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「拝啓、グリーンキーパー様 !」

㈱サバンナブランからは芝草向けに。
㈱ブランからは農業、園芸向けに。
オススメ資材とニュースをお届けします!

こんにちは! サバンナブラン営業部です!

「カテゴリー」から 季節別の「オススメ資材」をご覧下さい!

目的に応じたP(リン酸)を手に入れる。

2017-10-04 07:20:28 | 芝草「秋」にオススメの資材

24節気でいえば、

10月23日は「霜降」(露が冷気によって降り始める頃)

11月7日は「立冬」(冬の気配が現れてくる頃)

地域や標高によって 季節の推移に差はあるものの

72候の11月2日に「楓蔦黄(ふうかつきなり)」

<モミジやツタが黄葉する頃>

 

とあるように、

11月からは 山の木々、植物は「冬越し」のために

黄葉(紅葉)し、貯蔵糖分を蓄えはじめ、

落葉していきます。

グリーン面においては、 このシーズンは

更新作業により、秋の新根茎の成長環境をととのえたり、

サッチング・薄目砂によって

芽数やコンパクションを充実させてゆきたい時期ですね!

11月中旬以降は

「冬越し」を念頭においた肥培になっていくと思います。

秋のターフクオリテイを充実させ、

来春の芽出しを向上させる上でも

施肥の目的にフィットした

リン酸を使っていきたいところです。

米国グロース社には

肥培の目的に応じた

リン酸のバリエーションがあります。

 

★播種や貼り芝の後の早期活着、

コアリング後の早期回復に定評があるのが

根数を急速に成長させる

「ミスト9号(8-32-5)」です。

緩効性窒素が10-14日間表層に滞在し、

そのNと共に

効率よくリン酸を吸収します。

 

★鉄やカルシウムを頻繁に使う時期には、

タンクの中や表層土壌で、

鉄やカルシウムと吸着結合しない

緩衝活性系リン酸を使用した

「ミスト5号(2-30-0)」

無駄なくリン酸をターフに供給します。

 

★グルーミングやサッチング+薄目砂の後に

よこ根によるコンパクションを充実させ、

芽数(芝密度)を増やす上で定評があるのが

「ミスト12号(3-18-18)」です。

18%のリン酸のうち、

6%が亜リン酸で、主に、葉面から吸収し、

12%が緩効性リン酸で、長い分子連鎖で、表層に10-14日滞在し、

気候不順でも無駄なく 根茎から リン酸を吸収します。

 

色々と試していただければ幸いです!

よろしくお願いします!

(^。^)

 

 

 

 


肥培スタイルにあったN(チッソ源)で芽数充実!

2017-10-02 21:16:39 | 芝草「秋」にオススメの資材

「キィー キィー キチキチキチ」

秋本番、9月下旬~10月上旬には、モズの甲高い鳴き声が聞こえてきます。

モズの繁殖期、縄張り争いの時期にみられる鋭く挑戦的な鳴き声です。

「モズの高啼き七十五日」といい、

モズの高鳴きを初めて聞いてから

75日目に霜が降りだす、という言い伝えです。

 実際は初鳴きから60~70日で初霜が来ているようです。

イメージ 1←平年の「高鳴き」と「初霜」

 北に行くほど、もずの初鳴きから初霜までの期間が短くなります。

 
 
グリーン面においては
 
初霜以降は、冬越しの貯蔵糖分を蓄える時期になりますので
 
これからの60~70日間で 
秋のクオリテイ
(芽数、根数、転がり、コンパクション、発色etc)
造っていきたいところです。
クオリテイを充実させるには
様々なチッソ源の中から
自分の肥培スタイルに合ったものを選択したいところです。
 
粒肥料には、
 一般的な水溶性粒肥料 (8-8-8)や(10-10-10)
 肥効の長い緩効性粒肥料(ポリコート)や(メチレン尿素/微生物分解)
 有機入り粒肥料
 堆肥、ぼかし
 鶏糞、牛糞等の動物性コンポスト系肥料
液体肥料には、
 尿素
 硫安
 硝安や即効性の液肥
 緩効性液体肥料
 
等、数ある製品の中から
ベストなものを確保して
秋のターフクオリテイを充実させて下さい!
 
いくつかオススメがあります。
目的・用途別にご紹介させて下さい!
 
液肥としては
 
★極めて、徒長の心配が少なく
高温期や競技会の前でも、安心して使えます。
芽数とコンパクションを早急に充実できるのが
「ブランZ(10-6-5)」
 
★夏場や高温下でも、
85%メチレン尿素(微生物分解)で徒長しにくいです。
1ccで3~4週間 緑度を持続し、
チッソの切れ目をつくらず、病害の侵入拡大を抑制できる
「ミスト4号(30-0-0)」
 
★とにかくローコストに、活性と緑度をアップ。
広範囲の散布でもコスト負担が少ないので
フェアウエイへの散布(コーライ芝)にも対応できる
「ミスト11号(22-0-0)」
 
粒肥料としては
 
★春、秋の元肥として最適。
微生物分解主体で肥効は約5~6ヶ月。
「グリーン3号細粒(20-5-10)」
★さらに肥効が長く約8~10ヶ月持続する
「グリーン9号細粒(27-5-6)」
 
★年間を通してチッソと同時にK(カリウム)を供給。
ターフの徒長を抑制し、
ターフの「こし」をしっかりさせ、
ボールの転がりを向上持続させる
「グリーン2号細粒(15-0-30)」
 
があります!
 
