捜査関係者によると、長男は約30年前の中学2年の時から家庭内暴力をふるっていた。5月下旬に実家に戻ってから再び、両親への暴力を繰り返すようになった。仕事はせず、家にひきこもって長時間、インターネットをしていたという。

 事件前には、自宅に隣接する小学校の運動会の音がうるさいと騒ぎ出し、熊沢容疑者と口論になっていた。熊沢容疑者はその直後、自宅にあった包丁で長男を刺したとされる。長男は搬送先の病院で死亡した。

 調べに対し、熊沢容疑者は長男を刺したことを認め、動機については「周囲に迷惑をかけられないと思った」と供述。川崎市の殺傷事件の報道を見て、長男も事件を起こすおそれがあると危惧したと話しているという。

 自宅からは「殺すしかない」と記された書き置きが見つかり、練馬署は、熊沢容疑者が家庭内暴力によって精神的に追い詰められていたとみている。

 練馬署は3日、容疑を殺人に切り替えて熊沢容疑者を東京地検に送検するとともに、司法解剖を行い、死因を調べる。

********************************************************************************

何の罪もない男性と女子児童が突然殺傷された川崎市の通り魔事件。

20人もの人達を殺傷し、その後犯人は自殺しました。

この事について

「死にたいならひとりで死ぬべき」との意見が多いです。

私もそう思います。

立川志らくさんがテレビでそう発言したところ批判する人もいるそうです。

 

かつて光市母子殺害事件で「犯人には犯人の事情がある」と発言した議員もいましたが

この意見に通じるものがあるのではないでしょうか。

そりゃあ、それなりに理由があるでしょう。

だからと言って殺人を弁護できるものではありません。

人の命を奪ったのです。

それにより罪もない人の人生が強制的に閉じられたのです。

 

妙に罪人にやさしい社会になったものです。

テレビでは何度も藤田孝典氏というNPO理事の人がコメントしていますが、

どうも的外れな気がしてなりません。

 ※気分が悪くなるブログをツイートするってどうなのって気もしますが。。。



片や川崎事件を見て、自分の息子も小学生を殺害するのではないのかと危惧して犯行に及んだ元事務次官。

どちらも殺人事件ですが、元事務次官に同情できます。

 

岩崎容疑者と元事務次官の息子。

どちらも無職です。

就職難で無職なのか、社会に適応できなかったのか、

プライドが高過ぎて思うような仕事に就けなかったのか。。。。。

非正規雇用と正規雇用。

正社員とアルバイトや契約社員。

 

集団や社会に適応できない人たち。

疎外感、無気力。。。。

 

この様な悲惨な事件を食い止める為にはどうすればいいのかよくわかりません。

家庭教育が悪かったのか、学校教育が悪かったのか、両方なのか。。。。

難しいです。

 

人生のどこかで歯車が狂ったのでしょうが、だからと言って人の所為にするのは甘えだと思いますし

「死にたいならひとりで死ぬべき」の発言を非難するのは間違っていると思います。