たびびと

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改善の試み

2012年04月06日 | こころの旅
死への恐怖、
物心ついてからのよくうつ感、やるせなさ、
そして高校から感じるようになった不安感を克服するために、いや、少しでも軽減するために、多くのことを試みた。

まずは病院。一般的なアプローチだ。

当時、インターネットは発達していなかった。
だから、書店や図書館で本を読み、
「ここはよさそうだ」
という病院に通う。

心療内科という、今ではどこにでもある科は、当時は皆無。
内科、神経科、精神科で診察を受けねばならい。
カウンセリングを希望していたが、どこも公立病院は行っていない。
医師はただ薬を処方するだけ。

診察のパターンは決まっていた。
簡単な心理テストのようなものを行い、
「あなたはうつ病ではあませんよ。大丈夫です。ただ、不安感が強いだけです」
お決まりの回答だ。

腰痛、背骨の痛み、顎関節症も悪化していた。
近所の整形外科ではよくならない。
レントゲンを見て、
「以上ありませんね。安静にしていて、遺体部分を動かさないようにしてください」
である。
すごい違和感、痛みという症状があるのに、理由がわかならい。
当然、治療法はない。無理に頼めば、対処療法の痛み止め程度なら処方してくれたのかもしれない。

「自分で原因をつきとめ、自分で克服するしかない」
それがぼくの結論だった。

たくさんの本を読んだ。
体質改善が必要だと感じ、漢方薬の医者に通い始める。

書籍に掲載されている中で、ピンときたよさそうなクリニックをピックアップ。
何回か通院する。
納得できないと病院を変更。少なくとも、10ヵ所所以上の病院に足を運んだ。
当時通ったのは、どこも保険医だから、費用はそれほどでもなかった。


最も信頼がおけ、長期に通院することになったのは、東京都中央区にある鉄砲州診療所だった。
甘いものが食べられなくなる健康食品梅雲丹が薬局で販売されていた。
プラセンタ注射も導入していた。
当時としては珍しい医者だ。

いつ行っても、すごい患者の数。
自分がよいと思ったところは、やはり他の人もよいと思うのだろう。
先生の診察は、丁寧であり、説明も納得のいくものだった。

診察を待っているとき、近くの立ち食いそばへ食べに行く。
そばが、手打ちかどうかは覚えていない。でも、今までの人生で、そこのそばが一番おいしかった。
何度も医者に通ったので、毎回食べた。

「本当のそばはこんな味がするんだ」
感心しながら食べた。
価格は普通のそば屋の値段と同じだった。
今もやっているのだろうか…。

地元の駅前に漢方薬の医師がいた。漢方研究所とあった。
この鉄砲州診療所に通う前、ここに通院した。

ところが、ここに通うこと数ヶ月、65kgあった体重が、55kgに落ちた。
自然にダイエットできてよいと思うかもしれない。でも、体力も落ちた。
身長170cmなので、痩せすぎである。

理由は漢方薬の勉強をしていくうちに明らかになった。