状況や目的に合わせて
選択していただければ幸いです!
 
 
よろしくお願いします!
(^。^)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

秋の「黄化」「白化」”P/Nバランス”に注意

2017-09-25 07:19:00 | 芝草「秋」にオススメの資材

24節気 9月23日は「秋分」

この先は昼の長さが夜の長さより短くなります。

72候 9月23日に「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」

<大気の状態が安定し、雷がなり響かなくなる頃>とあります。

いよいよベントグリーンの生育に適した気候となってきたので

秋の新根茎を成長させ、

更新作業、サッチングや薄目砂等も行いながら

グリーン面のクオリテイを充実させてゆくには

良い季節となりました。

しかし、

夏の終わり頃から秋にかけて、

「黄化」「白化」を耳にする事があります。

いわゆる生理障害なのですが

理由としては

>秋雨による日照不足が続く。(光合成による炭酸同化作用不足)

>午前中の太陽(日照)を受けにくい環境である

>根茎の成長のためにP(リン酸)系資材を連続投入した

>競技会があり短期間にチッソ量(N)を絞った

>クオリテイを求めて年間のチッソ量(N)を絞っている

>夏の薬剤・抗生物質(アグリマイシン等)の投入が多く

土壌内の良性菌の活性が低下している

いわば 春にダラースポットが出現するような背景と似ていますが、

Nの摂取量が低く、Pの摂取量が多く、

P/Nバランスが崩れた時に

(あくまでも相対的なバランスで)

出現しやすい生理障害といえます。

最初は白っぽい症状や黄化した葉身が

やがて 葉梢まで赤褐色になってくる事もあり

そうなると 回復までに時間がかかるので注意が必要だそうです。

なので、だんだん気温が下がり、ターフの代謝の落ちてくる

秋~晩秋時期の

黄化・白化は回復に時間がかかるので

注意したいところです。

対策・回復方法としては

N(チッソ源)の適切な投入です。

土壌内に残留すしているリン酸にも注意し、

過剰にリン酸のみを摂取させない事も大事だそうです。

Fe(鉄)、Mn(マンガン)との同時施肥は

Nの細胞間移動を促進するので効果的です。

オススメの資材があります!

「エクストラ・アイアン(6-0-0)」です!

崩れたP/Nバランスを

鉄とともに吸収するNで整え

黄化・白化を早期回復させる事ができます。

また

「デ・サッチャー(15-0-0)」も効果的です。

*徒長リスクのない超緩効性チッソ(85%緩効性)でP/Nバランスを回復

*善玉菌3種と酵素3種の投入で良性菌の活性代謝を向上

*古根茎を分解し、三相バランスを確立・持続

を同時に行い

黄化・白化の早期回復にも実績のある資材です!

よろしくお願いします!

(^。^)

 

 

 

 

 

 

 

 


「濃い水は根の水を引っ張る?」夏越しダメージの早期回復。

2017-09-04 21:09:28 | 芝草「秋」にオススメの資材

72候 9月2日は「禾乃登(こくものすなわちみのる)」

<稲が実る頃>

24節気 9月8日頃は「白露」

<大気が冷えてきて、露ができはじめる頃>

だそうで、

だいぶ気温も下がり、

ベントグラスの生育にとって最適な頃となってきました。

できるだけ早く夏越しのダメージ部分を回復させ

秋のエアレーションや固形肥料の施肥へと

進めたいところです。

しかし、

72候 9月23日「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」

<雷が鳴り響かなくなる頃>

までは大気の状態も安定せず、

過去の9月を振り返ると

日中の気温上昇もあれば、台風もある、

秋雨による日照不足もありうる。。。

9月の気候は油断できませんね!

NHKの「夏休み子供電話相談室」

植物学の先生が

「濃い水は根の水を引っ張り、植物を枯らす事がある。」

と話していました。

分子密度の高い方へ水分は引っ張られると言うのです。

塩害、濃度障害なども同じ理由だそうです。

まだまだ日中温度が高いこの時期には

薄目の液肥を少量多回数で散布した方が

水分も肥料成分もターフが吸収しやすいのではないでしょうか。

少量多回数で

夏越しのダメージ部分(芽数減少や根あがり)を回復する上で、

オススメの資材が

 「ブランZ(10-6-5)」です。

 主な成分とその効能です。

 ・完全微生物分解の超緩効性メチレン尿素を70%

 →「徒長」などのリスクが少ないN(窒素源)でダメージを回復

 ・リン酸6.8%のうち、よこ根のコンパクションをつくる亜リン酸を4.5%

 →根あがりを回復し、秋の新根発根を促進

 ・カリウムを5%

 →気候不順の中、ターフのこしをしっかりさせます。

 ・芽数を回復させるエッセンシャルプラスを20%

 →新根、新芽の成長を促すアミノ酸+ビタミン。

 夏越しで消耗した貯蔵糖分を補給する糖類。根の成長を促進するケルプ(オーキシン様物質)。

 などをバランス良く配合

  ・鉄、銅、亜鉛、マンガンなどの微量要素

 →雑菌、細菌の繁殖を抑制でき、ターフの代謝を促進する微量要素です。

  

 是非お試し下さい!

 よろしくお願いします!

