一週間前に部長から「同僚の結婚式がありますので是非参加してください」と案内をもらいました。
結婚式といえば、ホーチミンで数回出席した際に、カラオケ騒音や司会者の絶叫でひどい目にあったので、今後一切出席しないぞ~と思っていました。
しかし、この会社には入ったばかりだし、仕事の一環でもあるので、「参加します」と返事してしまいました。
結婚式はハノイ市内のホテルで開催されるものとばかり思い込んで、会場がどこかを確認しませんでした。これがトイレ地獄の始まり。
当日、先生達が集まった頃に、ある先生に「どのくらいかかりますか」と聞くと、「車で二時間くらいでしょう」との返事。
この時点で出席を取りやめればよかった。
私は加齢とともにトイレが近くなり一時間くらいしかもちません。会社の授業は一時間なのでちょうどトイレ休憩にいいです。
二時間はもたいないかもしれない。どうしよう、どうしようと思っているうちに車は出発しました。
まあ、二時間なら何とか我慢すれば何とかなると思っていたのが大きな間違いでした。
結婚式は四時からです。二時に会社を出発しましたが、四時になっても着きません。そして五時になりました。まだ高速道路を走っています。
途中、トイレ休憩は全くありませんでした。乗車している同僚12人は平気な顔でおしゃべりに興じています。皆さん二十代ですからタンクの容量も大きいんでしょう。
私は今にも洩れそうで脂汗が出てきました。必死の思いで我慢していると、6時頃やっと会場に着きました。
所要時間は2時間ではなくて4時間だったのです。その間一切のトイレ休憩もなく・・・もうトイレ悶え地獄・・これは本当に地獄
下は会社の車です。運転手はこの日だけ会社が雇ったドライバーです。
会場は新婦の実家です。夕暮れ時に到着しました。
写真の中央が同僚の新婦です。
慌てて新婦の実家のトイレに駆け込みました。何とか漏らさずにすみました。
下は同僚たち
結婚式は皆さん普段着で出席します。
私は同僚に聞きました。
「結婚式にはどんな服を着ていきますか?」
同僚「普段着でいいです」
私「靴はどうですか?」
同僚「スリッパでいいですよ」
そうなんです。スリッパでいいんです。おめかししていくと、かえって妙な雰囲気になります。
左が新婦です。出席した同僚に「新郎はどこですか」と聞くと、驚く答えがありました。
左は新婦の親戚
これは竹の子、春雨、キクラゲなどが入ったスープ
これが一番美味しかった。
さやえんどうと豚肉の炒め物
鶏肉を蒸したもの
同僚が言うには「新郎はここにいません」
どこにいますかと聞くと、「ハノイにいます」
え~、新郎がいない結婚式とは一体どうなっているんだろう?
でも、これ以上聞きませんでした。
下は新婦。現在、ワークシェアリングで自宅待機していますので、私は初めて会いました。
右は新婦のお兄さん
結婚式には数回出席しましたが、すべて結婚式場でしたので、実家での結婚式は初めてでした。ここはハノイから車で4時間もかかる所。
私の反省点は、ちゃんと事前に場所と所要時間を確認しなかったこと。
まあ、そんなこともあるでしょう。お漏らししなかったのでよしとしよう。