広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

茨島の雄物川にて

2018-01-22 00:16:27 | 秋田の季節・風景
先週の秋田市茨島(ばらじま)の雄物川(おものがわ)右岸の光景。
秋田大橋上流側から新屋方向。正面が大森山
対岸・新屋(あらや)地区を見ると、写真左端に何やら箱状の物体?!
少し上流側へ移動して、ズーム
一瞬、ジャンプ台か、はたまたロケット打ち上げ施設でも造っているのかと思ってしまいそうだけど、おなじみ秋田公立美術大学の建物が、工事で覆われているのだった。
大きな三角形がシンボルタワー、並ぶ小さな三角とその下の横長の建物が講義室もあるアトリウム棟【22日訂正・講義棟はアトリウム棟とつながっているものの別(覆われていない手前の建物)で、今回の工事の対象外のようです】。それらの外壁改修工事が行われているそうだ。コンクリート打ちっぱなしのため外観の劣化は素人目には分かりづらいけれど、築23年になるわけで、そんな時期なんでしょう。
27日は恒例の雪まつりが開催される。今年は少し違う光景になりそう。※雪まつりの様子
さらに上流側からシンボルタワーの裏側。奥は大森山のテレビ塔

工事完了後の姿


秋田大橋たもとに戻って。ちょうど1年前に気づいていたのだけど、
2017年1月撮影
河川管理者である国土交通省が設置した、川の名前の看板が、以前と違っていた。【11月21日追記】Googleストリートビューによれば、2015年8月までは以前のハングル表記もある看板だった。

この手の看板は、国直轄の一級河川であっても川(あるいは管轄する地方整備局や河川事務所)ごとにデザインが異なる。東海地方では、緑色ベースの看板を見たことがある。【昔は細かい決まりがあったそうだ。下の11月18日付追記も参照】
同じ雄物川の秋田大橋でも、設置時期の違いなのか、右岸と左岸で微妙に違いも出ている。
2009年撮影。新屋側
現状は不明だが少なくとも2012年9月時点では、対岸の新屋側はこれ【2018年11月時点でも、新屋側は写真と同じ看板】だった。茨島側も以前は同じもので、個人的には川の名前の看板といえば、この仕様。【23日追記】もっと昔は、英語表記が「Omonogawa River」だったか「がわ」までローマ字にした違う表記だった時もあったはず。ある時に全国的に表記の統一がされて、「Omono Riv.」になったようだ。
「国土交通省」が後から書き直されたようなので、2001年1月以前の建設省時代に作られたものだろうか。ただし、秋田大橋は2001年11月に新しくなっているので、その過程で移設された可能性もある。【下の11月18日付追記も参照】

秋田大橋の場合、両岸とも、川の名前は新屋側が漢字、茨島側がひらがな表記になっている。
茨島側では、少なくとも2009年8月から2015年9月の間、さらにこのような変更がされていた。
2013年撮影
「国土交通省」を消して、英字の下にハングルが書き加えられた。
道路や駅の案内表示だって、多言語とかいってごちゃごちゃ並べればいいってもんじゃないと思うけれど、川の名前にまで韓国語が必要だろうか。ひらがな面には漢字がないから、中国語では片面しか判読できないことになっているし。

そして、2017年1月までに、看板自体が新しくなった。
新しいせいか色味を変えたせいか、地色の青が濃くなった。枠のグレーがなくなって、全面が青。
文字は従来の日本語と英字に戻った。書体は同じ丸ゴシック体系ながら、別のフォントになった。以前のは道路の道案内標識でも使われている写研の「ナール」だろうか、新しいものは不明。【29日追記】新しい看板はフォントワークス製「スーラ」。この記事に画像あり。
【5月18日追記】秋田大橋の1つ上流・羽越本線の橋の茨島側の看板も、同じものに更新されていた。【11月21日追記】以前は看板がなかった羽越本線新屋側にも、同じ看板が設置されていた。
【11月18日追記】この記事後半の通り、これは「河川名看板」と呼び、本来は川の内側(川表)向きを漢字・外側(川裏)向きをひらがなとするように定められていたが、後に各河川国道事務所の裁量でデザイン等を決められるようになったそうだ。上の写真の秋田大橋新屋側は、原則とは裏表逆に設置していて、秋田河川国道事務所がそう判断したことになるが、その目的は不明(秋田大橋架け替えによる移設時に、何らかの理由で向きを変えたか誤ってしまった可能性もあるかも)。この記事後半参照。


堤防の自転車歩行者道の看板。
だいぶ薄れているけれど
秋田大橋~羽越本線の間で、同じものが同じような状態で2枚あった。
「国土交通省」だけくっきりしているので、建設省時代の設置。
消えかかった文字は「川の環境を守りましょう」「犬のふんは飼主の責任で!!」とある。かつては地色や絵の輪郭の中も色があったのかもしれない。
ブルドッグなんだろうか犬と、拾われようとしている落とし物。形がいかにもズバリ(アラレちゃんの影響を受けた?)だし、輪郭線の色もなんとも…

1枚だけこんなのも
2011年度の県立秋田工業高校のインターンシップで作られた原案とのこと。もうちょっと線が太くて色鮮やかなほうがよかったかもね。

写真の通り、秋田市は正月明けから先週まで、雪がすっかり消えていた。土曜の夜から雪がまた積もり、今はまた白くなっている。今週は真冬の天候が続きそう。

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