不審な野菜ジュース

最近、野菜ジュースを飲んでいる。

この季節は喉を痛めやすく風邪も引きやすい。しかし三食で採れるビタミンなんてたかがしれている。肉や魚が好きなのでどうしても野菜を摂取する量が少ない。

だから一本で一日分の野菜（350ｇ）が採れる野菜ジュースを飲んでいる。

しかし、このジュース。実に小さい。紙パックで200ml。こんな小さな紙パック一本で350gもの野菜成分が採れるのだろうかと怪しんでしまう。

人間は因果応報説を持っている。すずめのお宿などの御伽噺でもあるように、雀に優しくしたおじいさんは宝物を、雀の舌をちょんぎったおばあさんはお化けの詰まったツヅラを手渡されている。いい事をすればいい事が、悪い事をすれば悪いことが返って来るという事。いい事をするには労力がいる。つまり、苦労しないでいい目に会うなんてあるわけがない、と考えられているわけですね。

こんな小さな紙パックだけで一日分の野菜成分を摂取できるのかしら？

海原雄山も言っていましたが人間は基本的に野菜が好きではない。まさしくその通りだと思います！一日に350gも食べなくてはいけないなんて少なくとも私にはかなりの苦痛だ。その苦痛をたった200ｍｌで帳消しにしてくれるなんて……こんなに楽に摂取できていいのかしら。苦労をしていないのにいい目に会うことになる。

とか、言いながらも毎日飲んでいたりします。あまり甘くなくて味もいいです。