 (^。^)

 

 

 

 

 


急に秋!?天地始粛。「ブランX」の初秋バージョン。

2017-09-03 10:21:39 | 芝草「秋」にオススメの資材

72候で

8月28日「天地始粛(てんちはじめてしゅくす)」

<ようやく暑さが鎮まる頃>

とはよくいったもので、

8月24日、25日の強烈な暑さの後は

8月29日頃からは

秋空が広がり、一気に秋めいてきました。

まずは、夏越しのダメージ部分を回復させたいところです。

関東地方では

7月の乾燥以降、8月の日照不足、

ターフの活性鈍化で、

菌態活性バランスを崩し、

炭疽、細菌病の侵入も多く見られました。

一方で、

中部、近畿地方では

7月のドライ、リングで乾燥・撥水した部分が、

三相バランスを崩し、

8月の強烈な暑さと湿度で

芽数が落ち込むケースが多く見られました。

次に、新根成長のための環境確保と施肥ですね。

次にムクなどでエアレーション(ガス抜き)し、

新根茎成長のための三相バランスを整え、

液体肥料などで、新根成長のきっかけをつくり、

吸肥が確認できてからは 固形肥料で

一気に根数の回復→芽数の充実へと

つなげていきたいところです。

オススメの資材があります!

「ブランXエックス」初秋バージョンです!

この資材は

春からの古茎根を分解し、新根茎成長の三相を確保する

「デ・サッチャー」が1/3

カルシウムや鉄と吸着している不可吸態のリン酸を

開放し、施肥の”くいつき”を向上させる

「フルボ酸9%」を1/3

 資材を表層全体へ到達させる天然の肥効の長い浸透剤

「ハイドロマックス」を1/3

 ブレンドした資材です。

 

←高品質!北米のレオナルダイト層から採取。

「フルボ酸9%」の成分は

 フルボ酸(天然レオナルダイト由来)9.0%

 ユッカシジゲラ抽出物(浸透資材)5.0%

 です。

 フルボ酸は

 古い地層である北米のレオナルダイト層から採取した

 高品質のフミン酸を

 さらにもう一段階精製した

 たいへん分解能力にすぐれた資材です。

←「フミン酸」をもう1段階精製した「フルボ酸」

 土壌内でカルシウムや鉄と吸着残留しているリン酸を開放し、

 施肥したリン酸を有効に秋の新根・新芽の成長に繋げます。

 

 「デ・サッチャー」の成分は 

 表層の古茎根を分解し、表層透水性を向上します。

秋の新根茎成長のための三相バランスを確保します。

 「ハイドロ・マックス」の成分は

 資材を表層全体へ到達させます。

また三相バランスを持続し、

天然の”ユッカシジゲラ”由来の湿潤成分が

 ターフに必要最低限度の液相を10~14日間持続します。

 ↑ 青:液相 赤:「ブランXエックス」フミン酸成分 白:気相 茶:床土粒子

 

 是非、試してみて下さい!

 (^。^)

 

 

 

 

 

 


クマゼミと細菌病の北上?!秋の新根成長のために。

2017-08-27 13:01:17 | 芝草「秋」にオススメの資材

西日本中心に多く見られた

南方系のセミであるクマゼミ

最近は 東日本でも

多く見られるようになったと聞きます。

同じ様に

以前は

近畿・中国地域において 発生していた

グリーン面における細菌病

Acidovorax avenae(褐条病)
Burkholderia plantarii(株枯細菌病)
Pseudomonas fuscovaginae(葉鞘腐敗病)
Pseudomonas syringae(かさ枯病)
Xanthomonas sp.(葉枯細菌病)

ここ5年くらい前から 

東海・関東地方でも

よく耳にするようになりました。

地球温暖化の影響でもあると思いますが、

気象傾向(温度・湿度)も 夏期高温病害傾向も

年々北上していると思われます。

本年は

7月の降雨の少なさによる 乾燥・撥水・三相バランスの崩れ と

8月の高温・多湿による 菌態活性バランスの崩れ

 さらに 東日本では

8月前半の約3週間にわたる日照不足による 

ターフの光合成不足、活性低下もあり、

現在、各地のグリーン面に夏越しのダメージが見られます。

72候で

8月28日「天地始粛(てんちはじめてしゅくす)」

<ようやく暑さが鎮まる頃>

以降は

夕方以降の夜間温度も徐々に下がり、

秋の新根も動き出す頃

なのですが、

9月23日「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」

<雷が鳴り響かなくなる頃>

つまり大気の状態が安定し、気温・湿度共に

ベントの生育上、適正となる頃までは

油断できないと思われます。

これからの秋の新根発根、芽数回復に向けてのプロセスとしては

まず、病害関係。

ピシウム、炭疽(サイズは小さい)は

確実に殺菌剤で止め

細菌病(サイズが広範囲であれば細菌病を疑う)に対しては

アグリマイシンを気温と水量に注意しながら施用し、

菌態活性バランスを整える資材を施肥し、

病害が止まり

菌態バランスが整って

はじめて根は吸肥を始めるので、

気温を見計らい、ムクなどで三相バランスを整え

さらに

液体肥料で食いつきを観察しながら

根数を回復させ

食いつきだしてからの粒(固形)肥料

芽数の回復を図っていただければと思っています。

これから秋へと向かう

それぞれのステージでオススメの資材です!

1)ターフの活性

8月前半の光合成不足、活性鈍化を取り戻すのは

「ターフバイタル・プロ」

グルタミン酸が光合成に代替えし、タンパク質合成します。

2ー1)病害

菌態活性バランスを整え、病害の侵入・拡大を抑制するには

「コンパニオン」

*殺菌剤との相乗効果が好評価な資材です!

