百条委の奥谷謙一委員長は会合終了後、記者団に「報告書はまとまった。軽微な修正を踏まえて4日の百条委で採決する」と述べた。

最終報告書案によると、告発文書に記載された7項目の疑惑のうちパワハラなど5項目について「(百条委で)一定の事実が確認された」と明記。斎藤氏に対し文書問題に端を発した兵庫県の混乱と分断を一刻も早く解消すべく県民に説明責任を果たすよう求めた。

告発者の特定を急いだ斎藤氏の初動対応については、「作成者の特定を行う前に文書の内容を調査すべきであった」と指摘。公益通報者保護法の指針には、不利益な取り扱いなどが行われた場合に「救済・回復措置など適切な措置をとる」と定められており、「(県は)規定に基づいた措置を行う必要がある」とした。

斎藤氏の職員に対するパワハラは、「おおむね事実」とする当初の案を維持。斎藤氏の強い叱責は職員の心理的負担や組織の閉塞(へいそく)感につながったとし、「組織のトップの言動としては極めて不適切」と指摘した。一方、パワハラの認定については、「パワハラ行為と言っても過言ではない不適切なものだった」との文言にとどめた。

贈答品受領は、PR目的ではなく、「(斎藤氏が)個人として消費していたと捉えられても仕方がない行為もあったと言わざるを得ない」と指摘。県は昨年12月、改善策を発表したが、「接待対応についてのルールの明確化も図るべきだ」との提言を盛り込んだ。

令和5年11月に実施されたプロ野球阪神・オリックスの優勝パレードの経費を巡る不正疑惑では、パレード後の入金に「不自然な点も見受けられる」と指摘。背任容疑の告発状が兵庫県警に受理されており「捜査当局の対応を待ちたい」とした。

春のライン「梅うぐいす」

斎藤兵庫県知事を巡る告発文書問題。

いよいよ大詰めです。

本日3日には百条委員会が調査報告書案に合意し、

明日4日の採決、そして5日には2月定例本会議に提出するとの事です。

告発文署7項目の内、5項目は事実が認められたようです。

※以下は途中経過での見立てで、最終的には⑦は事実だったと結論付けられるようです。

途中経過がその都度発表され、事実か否かは曖昧な感じでしたが、ここにきて事実だったとの事。

最終的に斎藤知事への告発文書はほぼ事実だったと認められたのです。

ただ残りの2項目は何で、そしてその結果はどうなのか不明ですが、

阪神優勝パレードの資金集めと補助金については警察の対応を待つようです。

これは刑事事件に発展する可能性もあり、百条委員会での調査には無理があり、

成り行き次第では知事の身分もどうなるか不透明になってきます。

 

知事はどう出るか、議会はどう出るか、そして斎藤支持の県議たちはどう出るかです。

今更、再度の知事選はないと思いたいです。

これ以上の混乱は真っ平ごめんです。

立花氏らによって兵庫県が無茶苦茶にされるのは止めて欲しいですし、

知事は謝罪すべきは謝罪し、これで終わりにしてもらいたいのです。

 

ここで斎藤知事を応援してきた立花氏を中心にNHK党関係者やジャーナリストたちはどう出るかです。

このまま百条委員会の結論に納得する筈もないでしょう。

Xを中心に奥谷委員長らへの風当たりが強くなる可能性もあり、兵庫県の混乱はまだまだ続くのかと思うと正直うんざりです。

 

そもそもこの問題は告発文書が事実か否かです。

そして斎藤知事が自分の仲間を重用した事への不満があったのは事実です。

斎藤派と反斎藤派。

お互いいがみ合い、勢力争いの様な形になっていた県庁内だったと想像します。

それは告発者である西播磨県民局長の2月の局長としてのコラムからも、

そして告発文書の最後の文言からも想像できます。

 

何の為に立花氏は知事選に出馬し、2馬力選挙を実行したのかです。

維新の会の県議による告発者の私的文書の漏洩も関係あります。

そもそも告発文と告発者の素行とは関係ありません。

告発文が事実か否かだけです。

つまり告発者の素行とは関係ないのに、斎藤派の県議や県職員から立花氏への連携で

私的な部分が揶揄され、ディスられ、人格否定をして告発文は嘘八百だと印象操作したのです。

この事実を無視しないで貰いたいです。

もっと是々非々で考えるべきです。

それを国会議員やジャーナリストまでレッテル貼りに加担したのは残念であり、抗議したいぐらいです。

また斎藤知事はもっと謙虚になり、

告発者の私的情報の漏洩者である牛タンクラブの県職員の処分をして、県政を前に進めてもらいたいです。

これが本当の意味の出直しになるでしょう。

悔い改める、斎藤知事はこの言葉を忘れないで貰いたいです。

春のライン「クローバー」

 

