横田めぐみさん(拉致当時13)の母早紀江さん(82)は「北朝鮮が(米朝会談に向け)自ら動き出したのは今までと違う。今回のチャンスを逃さないようにして、『よかったね』と再会を喜び合える動きがくることを確信している」と話した。めぐみさんへの思いを聞かれると、「13年間しかあの子の姿を見たことがない。健康だったこと、明るかったこと、歌を歌っていたことを思い出す。とにかく健康で、忍耐強く、希望を持って待っていてほしい」と語った。

 家族と一緒に面会した救う会の西岡力会長によると、安倍首相からは決議文の要請内容に対する直接的な言及はなかったという。会見で家族らからは、「北朝鮮にだまされないように」という警戒感が示された一方で、日朝首脳会談への進展を期待する声も聞かれた。(清水大輔)

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北朝鮮の急な動きに驚くと共に、拉致問題解決の最後のチャンス、

今が一番期待できると、思っています。

多くの国民も拉致被害のご家族も大いに期待していると思います。

そして今を逃したらこのチャンスはもう来ないのではと危機感も持っているかもわかりません。

 

長過ぎます。

かれこれ40年。

被害者も還暦前後。

多くの被害者は日本より北朝鮮の生活の方が長いでしょう。

私たちは何やかやと言っても、生活に不自由なく暮らしています。

食べ物もあります。

冬は暖房器具があり、夏はエアコンがあり、テレビも自由に見られ、

密告されることを怖れ、ビクビク暮らす必要もありません。

 

しかし拉致被害者の方々の多くには自由がなく、

冷暖房も満足でなく、食べ物も質素なものかもしれません。

一部の方は特権階級で贅沢な暮らしをしているかもしれませんが、

それでも親兄弟にも会えなく、故郷の景色も見られないのです。

 

国として、国民が拉致され、そして取り返せない事を恥じるべきです。

では、なぜこうも多くの国民が拉致され、半世紀近くも自由を奪われているのでしょう。

勿論、国民、特に政治家が本気を出していなかったのが原因かもわかりません。

しかし、それ以上に日本の法律が抜け穴だらけで、国民の命を守れる法律ではないからです。

法律というより憲法自体が理想主義過ぎて現状にそぐわないからでしょう。

自由に工作員が活動でき、工作員に協力者がいて、拉致されても救出に行ける術もなく、

また自衛隊を軍隊と認めず、宝の持ち腐れ状態の日本ですから、

北朝鮮も日本を舐め切り、交渉しても何かと理屈をつけ、嘯き、

今まで何度日本は騙された事でしょう。

 

また日本側も国民を救出しようと本気で考えず、他人事に思っていました。

アントニオ猪木や有田芳生らは何度も訪朝していますが、彼らは何をしたのでしょう。

拉致被害者を取り戻そうと、本気を出して訪朝しましたか。

 

拉致被害者もご家族も年を重ね過ぎました。

これ以上待てません。

ご家族も勿論の事、拉致された方々が日本の社会に馴染んでもらうには時間が足りません。

夏までに、遅くとも今年中に拉致被害者を取り戻して欲しいです。

 

アメリカに頼るのは不本意だと思います。

しかし軍事力ではアメリカに頼るしかありません。

軍事力を後ろ盾にしなければ、日本など舐められるだけです。

そして都合よく経済援助を求め、被害者を小出しにしてくるでしょう。

 

野党達は支持率挽回の為、安倍首相は拉致被害者を利用する気だろう、と言っています。

しかし、そう言うあなた達は拉致問題に真剣に取り組んできましたか、と問いたいです。

平和平和と言っても、憲法9条が大事だと言っても、拉致被害者を取り戻せないではありませんか。

憲法改正反対を叫ぶのは自由ですが、国会議員なら国民の命を守る為に日本国憲法は十分なのかどうか、

本当に改正しなくても十分なのかを問いたいです。

現に多くの日本国民が独裁国家、監視や密告の恐怖政治の国に拉致されている現実を

もっと真剣に考えるべきだと思います。