←バチルスGB03が病害を疎外します。

←バチルスコロニーが根茎周囲を病害から守ります。

2-2)菌態活性

消耗した貯蔵糖分を補い、良性菌の餌となり、

菌態活性を向上させるのは

「エッセンシャル・プラス」

3)食いつき

土壌をスッキリさせ、

液体肥料の食いつきを向上させるのは

「フルボ酸9%」

←高品質!北米のレオナルダイト層から採取

*鉄やカルシウムと吸着しているリン酸を開放する性能が抜群です。

4)根

根の回復・新根成長を促進するのは

「ミスト12号(3-18-18)」

*亜リン酸+緩効性リン酸で気候不順でもリン酸を無駄なく吸収します。

5)三相バランス

三相バランスを整え新根成長の環境を整えるのは

「デ・サッチャー」

*ムク等のエアレーションとの相乗効果抜群の資材です。

です。

よろしくお願いします!

( ´▽`)

 

 

 

 

 

 

 

 


乾燥害・凍害への備え

2016-11-05 16:49:03 | 芝草「秋」にオススメの資材

10月12~13日頃から、

それまでの秋雨前線の活動も終わり、

気圧配置が秋冬型の西高東低となり、

太平洋側のゴルフコースでは

やっとターフに必要な日照が確保できる事となりました。

しかし、

この西高東低の冬型の気圧配置は

気温・地温の下降と共に、

ターフに、乾燥害、凍害、固結、凍結、擦り切れ等の

ダメージをもたらします。

24節気72候でみると

・11月12日「地始凍(ちはじめてこおる)」<大地が凍り始める>

この頃から土壌内の湿度が低下し、

表層は固結、乾燥しやすくなります。

・11月22日「虹蔵不見(にじかくいれてみえず)」<虹を見かけなくなる>

この頃から大気中の湿度も低下し、

ターフ自体も乾き易くなり、

ドライスポットには注意が必要です。

・12月7日「閉塞成冬(へいそくしてふゆとなる)」<天地の気が塞がって冬となる>

この頃から気温・地温共に

一段と低くなるので

表層土壌の固結、凍結

ターフの乾燥、霜害、擦り切れに留意したいところです。

これからの乾燥・凍害、固結・凍結抑制におすすめの資材をご案内します。

1)「リストア・プラス(3-0-2)」

寒冷期でも菌態活性を緩やかに活性向上し、

土壌の固結・凍結を緩和します。

残留を分解し、糖質に変換し、

貯蔵糖分として蓄えるので

ターフが乾燥・凍結しにくくなる資材です。

 下の写真は、11月~3月まで「リストア・プラス」を毎月1.0cc/m2施肥されたコースで

 2月中旬の夜間に積雪があった翌朝6時ごろのグリーン面周囲の状況です。

 

 2)「ターフバイタル・プロ」

主成分の「グルタミン酸」を吸収したターフは乾燥・凍結しにくいので

グリーンのみならず、

休眠前のコーライ芝(テイーグラウンド)にも

おすすめです。

また「グルタミン酸」は光合成の代わりに

タンパク質合成するので

日照時間が短い季節のターフをしっかりさせるには最高です。

3)「土壌再生炭」

タンク車で散布できる活性炭です。

日照を吸収するので

地温を程よく上昇させ、凍結を抑制します。

ミクロの多孔質なので

←ミクロの多孔質

寒冷期の菌態活性を緩やかに向上させ、肥効を長くする効果もあります。

浸透性が良く、散布後マダラになりにくいので

融雪資材としても好評価な資材です。

4)「ハイドロ・マックス」

100%天然の浸透資材で、理想的な三相バランスを持続します。

含有するフミン酸表層土壌の気相を保持し、

ユッカシジゲラの湿潤成分

ターフに必要な

最低限の液相を持続する能力に優れます。

秋冬のドライを抑制する資材としてたいへん定評があります。

←フミン酸が土壌の固結を緩和

以上です。

よろしくお願いします!

(*´∀`*)

 

 

 

 

 


