げることにしました。
一つの井戸にNZ$2000かかるということで、募金で6-7個の井戸が掘れるので
はないかと思います。


カレンダーの行事になってる募金は、なんとなくしていました。今回のこのビルマ
の募金は、黙って見ている訳にいかない、なんとかしなければいう思いがあったよ
うな気がします。
この募金に協力してくれた友人は、募金がちゃんと被災者のために使われるところ
がいいと言ってくれました。

これまでは、募金したってどういう風に使われるかわからないしね、とさめた目で
見てました。
しかし、これだけの災害がかつて私達の住んだ国、夫の故郷でおこると身につまさ
れます。


わが身を投げ打って人につくすというような事は、とても私にはできません。
でもできる範囲で、なにか人の助けになることができればと思います。

今日も夕日がきれいだとか、日々のささやかな喜びを大切ににして、一家が平和に
クリスマス、お正月を迎えられることに感謝したいです。
皆さんもいいホリデーをお過ごし下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする