24節気でいえば、
10月23日は「霜降」(露が冷気によって降り始める頃)
11月7日は「立冬」(冬の気配が現れてくる頃)
地域や標高によって 季節の推移に差はあるものの
72候の11月2日に「楓蔦黄(ふうかつきなり)」
<モミジやツタが黄葉する頃>
とあるように、
11月からは 山の木々、植物は「冬越し」のために
黄葉(紅葉)し、貯蔵糖分を蓄えはじめ、
落葉していきます。
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グリーン面においては、 このシーズンは
更新作業により、秋の新根茎の成長環境をととのえたり、
サッチング・薄目砂によって
芽数やコンパクションを充実させてゆきたい時期ですね!
11月中旬以降は
「冬越し」を念頭においた肥培になっていくと思います。
秋のターフクオリテイを充実させ、
来春の芽出しを向上させる上でも
施肥の目的にフィットした
リン酸を使っていきたいところです。
◆
米国グロース社には
肥培の目的に応じた
リン酸のバリエーションがあります。
★播種や貼り芝の後の早期活着、
コアリング後の早期回復に定評があるのが
根数を急速に成長させる
「ミスト9号(8-32-5)」です。
緩効性窒素が10-14日間表層に滞在し、
そのNと共に
効率よくリン酸を吸収します。
★鉄やカルシウムを頻繁に使う時期には、
タンクの中や表層土壌で、
鉄やカルシウムと吸着結合しない
緩衝活性系リン酸を使用した
「ミスト5号(2-30-0)」が
無駄なくリン酸をターフに供給します。
★グルーミングやサッチング+薄目砂の後に
よこ根によるコンパクションを充実させ、
芽数(芝密度)を増やす上で定評があるのが
「ミスト12号(3-18-18)」です。
18%のリン酸のうち、
6%が亜リン酸で、主に、葉面から吸収し、
12%が緩効性リン酸で、長い分子連鎖で、表層に10-14日滞在し、
気候不順でも無駄なく 根茎から リン酸を吸収します。
色々と試していただければ幸いです!
◆
よろしくお願いします!
(^。^)