たびびと

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ラクダ乗り 降りるのに100ドル? エジプトの風

2010年01月30日 | エジプトの風
わずか5分ほどバスを走らせると、そこは広大な砂漠のど真ん中です。

バスを降りると、数十頭のラクダがつながれていました。飼い主が周辺で談話をしています。

ガイドさん曰く、
「観光客がラクダの写真をとると、ラクダの飼い主がいきなり近づいてきます。そして、お金を要求します。でも、このグループは、写真撮影は無料なので安心してください」

「ラクダ乗るのはただだよ」
と巧みに誘い、
「降りるのは100ドルだ」
という詐欺まがいのことをするラクダ使いもいるとのこと。
要注意です。

この話を聞いたときに、
「降りるのに100ドル? ラクダから降りるのにお金を請求されたら、自分で降りればいいのでは…」
と思いました。

しかし、この意味は数分後、ラクダ乗りをしたときにわかりました。
何事も体験ですね。

希望者はラクダに乗れます。
ラクダ乗りを希望しない人もいましたが、写真をとるため、ほとんどの人がバスを降りました。

僕はラクダに乗る気はありませんでした。しかし、妻がどうしても乗りたいというので、しぶしぶ乗ることにしました。
よくありがちなパターンですね。

列に並び、すぐに順番がきます。
妻と2人で一頭のラクダにまたがります。
ゆっくりとラクダが立ち上がります。ふらりと少し傾きます。

何と、ものすごい高さ。予想外です。
高所恐怖症の僕にとっては、危険ゾーンに入ります。

「ラクダから降りるのに100ドル」
の意味がわかりました。
この高さから一人で飛び降りるのは難しいのです!

ラクダが歩き始めます。
一難去ってまた一難。何と、すごくゆれるのです。落ちそうになります。しっかりと背中についている支えをにぎります。
手にはすぐに冷や汗がにじみます。楽しむというよりは、落ちないようにするが精一杯です。

乗馬の経験がある妻はまったく平気のようでした。

少したつと周りを見る余裕ができました。

隣を歩いている太めのご婦人は
「キャー、落ちる」
と何回も叫んでいます。
顔はにこにこしていましたが…。

降車場所から数百メートル先のピラミッドの辺りまでの距離を歩きます。炎天下、かなりの距離です。

ようやく慣れてきて、ピラミッド、砂漠の景色を楽しめるまでになりました。

風はありません。快晴です。
砂漠の静寂の中、ツアー客の話し声が少しばかり響きます。
ラクダ使いは、ゆっくりとラクダを先導します。まるでキャラバンで旅をしているかのように。

ピラミッドの後方に到着です。
ラクダを先導してくれたラクダ主に、記念撮影をしてもらいました。


多くの方に楽しい旅をしていただければと思っています。
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