ようちゃんばあば日記

お米と野菜をつくり、保存食作り 編みものなどの日常を綴っています。

田んぼの土用干し

2024-07-21 | たんぼ仕事
土用に入ったので そろそろ田んぼを干そう!と

夫と一緒に 全部の田を回りました。

土用のころだから土用干し というけど 

本当は 中干し と言います。

実際は田植えの時期は 地域によっても品種によっても違うので

土用と決まったものではなく 植えて85日目あたりということです。

田んぼ仕事 トラクターや田植え機 コンバインなどの 

大型の機械は夫の仕事で 私は 日々の水の管理などを分担して

いましたが 田圃にとって水は大事で 私だけが担当していると

困ることもあるかもしれません。

ことしは 田植え以後の水の管理を 夫がしてくれています。

わたしは 畑仕事がたっくさん あります。

水稲だから いつも水をしっかり入れてなければ枯れる という

ものでもありません。

田植をしてひと月は 除草剤を効かせるために水を切らさないように

気をつけますが 土用の辺りに一度水を切って 

田にひびが入るくらい乾かします。

本当にひびが入ってしまうと あとから水を入れても 

さあっと抜けて行き 水が溜まらなくなって 

稲の生育にも問題が起きます。そこが難しい。

水があったりなかったり・・・田の中を歩いて 足形がついたら 

じわっと水が浮き出してくる程度が良い と聞いています。

根から水分や栄養を吸い上げるのであって

茎から吸うのではないから

そんなにたっぷり水を入れる必要はない。

長靴が にゅうっと泥に入り込んで 抜けにくいほど 水が

いつもある状態だと 稲の生育に問題があるし 

秋に 重いコンバインがぬかるみにはまって 

走行不能になったりして 作業効率が悪い。

それは花を育てる鉢植えなども同じで 表面の土が白く乾いたら

たっぷりやるけど あまり いつもやりすぎないほうがいい。

水がたっぷりありすぎる田は 排水口に止めてある板などを

外して 水を落としました。

これで 土中のガス抜きも出来 根がしっかり張って 

いい稲が育ちます。

ちょうど梅雨も明ける時期で 日本の気候にうまく合うのですね。


 土が乾いた田んぼから順に あけていた排水口を閉めて 

また水を入れたりして 小まめに調整します。



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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ようちゃんへ (ミッキー)
2024-07-21 07:20:09
おはようございます
今日も暑くなりますね
田んぼの管理
1粒の米から八十八の手を借りお米になると聞きます
稲だけの生長に気を取られていると
稲の甘い汁を吸おうと群がる輩にも目を配りつつ
お米になるまでの目配りは大変な事かと思います

子育てと同じ

やっとこぎつける収穫迄まだ半分
ご夫婦共に体調に気を付け子育て頑張ってくださいね
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Unknown (たいぴろ)
2024-07-21 10:26:52
へぇーまた一つ参考になりました。稲を植えたらよしって訳じゃないすね(当たり前か)
すくすく成長して美味しいお米を作るには手間がかかりますね。
以前聞いたかもしれないですが、ようさんの地方では植える品種がある程度決まっていますか?こちらではあいち米、あおいの風やあいちのかおりと言う米を育てる農家さんが多いです。ベースはコシヒカリらしいですが。
返信する
土用干し (くらちゃん)
2024-07-21 10:46:06
45年ほど前まで稲作ってました。
手植え手狩りで今のように除草剤使ってないので
ヒエがぐっと目立ってました。土用干しになると
水がないので歩きやすいのでヒエを抜いてました。
それも子供達昼寝させてからの作業暑かったです。懐かしい思い出でです。
返信する
ようさんへ (くりまんじゅう)
2024-07-21 15:01:52
米作りは籾まきから始まり 育った苗を田植えしたあと 水の管理も毎日あるでしょうから
稲刈りまでは何かと忙しいですね。土用干し・中干しで干し過ぎてもいけないし
ぬかるみだとコンバインが沈むしで さじ加減が大変ですね。

こちら3日前の朝刊に 3月中旬に田植えした極早生の
『南国そだち』の稲刈りが始まった記事が載っていました。
お天気も良く車で走っても 3日間でこの種はほとんど稲刈りが終わっています。
コシヒカリは8月10日頃には ほとんど稲刈りが終わります。

