朱蒙(チュモン)が見た日本古代史(仮題)

「朱蒙」「風の国」「善徳女王」・・・韓国発歴史ドラマを題材に日本史を見つめ直す

高麗神社(埼玉県日高市)

2009年09月12日 | 高麗若光
高麗神社(こまじんじゃ)
所在地 埼玉県日高市大字新堀

高麗神社は、高句麗国(こうくりこく)の王族高麗王若光(こまこきしじゃっこう)を祀(まつ)る社である。高句麗人は中国大陸の松花江(しょうかこう)流域に住んだ騎馬民族で、朝鮮半島に進出して中国大陸東北部から朝鮮半島の北部を領有し、約700年間君臨していた。その後、唐(とう)と新羅(しらぎ)の連合軍の攻撃にあい668年に滅亡した。この時の乱を逃れた高句麗国の貴族や僧侶などが多数日本に渡り、主に東国に住んだが、霊亀(れいき)2年(716)そのうちの1799人が武蔵国にうつされ、新しく高麗郡が設置された。
高麗王若光は、高麗郡の郡司に任命され、武蔵野の開発に尽くし、再び故国の土を踏むことなくこの地で没した。郡民はその遺徳をしのび、霊を祀って高麗明神とあがめ、以来現在に至るまで高麗王若光の直系によって社が護られており、今でも多数の参拝客が訪れている。

昭和57年3月 日高市

以上、高麗神社境内にあった日高市による説明書きを記した。

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1 コメント

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高句麗は騎馬民族??? (鈴木)
2016-03-04 12:35:39
こちらのブログおもしろいですね。興味深く読ませて頂いております。
韓流ドラマでは百済・新羅・高句麗時代の事を三韓時代といっている様ですが、高句麗は朝鮮人の国なのでしょうか?騎馬民族と朝鮮民族は違うと思うのですが??
まだ「ヨンゲソムン」は見ておらず、ここのブログも古い物から順番に読んでいる状態ですので、詳しく知らないクセに興味を持ってしまいました(笑)

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