広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

Paris'S 鶏めし

2018-11-08 00:32:23 | 各地お土産・食べ物
ここ何年か、海外で日本の「弁当」のスタイルが人気。特にフランスで。
それに便乗して、2016年にはJR東日本系列のNRE(日本レストランエンタプライズ、旧・日本食堂)が、パリのリヨン駅で駅弁を販売したことがあった。
今年10月30日から11月30日、2度目の販売が行われており、今回はNRE以外に4社が参加。
その1つが、秋田県大館駅の花善の鶏めし。値段は12ユーロ、現在のレートで1500円程度。

鶏めしがフランスで売られることは、秋田でも報道されている。
日本でいつも売られているのと違う容器・構成のようだけど、どうせ異国の話。花善さんはがんばるなと思う程度で、聞き流していた。

何気なく花善のホームページを見ていたら、フランスと同じ鶏めしが、日本でも(秋田でも)発売中なのだった!
11月1日から12月31日まで、普通の鶏めしを普段売る店(スーパーや東京の駅弁屋祭も?)なら、あまり制限なく売っている感じ。8%消費税込み920円。
今年は鶏めしカレーチャーハンしか食べていなかったから、久しぶりだし、話のタネに食べてみよう。

秋田駅中央改札前(改札外・自由通路沿い)の大小2つのNewDaysでは、どちらでも置いていた。
NewDaysのメールマガジンを受信すると、毎週水曜日(祝日等除外日あり)に使える5%引きクーポンが付いてくる。駅弁も割り引きになった。

商品名は「Paris'S 鶏めし」。
掛け紙は、過去の鶏めしや新たにデザインされたものの5タイプあり、毎日ローテーションされる。今回の赤いのは見慣れたデザイン。現行の掛け紙がモチーフ?

箱は細長く黒い(木目模様が入っていて、E3系車内の壁を連想させられた)、がっしりした作りのフタ付き紙箱。通常の鶏めしよりは小さい。右側にある箸袋とちょうど同じ長さ。【23日追記】通常版の容器も、長さは箸袋と同じ程度。したがって、幅(短辺)だけが通常版より短い。
構成
通常版同様濡れお手ふき付き。掛け紙のシフトを示したカレンダー兼社長あいさつの紙も。掛け紙の裏面は、フランス語のお品書き・説明文のようだ。

お待たせしました。
中身
通常版同様にごはんの面積が広く、上に鶏肉の甘辛煮が載っている。
880円の通常版と比べると、ごはんは少ないが、甘辛煮はむしろ少し多いかな。ごはんに対する比率としては多い。
おかずは通常版では見かけないものばかりで、量としては同じくらいか。

ごはんの上のそぼろ卵、インゲン(素揚げ?)、椎茸甘露煮、モミジ形のカマボコ(原材料欄では「飾り麸(蒲鉾)」と回りくどい。昔は本当の麸だった)は、通常版でもおなじみ。
栗の代わりにギンナンが2粒。
あとは里芋煮としば漬。
おかず区画
おかずは、きんぴらごぼうと山菜の水煮(わらび、ぜんまい、姫竹、なめこ、木耳)。

味は、鶏めしはいつもの味。通常版でもそう感じるけれど、見かけよりもごはんが多く、食べごたえはある。鶏肉の甘辛煮がたっぷりでうれしい。
里芋は薄味、きんぴらは濃い味に感じた。まあ、日本では標準的な味。

ごはんとおかずは、プラスチックのトレイに入れられ、トレイごと紙箱に収まっている。だから紙箱の底とトレイの底の間に空間があって、つまり1センチほど上げ底。
容器はコンパクトで、より車内で食べやすいかも。

鶏めしそのものは、大館と同じもの(材料・レシピ)がフランスでも売られていると考えていいようだ。
でも、おかずは、どうしてこれらを選んだのか疑問。
もっと秋田らしいものもありそうだし、山菜とか濃い味のきんぴらとか、フランスのみなさんはどう感じるのだろう。EUの規制などで、原材料は現地調達が多いと報道されていたはずで、制約があったのでしょうけど。

日本で食べるのなら、少し安くて少し多い、通常版がやっぱりいいかな。

※この発売期間中、花善が首都圏での常時販売をやめていたことが分かった。
鶏めしに関する次の記事・2020年の新商品
コメント
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