歴史書には、一般に「正史」と呼ばれるものと、「偽書」と呼ばれるものがある。
日本の場合、「正史」と言えばまず浮かぶのが、『日本書紀』。
日本書紀に続くものとして、続日本紀、日本後紀、続日本後記、日本文徳天皇実録、日本三代実録があるが、これら6つを総称して『六国史』と呼ぶこともある。
『日本書紀』と同時期の『古事記』は、正確には「正史」ではないが、正史に準じた重要な歴史書という位置づけなわけである。
「偽書」の例は、日本では一般にはあまり耳にすることはないが、例えば、「先代旧事本紀」、「東日流外三郡誌」等がある。
ところで、「正史」とは言うものの、そこに記述されているすべてが真実だというわけではない。
また、「偽書」に書かれていることすべてが嘘・偽りということでもない。
以下、Wikipediaより部分的に引用
正史・・・その名から「正しい歴史」の略と考えられることがあるが、実際には事実と異なることも記載されている。・・・あくまで「王朝が正当と認めた歴史書」という程の意味・・・
偽書・・・製作者や製作時期などの由来が偽られている文書・書物のこと・・・字面から「偽り」すなわち無用と誤解されがちであるが、完全に学問にとって無意味とされる物は・・・オカルト的・詐欺的な例外を除けば少ない。
さて、お隣りの朝鮮半島ではどうだろうか。
「正史」の代表が『三国史記』。
そして日本で言う古事記にあたるものが『三国遺事』になる。
さらに、「偽書」の代表としては、『桓檀古記』、『花郎世記』がある。
簡単ではあるが、以上押さえておいたうえで次のネタに行こう。