パリで一番高い場所は、どこでしょう。エッフェル塔のアンテナの先? 確かに、324m。でも、ここでは、建物ではなく土地。パリで最も高い場所にある土地は、どこで、海抜何メートルなのでしょうか? ご存知ですか。私は、モンマルトルの丘の上かと思ったのですが、ちょっとはずれてしまいました。正解が、16日付のLe Figaro(フィガロ紙)の別刷りに載っていました。
栄えある一位は、20区にあるle cimetiere de Belleville(ベルヴィル墓地)の入り口。住所表記では、40 rue du Telegraphe(テレグラフ通り40番地)。海抜148.48mだそうです。
(入り口から撮ったベルヴィル墓地です)
確かに四方に道が下って行っているので、周囲で最も高い場所だというのはわかります。
(緩やかな坂道には、市が立っていました)
しかし、特に視界が開けているわけでもないので、言われてみないと、ここがパリで最も高い場所、という実感は、残念ながらありません。唯一、ここが高い場所にあるのでは、と思わせるのが、メトロの駅の深さ。
出口まで、長~いエレベーター。もし、海抜何メートルという決めでメトロのトンネルを掘っていると、出口の土地が高い駅ほど出口までの距離が長くなる。もし、こういうことなら、メトロの駅の深さで、土地の高さが実感できますね。
なお、体力と気力のある人用に、階段も用意されています。
さて、2位は・・・18区にあるle cimetiere de Montmartre(モンマルトル墓地)。海抜130mです。
このお墓は以前詳しく紹介しました。イメージ的には、サクレクール寺院辺りが高いような気がしますが、このデータだとお墓のほうが高いところにあるようです。多分、測定地点が決まっているのでしょうね。日本でも評価価格が発表になる地点は決まっていますよね。
見る場所によっては、周囲の土地のほうが高そうに見えたりしますが、これもきっと実測する場所によるのでしょう。ル・フィガロのデータを疑わないことにしましょう。
3位は・・・19区にあるplace des Fetes(フェート広場)で、122m。
直訳すれば、お祭り広場。確かにカルティエの祭りが行なわれそうな広場です。ただ、周囲を高い近代的なビルに囲まれ、言われなければ、ここがパリで3番目に高い場所だとは気がつかないでしょうね。
ただ、ここも、メトロの駅に、長いエレベーターが設置されていました。
4位は、19区rue des Alouettes(アルエット通り)の101m。5位は、20区columbarium du Pere-Lachaise(ペール・ラシェーズ墓地の納骨堂)で95m。
フランスで火葬にする人もいるそうです。『現代フランス情報辞典』によると、フランス人の17%が火葬にしているとか。遺骨ではなく、遺灰になるまで焼くのだそうです。納骨堂は、お墓のマンションのようですね。多くの扉に花が手向けられています。
隣が火葬場なのか(全国に120ヶ所あるそうです)、多くの参列者が待っていました。そして、この墓地は観光スポットにもなっているので、多くの観光客がお墓内の地図を片手に、その横を通り抜けていきました。
6位が、14区のparc Montsouris(モンスーリ公園)で、78m。以前先人たちの知恵で紹介した大学都市近くの公園です。7位は、16区にあるcimetiere de Passy(パッシー墓地)。トロカデロ、シャイヨー宮のすぐ前にある墓地で70m。
エッフェル塔側から見るとパッシー地区が高い土地にあるが一目瞭然ですが、パッシー墓地はその高い擁壁で特に高いのが分かります。
8位は20区のplace de la Reunion(レユニオン広場)で69m、9位が14区のrues du Chateau et Raymond-Losserand(ル・シャトー通りとレイモン・ロスラン通りの角)で65m、そして10位は13区のrue de la Butte-aux-Cailles(ラ・ビュット・カーイユ通り)で63m。
高い土地だからと言って、どうということはないのですが、地理に興味があって、時間に余裕のある方は、訪ねてみてはいかがでしょう。あるいは、お墓が多いですから、有名人のお墓を訪ねる際に、どうぞ。
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栄えある一位は、20区にあるle cimetiere de Belleville(ベルヴィル墓地)の入り口。住所表記では、40 rue du Telegraphe(テレグラフ通り40番地)。海抜148.48mだそうです。
(入り口から撮ったベルヴィル墓地です)
確かに四方に道が下って行っているので、周囲で最も高い場所だというのはわかります。
(緩やかな坂道には、市が立っていました)
しかし、特に視界が開けているわけでもないので、言われてみないと、ここがパリで最も高い場所、という実感は、残念ながらありません。唯一、ここが高い場所にあるのでは、と思わせるのが、メトロの駅の深さ。
出口まで、長~いエレベーター。もし、海抜何メートルという決めでメトロのトンネルを掘っていると、出口の土地が高い駅ほど出口までの距離が長くなる。もし、こういうことなら、メトロの駅の深さで、土地の高さが実感できますね。
なお、体力と気力のある人用に、階段も用意されています。
さて、2位は・・・18区にあるle cimetiere de Montmartre(モンマルトル墓地)。海抜130mです。
このお墓は以前詳しく紹介しました。イメージ的には、サクレクール寺院辺りが高いような気がしますが、このデータだとお墓のほうが高いところにあるようです。多分、測定地点が決まっているのでしょうね。日本でも評価価格が発表になる地点は決まっていますよね。
見る場所によっては、周囲の土地のほうが高そうに見えたりしますが、これもきっと実測する場所によるのでしょう。ル・フィガロのデータを疑わないことにしましょう。
3位は・・・19区にあるplace des Fetes(フェート広場)で、122m。
直訳すれば、お祭り広場。確かにカルティエの祭りが行なわれそうな広場です。ただ、周囲を高い近代的なビルに囲まれ、言われなければ、ここがパリで3番目に高い場所だとは気がつかないでしょうね。
ただ、ここも、メトロの駅に、長いエレベーターが設置されていました。
4位は、19区rue des Alouettes(アルエット通り)の101m。5位は、20区columbarium du Pere-Lachaise(ペール・ラシェーズ墓地の納骨堂)で95m。
フランスで火葬にする人もいるそうです。『現代フランス情報辞典』によると、フランス人の17%が火葬にしているとか。遺骨ではなく、遺灰になるまで焼くのだそうです。納骨堂は、お墓のマンションのようですね。多くの扉に花が手向けられています。
隣が火葬場なのか(全国に120ヶ所あるそうです)、多くの参列者が待っていました。そして、この墓地は観光スポットにもなっているので、多くの観光客がお墓内の地図を片手に、その横を通り抜けていきました。
6位が、14区のparc Montsouris(モンスーリ公園)で、78m。以前先人たちの知恵で紹介した大学都市近くの公園です。7位は、16区にあるcimetiere de Passy(パッシー墓地)。トロカデロ、シャイヨー宮のすぐ前にある墓地で70m。
エッフェル塔側から見るとパッシー地区が高い土地にあるが一目瞭然ですが、パッシー墓地はその高い擁壁で特に高いのが分かります。
8位は20区のplace de la Reunion(レユニオン広場)で69m、9位が14区のrues du Chateau et Raymond-Losserand(ル・シャトー通りとレイモン・ロスラン通りの角)で65m、そして10位は13区のrue de la Butte-aux-Cailles(ラ・ビュット・カーイユ通り)で63m。
高い土地だからと言って、どうということはないのですが、地理に興味があって、時間に余裕のある方は、訪ねてみてはいかがでしょう。あるいは、お墓が多いですから、有名人のお墓を訪ねる際に、どうぞ。
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