打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

「あさりちゃん」に親しむ夜

2013-09-29 16:57:25 | Weblog
土曜日、夕刻。友人より飲み会に誘われる。

どんちゃん騒ぎの後、終電を逃しやむなくネットカフェへと入った。

始発は6時すぎには出るが、4時間パックでは始発時間まで間があるので、7時間パックで入店する。並び立つ本棚を見回っていると、「あさりちゃん」を発見する。最新刊は99巻。7時間で99巻……やってやろうじゃないか。

あさりちゃんは1978年より連載開始され、掲載誌を転々としつつも現在まで連載が続いている長寿作品。私よりも年長ということになる。敬意を払うべき作品だ。

読み始める。初期は完全なギャグ漫画だ。コミカルな絵柄にたまに入る少女漫画風キャラ。少女漫画畑の作家がギャグ漫画に転向すると、こんな感じになる。かなり過激なギャグもある。乞食ネタなどは現在は使えないだろう。大長編ネタもかなりあり、10巻などは3分の2が冒険活劇物になっていた。

中期(30巻くらい)からギャグ漫画よりもファミリー向けコメディ漫画になっている。絵柄もギャグからは少し離れたような気が。途中でペットのうにょが浜野家に入り、初期にはそれほどいなかった脇役たちにもスポットライトが当たるようになってきた。

表紙のイラストもかなり可愛くなっている。子供向け漫画には珍しく、やおい本について描かれていた。あさり・タタミの美少年優遇、ブサイク差別主義にはいささか辟易する。たまにメタ発言をオチにしてたりして、この時期の作風はあまり私好みではない。

後期(60巻くらい)になると、ますます絵柄が変わる。今風になっている。円熟味を増したと言ってもいいだろう。初期のキャラクター錦織綾子が後期でも登場しているのに驚く。パパや神田先生の顔のしわがなくなっている。パパは40歳、先生は38歳。考えてみれば、まだまだしわができるような年齢ではないからだろう。

児童虐待が問題になっているためか、ママのお仕置きがおとなしくなった。「クレヨンしんちゃん」も同じようになっているので、致し方ないのだろう。暴力が使えない分、お仕置きが陰険なものになっているケースもある(あさりの言う事をなんでも疑う等)

抜け巻もかなりあったけど、あるだけ読み終える。やっぱり面白い。それに35年も続いているし、時事ネタもかなり使われているので、「サザエさん」と同じように歴史的価値がある作品だと思う。100巻で終わる予定と聞いているので、最終巻が出たら全巻購入も考える。その時は全巻購入特典などつけてくれると嬉しい。

というわけで、昨日は飲みに行って日を跨いでしまったのでブログが書けなかったのである。

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