実家の田は山から水引いており 山からの水は苗に冷たすぎて稲が病気になるため
田のまわりに溝を作り 水はぐるっと迂回して田に入るようご先祖様がしていました。
溝をまわるうちに水が温もり 稲にちょうどの温度になるからです。
ようさんの写真から 田に引いた昔の水路を思い出しました。

暑い中忙しいでしょうが 体を壊さぬよう 休み休み農作業をされますように。
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ようちゃん、こんにちは^^ (タカコ)
2024-07-21 15:58:46
田んぼ仕事は全く知らない、けどようちゃん情報で見聞きするだけでも
88の手間を掛けるってのが納得です。

野菜も生き物、ちょっと待ってと言えない場合も多いし、
増々厳しくなる暑さを避けつつ、頑張ってねぇ~~
返信する
ミッキーさん (よう)
2024-07-21 18:40:28
一年の半分はお米作りですね。
野菜が自家用で 出荷しない分 どうしても後回しになります。
しかし ほんとうは どっちも可愛いわが子です。
このような仕事があるから 夫婦仲良く 自分のできる分野をやって
助け合うことができます。
どっちができなくなっても 農業はひとりでは難しいですね。
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たいぴろさん (よう)
2024-07-21 18:49:07
お米作りをしたことない方は 田植えの日と稲刈りの日が大変でしょう といわれますが
それは手作業でやっていた時代のことで 機械化された今では
田植までの田んぼの準備や苗育ての日々が一年で一番忙しい時期です。
そして 田に水のある間は長期の留守ができず 旅行はもちろんですが
入院でもしたら 大変なことです。  
ああ お米の品種は うちのように刈り取った籾をライスセンターへ持ち込んで
玄米ににして出荷までJAにやってもらう場合は 品種に限りがあって 
あきたこまち ヒノヒカリ にこまる アケボノの4種類だけなんです。
うちは にこまるを作っています。
自分で出荷まで行える方は コシヒカリであろうが 酒米やモチ米も 自由に作られますけどね。
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くらちゃんさん (よう)
2024-07-21 18:57:13
ええ? 手植え手狩りを 45年前にですか。
無農薬栽培に こだわりがあったんですか?それは 大変でしょう。
うちは 両親が共働きをしながら田んぼも畑もしていたので
機械化は ずいぶん早かったですし 除草剤もつかっていました。
私が中学を卒業するころには もう機械を使っていたので 手伝いをすることが
なくなったような記憶があります。
だから よほどウッカリ水が切れて草が生えてしまった場合以外
ヒエを切ったりした経験もほとんど ないです。
返信する
くりまんじゅうさん (よう)
2024-07-21 19:08:50
昔の人のように 毎日田んぼの周りを歩いてみて回ったりしないで
軽トラで回って 道路べりから眺めるだけの日も多い現代です。
それでも 農機具屋さんが小まめに指導してくれ たすかっています。
あとから差し苗をしなくていい上手な田植の仕方とか
コンバインの効率的な回り方 トラクターの使い方など 折に触れて
良く教えてもらいましたので 農家育ちでない夫でも一通りできるようになりました。
はい うちにも 冷たい水が田んぼの奥の方から湧くところがあったりするのは
U字溝をいけて そこを通してから田んぼに水を回す工夫もしています。
ひよせ(陽寄せ)と呼びますね。
暑いけど午前中 ほぼ毎日 田んぼや畑仕事をすれば 体力もつきます。
それでも エアコンのきいた部屋で ちょっとお昼寝したりできる時代は
ありがたいです。
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タカコさん (よう)
2024-07-21 19:14:15
私より10歳くらい上の年齢の皆さんは 若くして農家に嫁に来て
大家族の食事もお風呂も薪を使って 洗濯も手作業 子どもを背負って 毎日田んぼにも出て
出産近くても おおきなおなかを抱えて 田んぼに入り 陣痛が来たら家に帰って子を産んで
やっと横になれた なんていう話を聞きます。
時代はかわりました。
自分で育てたコメや野菜を食べるのは当たり前で それしかない時代から 
むしろ貴重な時代になっています。
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