「つくって、食わせて、お正月」

2016-10-30 09:21:17 | 芝草「秋」にオススメの資材

72候で11月7日は

 「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」とあり、

 これからは紅葉の時期です。

ターフは「冬越し」や「来春の芽出し」に必要な

”貯蔵糖分(フルクタン)”を蓄える時期となりました。

朝方の最低気温が8~9℃以下に下がると

 紅葉しはじめると言われています。

 関東、中部、近畿の太平洋沿岸は 11月10日~20日頃が

 モミジの紅葉前線の到来と言われています。

一旦、しっかりターフクオリテイをつくって、

その後は、

晩秋施肥でしっかり食わせたい時期です。

 72候で11月12日は

 「地始凍(ちはじめてこおる)」とあり、

11月中旬から12月上旬の初霜時期は

ぐっと気温・地温も下がって行く時期です。

この頃から見られる

表層土壌の固結乾燥は

12~2月の擦り切れ、乾燥害・凍害の原因となるので

注意したいところです。

 72候で12月7日は

 「閉塞成冬(へいそくしてふゆとなる)」

とあり、

<天地の気がふさがって(寒く乾燥して)冬本番となる>という意味で

このあたりで「初霜」もあり

ここから先はターフの動きも緩やかになり

いわゆる「冬越し」のはじまりです。

◆ ◆ ◆

今から初霜までの30~40日間に

「つくって、食わせて、冬支度する」上で

効果的な資材をご案内します。

1)つくる資材

寒冷期

良性菌の活性を緩やかに向上させ、

他資材との相乗効果を生み出し

根数、芽数を充実させる資材は

”鉄+こうぼ+アミノ酸+フミン酸”の

「リストア・プラス(3-0-2)」です。

2)食わせるための資材

ターフは下葉を裁かれると、

さらに分げつしようとして、

肥料に食いつく性質を持ちます。

液体による”サッチング”的資材が

「エクストラ・アイアン(6-0-0)」です。

”鉄+硫黄”で

下葉が代謝され、しっかり施肥に食いつきます

3)「冬支度」「冬越し」に定評のある資材

寒冷期でも残留を分解し、

糖分に変換し、貯蔵糖分として蓄えるのが

「リストア・プラス(3-0-2)」です。

100%天然の浸透資材

ユッカジジゲラ由来のステロイドサポニンとフミン酸が

表層の固結乾燥を抑制し、理想的な三相バランスを持続するのが

「ハイドロ・マックス」です。

 

”グルタミン酸”が

短くなる日照時間を補い

タンパク質合成を補う資材です。

また、”グルタミン酸”を吸収した植物細胞は

乾燥しにくく、凍りにくい事が知られています。

冬期の乾燥害・凍害を軽減するのが

「ターフバイタル・プロ」です。

(*テイーグラウンドの冬越しにもオススメです。)

細胞を強化し、

冬の擦り切れを抑制すると共に

養分の貯蔵を促進するのが

「カル・マグ・マックス(7-0-3)」です。

”鉄+尿素”で

冬期の発色持続、光合成促進に定評のあるのが

「アイアン・マックス(15-0-0)」です。

以上です。

よろしくお願いします!

(*´∀`*)

 

 


紅葉の時期。「冬越し準備」にはまだ早い?!

2016-10-23 08:12:48 | 芝草「秋」にオススメの資材

72候で11月7日は

「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」とあり、

これから紅葉の時期です。

東北南部地方では10月10日頃から、

関東、中部、近畿の太平洋沿岸は 11月10日~20日頃が

モミジの紅葉前線の到来と言われています。

朝方の最低気温が8~9℃以下に下がると

紅葉しはじめると言われています。

これから12月上旬の初霜時期にかけて

徐々に気温地温も下がってくる時期となりました。

また、日照時間も 日々 短くなって来ました。

12月22日は24節気の「冬至」

昼がもっとも短く、夜がもっとも長い日です。

今年は 9月上旬~10月上旬までが

以上なほどの日照不足と降雨による表層酸欠で

全くターフの活性があがらず、

生育も停滞していただけに、

この先、初霜あたりまでに 

一度はしっかり活性向上させ、

肥料をくわせ、

クオリテイをつくった後に、

晩秋の「冬越し準備」に入りたいところです。

 おすすめの資材としては

1)気温が下がってくる時期の活性向上、

他資材の”くいつき”に

「リストア・プラス(3-0-2)」

平野部の初霜までにはあと40~50日ほど時間がありますが、

朝夕の気温・地温の低下は

土壌内の菌態活性、

ターフの吸肥を鈍らせます。

「リストア・プラス」は

主成分「鉄」「こうぼ」「アミノ酸」「フミン酸」の力で

地温15℃以下でも

ターフの代謝、

菌態活性を緩やかに向上させ、持続させます。

↑11月~3月まで「リストア・プラス」を毎月1.0cc/m2施肥。

 2月中旬の夜間に積雪があった翌朝6時ごろのグリーン面周囲の状況

2)日々短くなる日照時間、

日照量の不足には

「ターフバイタル・プロ」

主成分の”グルタミン酸”が

光合成が不足する状況でも

 タンパク質合成して、ターフの活性を持続します。

同時に”核酸”が秋の新根成長を促進します。

3)休眠前のコーライ芝には

養分を貯蔵し、

乾燥害・凍害を緩和し、

来春の芽出しを向上させる

 「バイオ(8-0-9)」がオススメです。

"酵母”を含むので寒冷期でも効果的です。

晩秋にも、古茎根や有機残渣を分解し、

ランナーに貯蔵糖分として蓄えます。

”糖分”を充分蓄えたランナーは

冬場の、乾燥害・凍害や擦り切れに強く、

来春の芽出しも向上します。

活性を緩やかに向上させるので、

ゆるやかに休眠期に入り、

着色剤の ”のり” も良くなります。

「バイオ(8-0-9)」の主成分は

コーライ、バミューダ、テイフトン等の太い古根茎やサッチを分解するバチルスが2種類

寒冷期でも機能する酵母

空相確保・持続するフミン酸

ランナー成長や養分貯蔵を促進するアミノ酸

根茎周囲の空相と潤いを持続するためにユッカシジゲラ抽出物(浸透剤)を含有しています。

です。

よろしくお願いします!

(^。^)

 

 

 

 

 

 


やっぱり日照は大切ですね。。。

2016-10-23 07:00:49 | 芝草「秋」にオススメの資材

9月上旬~10月上旬まで続いた長い日照不足は

太平洋側ほどんどのコース管理にとって、

たいへん厳しいものとなりました!

