
拉致問題には「前進」はあっても「解決」はありません(R7.3.4)
令和7年3月4日火曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1775号。
このチャンネルでも度々申し上げていますが、拉致問題には「解決」はありません。
「全ての拉致被害者」を日本政府が把握していない(おそらくは北朝鮮も)のですから。
「解決」にこだわると「前進」すらできなくなります。
政府や家族会、救う会の方達は「全被害者の一括帰国」とよく言っています。
しかし全被害者とは誰を指すのでしょう。
全ての被害者を政府や救う会は把握しているのでしょうか。
外務省のHPには被害者を17人(内5人は帰国済み)、としていますが
北朝鮮に対し、認定の有無にかかわらず全ての拉致被害者を一刻も早く帰国させるように、強く求めている。
とも言っています。
しかし、荒木さんは北朝鮮はいい加減で管理も杜撰だから拉致した人を把握していないと言っていますし、
日本政府も拉致被害者全員のリストを持っていません。
ですから全被害者を一括帰国など、夢のまた夢です。
閉鎖的な北朝鮮から全ての被害者を取り戻す為には国の解放、自由化しかありません。
もしくは1人でも2人でも、取り戻していくしかないのかと思います。
道のりは遠いですが、それでも少しずつでも取り戻して欲しい、
それが次のステップに繋がるなら、そして前進するなら、何かきっかけを作って欲しいです。