広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

逆に進め

2022-03-15 22:35:01 | 津軽のいろいろ
2021年12月の弘前の話はほぼ終わりましたが、ちょっとした残り。
前回は弘大正門前の押しボタン信号更新。今回も信号機の話で、行く直前に、ネットで情報を得たもの。
弘前市某所にある、歩行者用信号機(歩灯)
小糸工業(現・コイト電工)製の、電球式信号機のボディはそのまま、点灯部分をLEDにしたタイプ。信号機がLED化された当初は、この方式が多かった(後にボディが薄型化した)。銘板を見ないでしまったが、2000年代中頃製か?

初期のLED信号機の中には、経年で不具合が生じるものも出てきており、秋田県警では交換対象となっているものもある。しかし、小糸の歩灯は耐久性があるのか、秋田市の久保田町交差点に設置されていた同タイプの歩灯は、昨年更新されたものの、手形陸橋の通り(県道28号)の押しボタン信号が連続するところの一部へ転用されている。まだしばらく使いそう。

で、弘前の信号。アームの形やボディ色は独特かもしれないのは別として、エラー・間違いと言える点が生じている。上の写真では分かりづらいので、これは↓

いかがでしょう。
参考に、他の信号機。
これが普通
青灯の人(※)の向きが逆なのです。 ※歩灯の人のシルエットは「人形」と称されることもあるのだが、「ひとがた」と読めばいいのだろうか?
この交差点の1台だけ、逆向き。
人が逆向きでも認められているということはないので、何らかの手違いによるもの。そして、Googleマップストリートビューで確認すると、2019年10月時点では正常だったから、その後に何かがあった。

ここで、青灯のフードに注目。

ひしゃげている。

車が接触するなどして破損し、修理されたと思われる。
その際、信号機本体にも手を加えられ、人の形のパネルというか部品を、裏表逆に取り付けてしまったのだろう。

それにしても、人の向きが違うのは、個人的には違和感があった。ぼーっとバスに乗って一瞬通り過ぎただけで、目に留まり、そうかここだったと思い出したほど。
でも、点灯のしかた、見えかたに関しては、さほど違和感がない。
部分的に若干、暗い感じがする程度?


電球式信号なら、裏表逆にすることも難しくなさそうだが、LEDはそう簡単じゃない気もしていた。LEDの粒が直接見えるタイプでは、あり得ないと思う。このような粒が見えないタイプでは、電球式とそう変わらないのかも。

通行人のどれほどが気付いているか分からないけれど、運用上の支障はないでしょうし、末永くひっそりと残ってくれることを願います。

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3 コメント

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密かな違和感 (あんなか)
2022-03-16 01:34:06
2枚目の写真で何か違和感を感じましたが向きがなんですね。
海外の歩行者用信号機には面白いのがあって
ヤクーツク(サハ語ではジョグスカイ)などでは青信号で人型がヒョコヒョコ歩いているように動かしていたり。
可愛いというので現地に旅行に行った人が動画サイトに載せてたりします。
他にもヨーロッパ辺りでやっていそうな。
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かわいらしい (たかこあら)
2022-03-16 09:00:15
中々面白いですね。電球式なら人形のレンズを逆にしても明るさは変わらないですが、LED式ならLEDの配列によって暗くなる部分が生じてしまうんでしょうかね。
ところで、秋田市内では電球式の歩灯の交換が盛んな気がします。車灯の交換は前々から積極的でしたが、押しボタン信号を中心に歩灯が最新の低コストのものになってました。隣県の山形では低コスト信号にヒーターを装着して着雪対策をしているようですが、秋田県警もそれを導入して欲しいですねぇ。
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コメントありがとうございます (taic02)
2022-03-16 18:02:42
>あんなかさん
アニメーションで動く信号機は、たまに存在するみたいですね。台湾にもあるそうです。
日本では、動かないですが人形を鉄腕アトムの図柄にしたものがあるそうです。ロボット特区である神奈川県藤沢市。さすがに公道上への設置は認められなかったようで、辻堂海浜公園の交通公園の中にあるみたいです。

>たかこあらさん
まさに想定外の形でしょう。裏向きに取り付けられないように凹凸でも付ければいいのにと思ってしまいます。
たしかに、秋田は車灯から歩灯へ移ってきた印象はありますね。これまで歩灯がなかった所への新設、2方向を1本のアームにまとめた双子設置化などもあって。
着雪対策は、フラット型と改良を重ねたカプセルフードで、もう安泰と思っている感じもします。今冬のような低温続きでは、まだ改善の余地はあると思います。雪に強い信号機へのたゆまぬ追求をお願いしたいところです。
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