少しでもストレスを軽減できるように、

ダメージが深刻となった9月23日以降には

・刈高を上げる

・濡れている、柔らかい表層にはなるべく機械をのせない

・更新作業(コアリング)は延期して、ムクで回避する

・藻苔剤は活性低下により、薬害が出やすいので、最小に抑える

等の対策が功を奏したものの、

芝が活性を取り戻したのは

10月11~12日ごろからとなりました。

さて、日照と芝草の生育に関して考えた場合、

銘茶の産地には 

クオリテイの高い

ベント芝のコースが多いような気がします。

狭山茶(埼玉県)、静岡茶、宇治茶(京都府)、

伊勢茶(三重県)、朝宮茶(滋賀県)等

品質の高い茶葉の生育においては

・充分な日照(特に午前中)

・朝晩の寒暖差(夏場、夜温が低下し、ムレが少ない)

・風通しが良い(多湿ではない)

が条件となり、

ベント芝の生育条件と似ていますね。

同様に

オレンジやみかんの産地には

クオリテイの高いランナー系草種

(コーライ芝、ティフトン、バミューダ、)のコースが

多いような気がします。

コーライ芝はみかんの産地で生育が良く、

平成23年産みかんの収穫量及び出荷量
府県 ------------ 収穫量 / 出荷量
全国 ------- 928,200トン / 828,600トン
和歌山 ----- 181,800トン / 164,500トン
愛媛 ------- 150,000トン / 137,700トン
静岡 ------- 128,200トン / 113,100トン
熊本 -------- 90,400トン / 83,100トン
佐賀 -------- 56,100トン / 51,500トン
長崎 -------- 55,600トン / 49,400トン

バミューダ、ティフトン芝はオレンジの産地で生育が良い。

ベイヒルGC(米・フロリダ州)フロリダオレンジ

ラコスタCC(米・カリフォルニア州)バレンシアオレンジ

バルデラマCC(スペイン)バレンシアオレンジ

という具合です

柑橘系果樹(みかん、オレンジ等)の生育条件である

・360度方向からの充分な日照量と日照時間

・温暖な気候

はランナー系草種の生育条件と似ていると思います。

いかに、芝草にとって

日照が大切か感じた今年の初秋でした!

(^。^)

 

 


予想外の気象展開に保険をかける

2016-10-16 08:58:39 | 芝草「秋」にオススメの資材

10月12日(水)の晴天以降、

秋雨前線もようやく弱まり、

西高東低の

秋冬の典型的な気圧配置になってきたように思います。

しかし、その後、期待したほど 

秋らしい晴天は続いていません。

9月の長雨、日照不足、活性停滞で、遅れがちだった

更新作業やラフ刈り等のコース作業も

思うようには進まず、困ってしまいます。

今年は、

夏には、思った以上に日中気温が上昇したり、

夏越し後、思ったよりも雨が続いたりと、

これまでの経験値の

予測範囲を超えた気象の展開が多く、

水管理、施肥、施薬のタイミングが

たいへん難しい年のように思います。

そこで 初霜までの

秋のクオリテイ作り~冬越し準備の時期に

予測外の気象展開、

あてにできない長期気象予報に対して、

保険になるような資材をご案内したいと思います。

1)思ったより気温が低い場合は

「リストア・プラス(3-0-2)」

10月23日は24節季の「霜降」

露が冷気によって凍りそうになる頃、という意味です。

平野部の初霜までにはあと50~60日ほど時間がありますが、

予想外の朝夕の気温・地温の低下は

土壌内の菌態活性、ターフの吸肥を鈍らせます。

「リストア・プラス」は

主成分「鉄」「こうぼ」「アミノ酸」「フミン酸」の力で

地温15℃以下でも

ターフの代謝、菌態活性を緩やかに向上させ、持続させます。

↑11月~3月まで「リストア・プラス」を毎月1.0cc/m2施肥。

 2月中旬の夜間に積雪があった翌朝6時ごろのグリーン面周囲の状況

2)思ったより雨天・曇天が続く日照不足には

「ターフバイタル・プロ」

主成分の”グルタミン酸”が

光合成が不足する状況でも

 タンパク質合成して、ターフの活性を持続します。

同時に”核酸”が秋の新根成長を促進します。

3)思ったより施肥の”くいつき”が鈍い場合は

「フルボ酸9%」

9月の日照不足の状況下で、

黄化抑制、藻苔抑制のために鉄系資材を投入したり

徒長抑制、軟化抑制のためにカルシウム資材を投入

されたコースは多いと思います。

吸収されず、表層土壌に残っている鉄・カルシウムは

この10月に投入するリン酸結合吸着しやすく、

新たに投入する資材の吸収を鈍らせる事があります。

土壌内で 鉄・カルシウム・亜鉛等と吸収している

不可吸のリン酸を引き剥がす資材が

”フルボ酸”で

その後の施肥の”くいつき”を向上させます。

←高品質北米のレオナルダイト層を原料とする「フルボ酸9%」

4)リン酸を確実に吸収させるには

「ミスト5号(2-30-0)」

10~11月にも活性向上や下葉を代謝させる上で鉄系資材を使ったり、

地上部の動きを抑え、根を成長させる為に

カルシウムやケイ酸を施肥する事も多いと思われます。
 
タンクミックスしても、表層土壌においても、
 
鉄系資材やカルシウム、ケイ酸と結合反応を起こさない
 
緩衝活性系リン肥である「ミスト5号(2-30-0)」が効果的です!
 