※ここから追記です。(3月6日記

昨日の百条委員会の報告が議会で承認されました。

かなり知事に配慮したのか、遠回しな表現だった印象です。

ところがそれが仇になったのか、知事は反省どころか責任転嫁に近い言い訳で、

これで県政は大丈夫なのか、本当に斎藤氏に任せられるのかと不安になりました。

何度も拙ブログで述べている様に、告発文書の内容が嘘かどうかです。

知事が記者会見の場で文書は「嘘八百」と非難しましたが、百条委員会は嘘ではなかったとの報告です。

※時系列⇩

パワハラもおねだりも全くなかったとは言えないとの報告でしたが、

知事であるのなら真摯に受け止め、反省しそして謝罪し県政を前に進めるべきです。

謝ったら負け、謝ったら損する、そんな気持ちが見え隠れします。

つまり斎藤氏は個人として損得勘定で物事を考える傾向があります。

知事であるなら、知事の自覚を持ち謙虚さを忘れず、県庁や県議会の分断を収める努力をすべきです。

告発文が嘘か誠かを検証する事に、告発者の個人的な素行は関係ありません。

斎藤氏支持の県民、ジャーナリスト、国会議員はそれがわかっていない事が問題です。

殊更告発者のPC内のわいせつ情報を非難する事はこの問題の本質を見誤っています。

わいせつ情報は真偽不明です。

告発者は反論したくても、もう反論できない事を分かっていません。

ですから告発者を非難する人たちは卑怯であり、死者に対する冒涜であり名誉棄損です。

そこまで告発者の告発した動機を知りたいのなら、告発者の過去の局長としてのコメントを読むべきです。

人には二面性があります。

PC内の、それも告発者が触れないで欲しいと強い要請をしていた内容を曝すなら、

西播磨県民局長として、県庁内が分断された事を嘆いていた事を知って欲しいですし、

斎藤知事こそ告発者の人柄、そして知事へのメッセージを素直に受け止め、非を認め、

これ以上兵庫県が分断されない様に知事として努力をしてもらいたいです。

 

※参考:元県民局長が告発文を作成していた頃のコメント ⇩

退職前月の告発者のメッセージは次の通りです。(現在、西播磨県民局のHPからは削除済み)

兵庫県/令和6年2月 県民局長メッセージ(西播磨県民局長 渡瀬康英)

抜粋しました⇩

これからの兵庫県は、志ある次世代の若者達に選ばれ続けることが出来るでしょうか。職員達が働いていたいと思う組織であり続けられるでしょうか。いわゆるビジネス書系では、山口周さんの書籍をわりと読んでいます。著書「劣化するオッサン社会の処方箋」という本の中には、“組織は必然的に劣化する”という仮説を人間行動学、組織論、歴史的事実などから論理的に説明しようとされています。組織の劣化はひとえに権力者の取り巻きの劣化が原因である。自分より優秀な者を讒言により権力者から遠ざけ、真実に蓋をし、判断を誤らせるその組織はどんどんと腐敗し落ちぶれていく。そんな論調です。歪な人事は組織を蝕んでいきます。そして、一握りの者たちが自らの栄達と保身に明け暮れ、気がつけば、権力者の周囲には二流、三流のイエスマンが主流を占めている状況に。権力者は好き嫌いで人を評価します。既に一部の者だけが居心地よい組織になってしまっていたとしたら末期ガンと同じです。余命はあと何年でしょうか。そして、そのような組織の腐敗・内部崩壊も外部にはなかなか伝わりにくく、不祥事、事件の発生といった出来事でようやく世間の知るところとなるのです。

 

○上に立つものの矜持

手柄は譲り、責任は取る

仕事に厳しく、人に優しく

好き嫌いで人を選別するな

人を育てる視点を失うな

信用しない人は信用されない

任せたら、待つ

過去の自分と部下を比較するな

来る者拒まず、去る者追わず(頼られたら応え、軽視されても怒るな)

 

また3月にマスコミ各社、県議、国会議員、県警に送った告発文には次の言葉で締めくくっています。

告発文書は次の言葉で締めくくっています。

00 【HP記者用】議事順序(第3回)060719⑤ 5/38

※ この内容についは適宜、議会関係者、警察、マスコミ等へも提供しています。 
しかし、関係者の名誉を毀損することが目的ではありませんので取扱いにはご配
慮願います。兵庫県が少しでも良くなるように各自のご判断で活用いただければ
ありがたいです。よろしくお願いします。

 

公用PCを私的使用は批判されるべきですが、

告発者の告発した動機を調べるには上記の公的な文章に注目すべきです。

私的文書を曝す事は告発文書が嘘八百か検証する事にはなりません。

告発文書が嘘八百なのか検証する事が重要です。

 

ですから私的情報に注目するよりも上記公的な文章を読む事が重要ですし、

それが知事に何が足らなかったのか考え、

知事は自分への進言だと受け止めてもっと謙虚になってもらいたいです。