今日のお話は「雇用契約書」
日本でも外国でも、会社が従業員を雇う時には、「雇用契約書」を作成し労働者に提示しなければならないと思います。「思います」というのは、国によってはそうではない国もあるかなと思うからです。
雇用契約書は、月給、勤務時間、有給休暇など大切な事項を書いた書類です。
今まで働いたH大学でも、ホーチミンの会社でも、雇用契約書をもらったことは一切ありません。
つまり、口頭で「来月から来てください、月給は○○万ドンです」だけです。そのうえ、一番大切な「ビザ」については説明すら全くありませんでした。
いいかげんな会社でした。
そして、今のハノイの会社はどうかというと、やはり雇用契約書は渡されませんでした。
「月給は○○万ドンです」
これで終わり。他は何もありません。
不思議に思い、先日、同僚のベトナム人の先生に聞きました。
「お金や働く時間について、会社から何か書類をもらっていますか」
すると、「はい、もらっていますよ」と見せてくれました。
全部ベトナム語なので内容は分かりませんが、唯一分かったのは、月給です。〇〇万ドン。私の月給とほぼ同じ。私は現地採用なので、日本の海外駐在員の高級セレブと違って現地のベトナム人と同じです。
そういえば、現在の会社に勤め始めたときに、社長が口頭で「給料は〇〇万ドン」と言った時に、通訳の教育部長が、「でも税金がかかるので・・・」と口を濁したことがありました。これでつじつまがあいます。
つまり、外国人を雇用しているとなると、税金を多く払わなければならない。だから外国人を雇用していないことにしておこうと・・・
じゃないかな?
ということは、会社は「労働許可」の手続きをしていないんじゃないかな?
ま、なるようになるでしょう。今はそれを待ちます。