窒素成分が低いので、徒長リスクを回避し、根を成長させる資材です。

以上です。
よろしくお願いします!
(^。^)
 

長かった日照不足。秋のクオリテイを充実させる。

2016-10-09 10:22:57 | 芝草「秋」にオススメの資材

10月8日は24節季の「寒露」

「露が冷気によって凍りそうになる頃」

という意味で、朝晩の気温もかなり下がり、

いよいよ秋も深まってくる頃です。

北海道稚内地方気象台は6日、利尻山の初冠雪を観測しました。

平年より3日遅く、昨年よりも6日遅い観測です。

いよいよ北から冬の足音が聞こえ始める頃になりました。

関東から近畿までの太平洋側平野部の初霜は

11月下旬~12月上旬くらいです。

初霜以降は いわゆる「晩秋施肥」の時期ですね。

イメージ 1←平年の「もずの高鳴き」と「初霜」

これまで60日間前後の長い間、

秋雨と日照不足が続いたので

これから初霜までの約2ヶ月間、

しっかりと 秋のターフクオリテイを充実させて

いきたいところですね。

長かった日照不足の影響を払拭し、 活性向上のきっかけとなる
おすすめの資材をご案内します!
 
 A)コアリングを延期し、ムクで回避した場合の
新根茎成長のための土壌三相バランス
 
 
断続的な降雨により 予定していたコアリングを延期し、
 9月はムクによるエアレーションに留めたコースも多いかと思われます。
 
ぬかるんだ表層の酸欠を解消し、新根茎成長のための
土壌三相バランスを確保・持続する上で効果的な資材が
 
古茎根を分解する
「デ・サッチャー」
 
または
「ブランXエックス」です。
 
ブランXエックスは

古茎根を分解して表層透水性を向上させる「デ・サッチャー」を1/3

菌態活性を向上させ、発芽発根を促進して芽数をアップさせる「エッセンシャル・プラス」を1/3

 資材を表層全体へ到達させ、三相バランスを持続する「ハイドロ・マックス」を1/3

ブレンドした資材です。

←継続使用で撥水層やブラックレイヤーも解消!

B)鉄系資材やカルシウムを 多く投入した表層土壌。

これからの施肥の”くいつき”に。

 日照不足による黄化対策、表層の黒藻対策で鉄系資材を使ったり、
長雨による徒長抑制や軟化抑制のためにカルシウム資材を
いつもより多く投入されたコースは多いと思われます。
 
吸収されず、土壌に滞留した鉄やカルシウムは
リン酸と吸着し、不可吸な状態で残っています。
 
鉄やカルシウムをリン酸と引き剥がし、
新たに投入する資材の”くいつき”を向上させる上で
腐植酸(フミン酸等)は有効ですが
 
最も分離・分解する性能が高いのがフルボ酸です。
米グロース社の
「フルボ酸9%」
はおすすめです。
 ←高品質北米のレオナルダイト層を原料とする「フルボ酸9%」
 
 

B)根の成長に欠かせないリン酸。

鉄やカルシウム、ケイ酸との吸着に気をつける

これからも、活性向上や下葉を代謝させる上で鉄系資材を使ったり、
地上部の動きを抑え、根を成長させる為に
カルシウムやケイ酸を施肥する事も多いと思われます。
一方で、当然、根の成長にリン酸系資材は
欠かせない時期です。
 
 
この時期、
タンクミックスしても、表層土壌においても、
鉄系資材やカルシウム、ケイ酸と結合反応を起こさない
緩衝活性系リン肥である
「ミスト5号(2-30-0)」
好評価です。
 
C)肌寒い時期の活性向上と菌態バランス

「リストア・プラス(3-0-2)」

秋・冬の良性菌のえさとして働き、

 ”こうぼ+鉄” の力で低温下でもくいつき、

緩やかに 寒冷時期の菌体活性を向上 させます。

 下の写真は、11月~3月まで「リストア・プラス」を毎月1.0cc/m2施肥されたコースで

 2月中旬の夜間に積雪があった翌朝6時ごろのグリーン面周囲の状況です。

 

主な効能は

・古茎根や残留を分解し、糖質に変換し、貯蔵します。

・土壌の固結、凍結を抑制・緩和し、凍害・乾燥害や霜害を抑制

・寒冷時期でも根の成長を促進

等です。

 
以上です。
よろしくお願いします!
(^。^)
 
 

「モズの高鳴き七十五日」 秋のターフクオリテイのために

2016-10-01 09:48:05 | 芝草「秋」にオススメの資材

 

「キィー キィー キチキチキチ」

秋本番、9月下旬~10月上旬には、モズの甲高い鳴き声が聞こえてきます。

モズの繁殖期、縄張り争いの時期にみられる鋭く挑戦的な鳴き声です。

「モズの高啼き七十五日」といい、

モズの高鳴きを初めて聞いてから75日目に霜が降りだすとして、

農作業の目安にしている地域もあります。

(他にも「モズが来るとその年はもう台風が来ない」なんかもあるようです。)

 実際は初鳴きから60~70日で初霜が来ています。

イメージ 1←平年の「高鳴き」と「初霜」

 北に行くほど、もずの初鳴きから初霜までの期間が短くなります。

 今年はと言うと

イメージ 2

 本年は 少し、例年より「初鳴き」が遅め

今年の初霜がどうなるのか注目したいと思います。

 
 
グリーン面でいえば、
 
初霜以降は晩秋施肥主体になりますので、
 
これからの60~70日間で 秋のクオリテイを造っていきたいところです。
 
今年は 秋雨前線の影響が長引く 秋のスタートになっています。
 
そのような状況でおすすめの資材です。
 
 A)新根茎成長のための土壌三相バランス
 
 
断続的な降雨や日照不足により 予定していたコアリングを延期し、
 9月はムクによるエアレーションに留めたコースも多いかと思われます。
 
 新根茎成長のための土壌三相バランスを確保、持続する上で効果的な
古茎根を分解する良性菌の
「デ・サッチャー」
または
「ブランXエックス」
 +
”グルタミン酸”が光合成に代わりタンパク質合成し、日照不足による活性低下を補い、
”核酸”が新根の発根成長を促進する
「ターフバイタル・プロ」
 
