24節季は植物・自然のカレンダーです。
2月3日は「節分」は冬の終わり。
2月4日は「立春」は春の始まり。1年のスタートです。
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グリーン面での1年のスタートは
「よこ根」の新根成長と思います。
コース付近の植物を観察すると
「よこ根」の成長の時期を知る事ができるように思います。
「梅の開花」=白根(ひげ根)発根~「よこ根」成長始まる時期
「スギ花粉飛散」=「よこ根」成長が本格的になる時期
と思われます。
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春の訪れを知らせる梅の花は、
1月下旬~5月上旬まで、約3ヶ月間かけて、ゆっくりと日本列島を北上します。
気象庁のホームページの「梅の開花情報」です。
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2月1日の午後から2月2日のお昼にかけて、
太平洋側は
関東地方~東海地方~近畿地方まで広い範囲で雪となりました。
多くのコースがこの週末にかけて
融雪に苦労された事と思います。
来週は比較的晴天が多いとの予報です。
雪の下のグリーンは、
まるで冷蔵庫の中の野菜。
その後、雪が溶けて、晴天が続くと
表層はかなり乾燥し、
ターフはパサパサとして、擦切れやすくなりと思われます。
雪どけ後の乾燥部分が
春~夏のドライ相に発展しやすい事もあり、
この時期成長を始める「新根・よこ根」のためにも
気にかけてケアしておきたいところです。
◆
雪どけ後の乾燥抑制や
まだまだ最低温度が低いこの時期の新根成長のための
グリーン面にオススメな資材です!
(1) 凍結や固結の抑制、
新根成長の三相バランス確保には「リストア・プラス」です。
酵母は地温が5度以下の寒冷期でも(0度以上あれば)活動します。
乳酸菌、こうじ菌、酵母菌などは
寒冷期の方が他の雑菌の活動が鈍くなるので、良い仕事をします。
旨い酒や味噌が寒冷期に仕込まれるのはこの理由です。
酵母が活動する土壌は空相が持続し、固結・凍結しにくくなります。
酵母は有機残渣を分解し、糖質に変換し、新根成長エネルギーとなるので
春の芽出しも向上します。
糖質を多く含んだ植物細胞は乾燥しにくく、凍りにくいです。
(2) 乾燥・パサパサには「ハイドロ・マックス」です。
←北米大陸に自生する「ユッカシジゲラ」
100%天然の浸透資材で、
含有するフミン酸が表層土壌の気相を保持し、
ユッカシジゲラの湿潤成分が
ターフに必要な最低限の液相を持続する能力に優れます。
寒冷時期のドライを抑制する資材としてたいへん定評があります。
←フミン酸が土壌の固結を緩和
(3)パサパサしたターフの 擦切れ抑制 には
「カル・マグ・マックス(7-0-3)」です!
カルシウム4%、マグネシウム2%の黄金比で、
カルシウムを完全吸収します。
葉身細胞を強くし、霜害や雪どけ後にありがちな 擦り切れを抑制します。
◆
以上です。
よろしくお願いします!
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