打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

どちらかといえば、100万円おにいさんじゃない?(似顔絵を見ての感想)

2010-08-11 11:05:44 | Weblog
ワイドショーを賑わしている『100万円おじさん』について。

なんだろう……私が世俗にまみれて心を汚してしまったからかしら、犯罪の臭いがします。シャーロック・ホームズの赤毛組合的な臭いが。

ラーメン屋でいきなり見も知らぬ男性が、子どもたちにラーメンを食べさせてやってくれと100万円をポンと出すことに、奇妙さを感じます。このご時世にしては美談すぎるのです。

そして店長さんは子どもたちにラーメンを振る舞いました。1500杯以上出たんですってね。子どもたちも喜んだだろうな、めでたしめでたし……といかないのが、現代日本ですよ。

店長さんもいきなり100万円を出されてびっくりしたでしょうね。だから拾得物として警察に届けて、それから100万円分ラーメンを振舞ったと。問題は、これがニュースとして広まってしまったことです。

後日になってその男性が「やっぱり返して。あれはラーメン屋で落としたものです」と言っちゃったら、返さなければいけないわけです。店長さんは100万円分自腹ということになります。

またそうでなくても、拾得物としていいのか売上としていいのかで税金が変わるのです。雑所得か通常売上だけではなく、個人届けか法人届けかでも変わっていくのですよ! 税務署はこういう時は厳しいですからね。前総理には優しかったくせに……

しかし、これをお上が「うむ、現代には珍しい美談である。よって無税!」とでも認めようものなら、各地で100万円おじさんが出現することになるでしょうな。性善説で法を扱えば、必ず悪用する奴が出てきます。それはとても哀しいことです。

一番、哀しいのはこういった美談を、まず疑うことからはじめてしまう自分の心ですな。