 
がおすすめです。
 
曇天や降雨に強い
「カル・マグ・マックス(7-0-3)」
で地上部の成長を抑制しておくと
根主体の成長には 一層効果的と思われます。
 
B)根の成長のための施肥
 
根の成長にも、インターシードにも、貼り芝かっ着にも
最も好評価なのが
「ミスト9号(8-32-5)」です。
 
近頃は
タンクミックスしても、
鉄系資材やカルシウムと結合反応を起こさない
緩衝活性系リン肥である
「ミスト5号(2-30-0)」
鉄、カルシウムが表層に多く存在する時期のリン肥として
好評価です。
 
C)芽数とコンパクション、ステインプ
 
 
10月中旬以降は晴天も期待できます。
サッチングや薄目砂と相乗効果の高い資材は
 
吸着の良いケイ酸+カリウムの資材
「グリーン・スピードSi(0-2-5)」
 
 
 
気候に左右されず、無駄なくPKを吸収できる
”亜リン酸+緩効性リン酸”の
「ミスト12号(3-18-18)」
 
 
 
は 
よこ根によるコンパクションを向上させ、
分げつを促進し、芽数をアップさせ
ボールの転がりを向上させる上で効果的です。
 
 
以上です。
よろしくお願いします!
(^。^)
 
 
 

予想外に続く日照不足

2016-10-01 07:30:45 | 芝草「秋」にオススメの資材

9月に入ってからの晴天は極めて少なく、

今年の秋の日照不足は、本当に長く続いています。

グリーンにも 

芝本体の光合成不足による活性低下に伴い、

生理障害的な様々な問題が発生しています。

ベントグリーンにおいては

炭壊、黄化(イエロータフト)、藻苔、表層透水、葉の軟化 等

コーライ・ノシバ(ノシバの方がキツイです)においては

台湾はげ、象足(リゾクトニア)、ラージパッチ、犬足(カブラリア)等

ティフトン・バミューダ系は最も影響を受けていて、

病害の侵入も見られました。

気象庁データによれば、

9/1~9/20の状況は

関東甲信地方は 降雨量平年比 163%、日照時間平年比 83%

東海地方は 降雨量平年比 159% 、日照時間平年比 77%

近畿地方(太平洋側)は 降雨量平年比 208% 、日照時間平年比 76%

ここ3週間は

明らかに雨が多く、日照が足りません!

秋雨前線は10月10日頃まで 続きそうなので、

日照不足に対抗できるおすすめの資材としては

ベントGにおいては

●炭壊が動いている場合は

抗菌性能を持つ良性菌の「コンパニオン」

●黄化(イエロータフト)には

”グルタミン酸”が光合成に変わりタンパク質合成し、

活性を回復できる「ターフバイタル・プロ」

●表層の黒藻には 

アイルランドの黒藻除去に高い実績のある

「エクストラ・アイアン(6-0-0)」

●表層透水性の向上、表層酸欠の改善には

古茎根を分解する良性菌資材の「デ・サッチャー(15-0-0)」

●葉の軟化抑制、徒長抑制には

「カル・マグ・マックス(7-0-3)」

そして、

●コーライ・ノシバにおいては

(特にストレスのかかるテイーと外周には。。。)

日照不足からの活性を回復する

「ターフバイタル・プロ」

マットや有機残渣を砕き、表層の透水性を改善できる

「バイオ 8-0-9」

おすすめです。

是非、

試してみてください!

(^。^)

 

 

 

 

 

 

 


長い秋雨前線。日照不足を取り戻す

2016-09-25 09:22:11 | 芝草「秋」にオススメの資材

ここ2週間は

本当に雨続きで、困ります。

フェアウエイ、ラフの刈込も遅れます。

秋の長雨による日照不足は、

芝草の活性を低下させます。

特に日照を必要とするランナー系草種の

コーライ芝、バミューダ芝は

この長雨の影響を 大きく受けており、

活性が低下し、

芽数を落としたり、病害が出たりしている状況です。

長雨が3~4日続くのが特徴の

秋雨前線は

梅雨と異なり、東日本にその影響が顕著に見られます。

例年、9月10日ごろに始まり、

10月10ごろに上がるらしいので

今、しばらくの我慢ですね。。。

 日照不足による活性の停滞に

 グリーン面(ベント)、

 テイーグラウンド、グリーン外周(コーライ芝)に

 おすすめの資材が

 「グルタミン酸」と「核酸」を主成分とする

 「ターフバイタル・プロ」です。

 

 植物は通常、光合成で 炭酸同化作用し、

 タンパク質合成を行い、細胞を成長、活性を持続しています。

 「グルタミン酸」は

 日照不足で光合成が鈍った場合に

 直接摂取する事で

タンパク質合成を代行できるんです!

 なので、活性を回復・持続できます。

 

 

←「グルタミン酸」が炭酸同化作用を代行する

 トップアスリートが 

 疲労回復、筋肉痛解消に「アミノバイタル」(味の素)を

 使用するメカニズムとほぼ同じです。

 

また「核酸」は根の細胞分裂を刺激するので、

 グリーン面の 発芽・発根、

コーライ芝の

ランナーの成長で回復をはかりたい この時期

 に効果的です!

 

←「核酸」が根毛と根量を増やす

 是非試してみて下さい!

 (^。^)