打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

期待はずれのリメイク

2006-08-17 02:31:11 | Weblog
名作というものはうまくいけば作者や出版社をずーーーーっと喰わせていくことができるものです。

今日、マガジンを立ち読みしたら「花形」なる漫画が連載開始されていたのですよ。もしやと思ってページをめくってみると「新約 巨人の星」とか書かれている。でも、主人公花形の顔はどーみても今風の無個性二枚目の顔。あの面白い髪型の片鱗すら残っていないではないか。

まぁ、それはいいや。絵柄というものは人によって違うのだから。無理に川崎先生の絵に似せようとして作画さんのテンションが落ちたら作品の質も下がるというものだ。

しかしなるほど、花形サイドから見た巨人の星か。これは面白そうな試みだ。
うむ、力石サイドから見たあしたのジョーとかシャアから見たガンダムとかも面白いかもしれないね。

でも読んでいってガッカリ……なーんで舞台が現代なのかなあ。

しかも花形が妙に熱血漢だぞ。花形ってさ……もし現代版でたとえるのならテニスの王子様の主人公みたいなイメージがあるんですよ。ライバルの星飛雄馬は正直、素質に関しては花形の足元にも及ばないですよ。奴はド根性で自分の実力を何倍も発揮させていくタイプなのですから(だからこそ無理がたたって腕が……)

逆に花形は作品中最強の素質+努力の子でしょう。金持ちだからハングリー精神にかける部分があるけど、そこはほら……愛嬌ってもんですわ。

なんかなー。いきなり話の冒頭で電車の中でチーマー相手に喧嘩やらかすわ、(おそらく)明子ねーちゃんの着替え覗いてしまうわ……

ぜんっぜん! 花形らしくない。

いやね。これが歴史物だったらいいんですよ。旧来の歴史上の人物のイメージを壊す……蒼天航路の劉備なんかそれまでのイメージを払拭しちゃいましたから。

でも……これはなあ………

今の段階では「名作におんぶして人気を稼ごうとしているただの野球漫画」にしか見れません。

別にこれ、巨人の星じゃなくてもいいんじゃないのー? と私は思う。


……でも、飛雄馬のおとーちゃんがどういう風に描かれるかは楽しみだったりします(笑)